ダレル・メイとは (ダレルメイとは) [単語記事]

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ダレル・メイ（Darrell Kevin May）とは、アメリカ合衆国出身の元プロ野球選手である。

概要

OB
ダレル・メイ Darrell May
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	カリフォルニア州
生年月日	1972年 6月13日
身長体重	188 cm 77kg
選手情報
投球･打撃	左投左打
守備位置	投手
プロ入り	1992年
引退	2006年
経歴
選手歴サクラメント市立大学アトランタ・ブレーブス(1995年) ピッツバーグ・パイレーツ(1996年) カリフォルニア・エンゼルスアナハイム・エンゼルス(1996年-1997年) 阪神タイガース(1998年-1999年) 読売ジャイアンツ(2000年-2001年) カンザスシティ・ロイヤルズ(2002年-2004年) サンディエゴ・パドレス(2005年) ニューヨーク・ヤンキース(2005年)
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1972年 6月13日生まれ。アメリカ合衆国カリフォルニア州サンバーナディーノ郡出身。

1992年のMLBドラフトにて、46巡目でアトランタ・ブレーブスから指名され、契約。

1997年にブレーブスからメジャーデビューを果たす。同年は2試合に登板している。1996年、ピッツバーグ・パイレーツへ移籍した後、同年シーズン途中にカリフォルニア・エンゼルスへ移籍し、マイナーリーグはでノーヒットノーランを記録している。1997年には29試合に登板して2勝を挙げている。

1998年、開幕直前に阪神タイガースに入団。

阪神初年度の1998年、時差ボケや環境の違いに戸惑い一軍合流は遅れたが、左腕の故障が相次ぎ5月下旬に一軍に合流。先発ローテーションに定着すると、シーズン通して安定感を発揮。チームは暗黒時代真っ只中出会ったことから勝ち星は伸ばせず、21試合に先発して4勝9敗と負け越したが、防御率は3.47と好成績を残している。

1999年、左のエース格として期待され、まずまずの成績を残していたが、7月の読売ジャイアンツ戦で審判の判定に抗議し、突き飛ばした事から2週間の謹慎処分が下された。この謹慎期間中、グアム旅行に行っていたことが発覚し、野村克也監督から注意を受けると、これに反論して確執が生じた。更に阪神の番記者に対し、「私は監督に敬意を払っているが、私には払っていない。勝てば自分の手柄、負ければ選手の責任にする監督だ」と綴った文書を配布。この行為により確執が表面化し、球団より罰金1200万円と無期限謹慎処分を言い渡され帰国、そのまま自由契約となった。同年は6勝7敗、防御率4.25という成績であった。

1999年 12月、左腕投手を求めていた読売ジャイアンツに入団。

2000年、先発ローテーションの軸として工藤公康・高橋尚成らとともに活躍。12勝7敗、防御率2.95という成績を残し、チームのセ・リーグ制覇に貢献。日本シリーズでも1勝を挙げて日本一にも貢献した。

2001年、前年に続いて先発ローテーションの一角として登板を重ね、10勝8敗、防御率4.13という成績を記録。シーズンオフにメジャー復帰の意志を球団に告げ退団。12月にカンザスシティ・ロイヤルズと契約。

ロイヤルズでは先発ローテーションの一角として起用され、2003年には10勝8敗、防御率3.77とチームの勝ち頭として活躍。ただ、翌2004年はアメリカン・リーグ最多敗戦となる19敗を記録。

2005年、サンディエゴ・パドレスへ移籍し、シーズン途中にニューヨーク・ヤンキースへ移籍。

2006年、シンシナティ・レッズ傘下のマイナーチームでプレーしたが、メジャー昇格はできず、同年限りで現役を引退している。

引退後は大学野球のコーチとして活動していたという。

プレースタイル・人物

140km/h台の直球と、打者から逃げるような軌道の変化球を用いて凡打の山を築いた左腕。投球テンポの良さも特徴であった。

安定感のある投球内容でチームを支えた一方で、前述の監督批判や故意に危険球を投じるなど、問題行動の多さも目立った。

阪神退団のきっかけとなった野村監督に対する批判文は、一般的には『批判ビラをばらまいた』とされているが、実際のところは自らばらまいたわけではなく、番記者に文書を渡したところ、その様子を見ていた別の記者たちが『ワンモアプリーズ！』と欲しがったため、欲しがった記者たちにコピーしたものを渡した、というのが真相である。