ダノングッド(Danon Good)とは、2012年4月23日生まれの日本の競走馬である。栗毛の牡馬。
主な勝ち鞍
2020年:トレノ賞(高知重賞)
2021年:園田FCスプリント(重賞II)、ゴールド争覇(SPI)、笠松グランプリ(SPI)
2022年:ゴールドスプリント(佐賀重賞)、だるま夕日賞(高知重賞)、園田FCスプリント、トレノ賞
2023年:ゴールドスプリント
父Elusive Quality、母*マイグッドネス、母父Storm Catという血統。
父Elusive Quality(イルーシヴクオリティ)はGI未勝利だがGⅢで芝マイルの世界レコードを出し、種牡馬として北米リーディングサイアーを獲得するなど活躍した。代表産駒にRaven's Pass(レイヴンズパス)など。
母*マイグッドネスは6戦1勝の米国馬で、その母CaressingがGI馬であるほか、2014年生まれの半弟West CoastがGIを2勝している。ダノングッドは持込馬であるが、外国産馬で半兄のダノンレジェンド、内国産馬で半弟のダノンキングリーがそれぞれGI級を勝利している。
母父Storm Cat(ストームキャット)はGI1勝ながら北米リーディングサイアーともなった大種牡馬。
栗東の村山明厩舎に入厩し、1月のダート1800mの3歳新馬に出走。鞍上の小崎綾也曰く、まだ幼い感じで勝負ができる位置でのレース運びができなかったとのことで、最後方からの競馬で7番人気5着。
同月の3歳未勝利では7番人気ながら、番手から後退しそこから更に差し返すという競馬で半馬身差の2着。
3月の3歳未勝利では2番人気に支持され、番手につけての競馬で4分の3馬身差付けて初勝利。
4月の3歳500万下では岩田康誠鞍上で4番人気に支持され、レースでは番手につけての競馬でゴール前までしぶとく伸びたが、最後に甘くなったとのことで4着。
太宰啓介を鞍上に迎えた5月の3歳500万下では3番人気に支持され、番手につけての競馬でハナ差の勝利。
6月には蛯名正義を鞍上にユニコーンステークス(GⅢ)に出走したが、11番人気で最下位16着に終わった。
ジャパンダートダービーにも登録したが除外され、次走は10月の3歳以上1000万下となった。太宰鞍上で8番人気となったが12着。
同月の3歳以上1000万下には松山弘平鞍上で出走。5番人気となると、逃げて1番人気のトップディーヴォに3馬身半差付けての快勝となった。
続いて12月には1600万下のフェアウェルステークスに出走したが、松若風馬鞍上で8番人気となり、逃げて結果は13着に終わった。
4歳初戦は1月の1600万下、雅ステークス。岩田鞍上で7番人気となったが、ここも逃げてサージェントバッジとクビ差の2着に健闘。
3月の1600万下である上総ステークスでは、4番人気で逃げたが、結果は1番人気の白毛馬ブチコが勝利する中で6着。
5月の1600万下である高瀬川ステークスに出走。ここまでユニコーンステークスを除いてダート1800m以上で使われてきたが、ここはダート1400mと距離短縮となった。福永祐一を鞍上に5番人気に支持されると、砂を被らない方が良いということで番手につけ、サウススターマンに1馬身差以上付けて勝利。
降級制度によって6月には再び1600万下である安芸ステークスに出走。初の1番人気となったレースでは、福永騎手曰くテンに速い馬がいたので揉まれないように気をつけたとのことで、5番手からのレースで直線では少しもたつきながらもサウススターマンに今度はアタマ差で勝利。
7月はマーキュリーカップにも登録していたがプロキオンステークス(GⅢ)に出走。丸田恭介を鞍上に7番人気に支持されて番手に付けたが後退し結果は6着。
サマーチャンピオンにも登録していたが次に出走したのは12月のカペラステークス(GⅢ)。7番人気で後方からの競馬となって結果は12着。
同月には2016ファイナルステークスに出走してアンドレア・アッゼニ騎手を鞍上に迎えたが、6番人気で番手につけて13着に終わった。
5歳初戦となる2月の大和ステークスは小崎鞍上で9番人気14着。3月の夢見月ステークスは福永が鞍上となり7番人気6着。4月のコーラルステークスは8番人気7着。
同月には初の交流重賞となる東京スプリント(JpnⅢ)に出走。5番人気に支持されると、好ダッシュからハナに立ちかけたが勝ち馬のキタサンサジンに先手を奪われる形で久しぶりに番手につけ、結果は4着。
6月には大沼ステークスに出走。小崎鞍上で久しぶりに1700mと距離を延長したこともあってか11番人気となったが、レースでは勝ち馬テイエムジンソクに4馬身差付けられたものの逃げて2着と健闘した。
11月には丸田鞍上で福島民友カップに出走して5番人気に支持されたが、番手につけての競馬で8着。
12月のベテルギウスステークスは松山弘平鞍上で9番人気となり、逃げて7着。
4月のダート1200mの京葉ステークスでは田辺裕信が鞍上となり、9番人気となった。前に行く予定であったが久々の1200mであったことから後ろからになり、最終的に直線で外から想像以上の脚を伸ばして上がり最速を出し、1番人気ベストマッチョに1馬身差以上を付けての勝利となった。
5月には欅ステークスに出走し、8番人気に支持されると後方からの競馬で5着。
7月には川田将雅鞍上でプロキオンステークス(GⅢ)に出走。7番人気で臨んだレースでは後方から上がり最速を出したが8着。川田騎手曰く性格の難しさが出たレースであったという。
10月にはグリーンチャンネルカップに北村宏司鞍上で出走して12番人気となり、後方からの競馬で7着。
11月には霜月ステークスに田辺鞍上で出走して9番人気10着。
チャンピオンズカップにも登録したが除外され、12月はカペラS(GⅢ)に出走。田中勝春鞍上で12番人気となり、後方からの競馬で7着。
7歳初戦となる2月のバレンタインステークスでは北村宏司鞍上で7番人気に支持され、道中は上手く運べたとのことだが競り合いの後に僅かに先頭に立っていたゴール寸前でサングラスに捕らえられ、ハナ差で2着。
福永鞍上で臨んだ3月のポラリスステークスは5番人気に支持されて先行したが8着。荻野極鞍上で臨んだ4月のオアシスステークスは12番人気に支持されて先行したがここも8着。
7月にはプロキオンステークス(GⅢ)に13番人気で出走したが、鞍上の鮫島克駿曰く控える競馬をとったものの似た脚質の馬が多くレースが難しかったとのことで11着。
同月にJRAの競走馬登録を抹消して大井競馬に移籍し、宗形竹見厩舎に入厩。
9月にはオーバルスプリント(JpnⅢ)に出走したが吉原寛人鞍上で7番人気で8着。
続いて10月に重賞のマイルグランプリに7番人気で出走したが、番手につけたものの途中で後退して14着。
11月の黄葉賞は赤岡修次を鞍上に7番人気で臨み、後方からの競馬で上がり最速を出して3着。
12月にはカペラステークス(GⅢ)に地方馬として出走。矢野貴之を鞍上に単勝256.3倍の16番人気となり、結果は11着。
8歳初戦として臨んだ1月の’20ウインタースプリントでは真島大輔を鞍上に6番人気で6着。3月の隅田川オープンは本橋孝太鞍上で9番人気となり、最後方からの競馬で14着。
真島鞍上で4月の東京スプリント(JpnⅢ)に出走し、後方からの競馬で11番人気12着。
ここで高知競馬の別府真司厩舎に移籍。馬主も志士十二組合[1]となった。
移籍初戦となる5月のA-2に赤岡鞍上で出走すると、単勝1.9倍の1番人気になりここは好スタートから上がり最速を出して6馬身差で快勝。
続いて園田競馬の重賞でダート820mの園田FCスプリントに出走。 吉原を鞍上に2番人気に支持され、後方からの競馬で上がり最速を出したが1番人気で逃げたエイシンエンジョイにクビ差の2着。
7月に高知の重賞であるトレノ賞に出走すると、西川敏弘鞍上で単勝1.6倍の1番人気に支持され、早め先頭から上がり最速で後続を突き放し、2着スペルマロンに5馬身差を付けての重賞勝利となった。
8月の重賞の建依別賞は単勝1.1倍の圧倒的1番人気に支持されたが、外からしぶとく詰め寄ったもののスリラーインマニラにアタマ差で敗れて2着。
9月の重賞の珊瑚冠賞も単勝1.9倍の1番人気に支持されたが、スペルマロンに4馬身差で敗れて2着。
10月にはアドミラブル賞に出走予定であったがこれは取消となった。
9歳初戦は3月の大島全集中で聞け特別に出走したが別府真衣鞍上で4番人気となり後方での競馬でそのまま7着。同月のA-2も5番人気10着。4月のA-2は畑中信司鞍上で4番人気3着となった。5月の重賞の福永洋一記念は西川鞍上で5番人気に支持されて6着。同月のシュヴァルグラン賞も畑中鞍上で6番人気3着。
6月には再び園田の重賞である園田FCスプリントに出走し、6番人気となったが上がり最速を出して6馬身差の圧勝。
7月には船橋競馬の重賞である習志野きらっとスプリントに本橋鞍上で出走したが、ここは6番人気9着。
8月は再び重賞の建依別賞に出走し、以降主戦となる多田羅誠を鞍上に5番人気に支持されたが、内をついて伸びたものの スペルマロンに1馬身半差付けられて2着。
続いて9月には園田の重賞である園田チャレンジカップに3番人気で出走したが、追い込んできたコウエイアンカに4分の3馬身差付けられ2着。
10月には名古屋競馬の重賞であるゴールド争覇に出走。2番人気に支持されて番手につけると、早め先頭から押し切り上がり最速を出しトーセンレビューに3馬身差付けて勝利。
11月には笠松競馬の重賞である笠松グランプリに出走。2番人気に支持されて3番手でレースを進め、コパノフィーリングを直線で交わして2馬身差をつけて勝利。
10歳初戦は1月、佐賀競馬の新設重賞であるゴールドスプリントに1番人気で出走。出遅れたが、直線で逃げたロトヴィグラスを上がり最速を出して差し切ると4馬身差付けて勝利した。
同月には重賞の黒潮スプリンターズカップに出走してイグナイターに次ぐ2番人気に支持されたが、逃げたもののイグナイターからは7馬身半差離れ、2着のイダペガサスにも半馬身差付けられての3着となった。
2月の重賞であるだるま夕日賞は1番人気に支持され、3番手から早め先頭でサンライズナイトに4馬身差付けて勝利。
3月には黒船賞(JpnⅢ)に出走。単勝56.2倍の6番人気であったが、上がり最速を出して、イグナイターから1馬身、ヘリオスからクビ差の3着と健闘した。
4月には名古屋の重賞である東海桜花賞に出走して1番人気に支持されたが、ここは6着に終わった。
5月には重賞の福永洋一記念に出走したがここは馬に疲れがあったのかということで2番人気4着。
6月の3度目となる園田の重賞の園田FCスプリントへの出走では、砂を被って少し嫌がる面を見せたものの1番人気に応え、3番手から上がり最速で突き抜けダノンジャスティスに5馬身差付けての連覇。
7月の重賞のトレノ賞では2番人気に支持されると、好位のインに控えて1番人気ブラックランナーを上がり最速で差し切って勝利。
8月の重賞の建依別賞には1番人気で出走したが、アメージングランに1馬身差付けられて2着。
9月の園田の重賞の園田チャレンジカップに2番人気で出走したが、逃げたダノンジャスティスに1馬身半差付けられて2着。
10月には名古屋の重賞のゴールド争覇に1番人気で出走したが、番手につけた ベストマッチョから半馬身差の2着。
11月には笠松の重賞の笠松グランプリに出走して1番人気に支持されたが、5着に終わった。
11歳初戦は佐賀の重賞のゴールドスプリント。3番人気に支持されると、番手につけて追い比べを制しマックスに半馬身差付けて連覇した。
休養明けの6月には4度目となる園田の重賞の園田FCスプリントへの出走を果たしたが、畑中信司鞍上で1番人気も10着に終わった。
この1戦を最後に引退。地方重賞9勝や中央オープンでの勝利を含み、72戦16勝 [16-12-5-39]。中央と地方を合わせた賞金総額は2億円を超えた。
良血もあってか鹿児島県の新保牧場で種牡馬入りし、2024年には11頭の種付けを集めた。
ダノンレジェンドが産駒の好調もあって同年に249頭もの種付けを集めたということもあってか、ゴールデンバローズの種牡馬入りを実現させた生産者などの働きかけがあったようで、2025年からは主にプライベート種牡馬を繋養する北海道の白馬牧場に移動し、受胎確認後50万円の条件で種付けを行うこととなった。30頭前後の種付けが見込まれるとのことである。
余談であるが、同年にはダノングッドの半弟でダノンキングリーと同じディープインパクト産駒であるミッキーマインドも種牡馬入りしている。
Elusive Quality 1993 鹿毛 |
Gone West 1984 鹿毛 |
Mr. Prospector | Raise a Native |
Gold Digger | |||
Secrettame | Secretariat | ||
Tamerett | |||
Touch of Greatness 1986 鹿毛 |
Hero's Honor | Northern Dancer | |
Glowing Tribute | |||
Ivory Wand | Sir Ivor | ||
Natashka | |||
*マイグッドネス 2005 黒鹿毛 FNo.9-f |
Storm Cat 1983 黒鹿毛 |
Storm Bird | Northern Dancer |
South Ocean | |||
Terlingua | Secretariat | ||
Crimson Saint | |||
Caressing 1998 黒鹿毛 |
Honour and Glory | Relaunch | |
Fair to All | |||
Lovin Touch | Majestic Prince | ||
Forest Princess |
クロス: Northern Dancer 4×4(6.25%)、Secretariat 4×4(12.50%)、Raise a Native 4×5(9.38%)
掲示板
2 ななしのよっしん
2025/02/19(水) 07:11:11 ID: HocFn2QJ1W
なんで今更こいつの記事できたの
なお種付け料は北河最高額でマカヒキさんやロゴタイプと互角の模様
3 ななしのよっしん
2025/02/19(水) 11:20:09 ID: 0eE/tULa6e
ヨーグルトの商品名みたい
4 ななしのよっしん
2025/02/19(水) 15:40:19 ID: Iv2FrVBBA1
>>2
自分も最初同じこと思ったけど、(本文にもある通り)最近ダノンレジェンドの種牡馬としての活躍が目立ってて、それに引っ張られて北海道に栄転?したからじゃないかなぁ
ダノンキングリーやレジェンドの記事掲示板でもちょいちょい話題にあがってたから、その流れで立てた人がいても納得は出来るかも
急上昇ワード改
最終更新:2025/03/26(水) 00:00
最終更新:2025/03/26(水) 00:00
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