ダークシンカリオンとは、テレビアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオンZ』及びタカラトミーから発売されているロボット玩具シリーズに登場するロボットである。
その禍々しい姿は、見たものを闇の深淵へと誘うという謎の多い新幹線「闇の新幹線」が変形したシンカリオン。新たな敵としてシンカリオンの前に立ちはだかるテオティの切り札というべき機体であり、その戦闘力はシンカリオン各機を圧倒するほど高い。前作のブラックシンカリオンと同様に実在する新幹線をモデルとしないオリジナルのシンカリオンZであり、当初はアブトが見る夢の中で登場していたが、実際に運転士は新多シンたちの仲間であったはずの碓氷アブトが務めている。
新幹線モードの闇の新幹線は、5両編成となっており、1両目と5両目が変形してダークシンカリオン本体となる。さらに、2両目から4両目の各車両は馬型の支援ロボット「ダークホース」に変形。背中に搭載された「ダークウィング」を展開することによって大空を滑空することができる。また、地上戦においてはダークホースにまたがり(ライドオン)、騎馬状態となることで機動力にも優れている。
武器は、黄金の三つ又の槍である「シャダンスピア」。これを振りかざし、シンカリオンに襲い掛かる。左腕には漆黒の盾である「テンジョウシールド」を装備しており、相手の攻撃を跳ね除ける防御性能を持っている。加えて、運転士であるアブトの持つ高い身体能力を生かした格闘戦も得意としている。必殺技として、胸部から粒子ビームを繰り出す「ダークグランクロス」を放つことができる。
Z合体をする前のシンカリオンZでは、到底歯が立たない程の強さがあり、さらに運転士が仲間であるアブトであることが判明したことで登場時はシンたちに大きな衝撃を与えた。
開発したのはテオティであり、テオティの想いを未来へと繋ぐ「希望の光」とされている。カンナギによると、ダークシンカリオンに乗れるのはアブトだけらしい。ダークシンカリオンの覚醒には、憎しみや悲しみ、怒りと言う感情に似た「トレンディア」というものが必要とされている。運転士の感情が、ダークシンカリオンの神経中枢と融合した時、巨大な破壊のパワーとなって爆発する。
ダークシンカリオンとダークホースが合体することで人馬一体の形態となる「ケンタウロスモード」にモードチェンジすることができる。ダークホースの頭部が収納され、ダークシンカリオン本体の脚がダークホースの前脚に取りつき、テンジョウシールドが尻尾部分に合体。ダークシンカリオンの上半身がダークホースと合体することで完成する。
2体が合体することで機動力、戦闘能力がアップ、大地を疾風の如く駆け巡る。ダークウイングが後脚部分に装備されたことで空を飛ぶこともできる。また、後脚部分に装備された「ダークブラスター」によって遠距離攻撃も可能。戦闘状況に応じてシャダンスピアとダークブラスターを使いこなすことができる。
ちなみに、このモードチェンジがダークシンカリオンのZ合体にカウントされているようである。
ダークシンカリオンが5両合変形することでデビルモードにモードチェンジ。本体を構成する部品は余剰なく全て使用され、ダークシンカリオンとダークホースが完全に合体した状態となるため、これまでの形態と比べてサイズ、重量ともに大幅にアップし、他のシンカリオンと比べて一回り大きな機体となる。その異様な形相と驚異のパワーは禍々しさをさらに増しており、悪魔そのものである。
武器は強大な火力武器である「デビルキャノン」。E5ヤマノテのホームドアシールドを吹き飛ばす威力を持つ。後頭部にも二丁の銃である「デビルトルネード」を装備。さらに胸部からはダークグランクロスがさらにパワーアップした「デビルグランクロス」が放たれる。この強力な火力を持った必殺技によって全てを焼き尽くす。
このデビルモードは非常に危険なものとされており、運転士の心を奪う事で、恐るべき悪魔へと覚醒し、もし、そうなってしまえば、心を取り戻す事は出来なくなる・・・。
アニメでは、セツラをヴァルトムに拉致された怒りからアブトの心がダークシンカリオンに取り込まれるようになり、シンたちがセツラを保護した写真を送られたことでシンたちがセツラを拉致したと誤解し、とうとうトレランティアの力に完全に囚われ、シンカリオンへの激しい敵意を向けたことでついにデビルモードへと変形。シンカリオンチームが束になっても寄せ付けない圧倒的な強さを見せつける。東京駅ではシンカリオンZ E5ドクターイエロー、ユゴスピアではシンカリオンZ E5ヤマノテと激しい戦いを繰り広げる。
ユゴスピアでの決戦でシンと再び分かり合ったことによってトレランティアの力から解放され、正気を取り戻したアブトと共に大宮支部へと異動し、チームシンカリオンの一員として仲間と共に戦うことを決意したアブトの想いに呼応する形で変化。人間と同じように一人で抱え込むのではなく、他人と繋がり分かち合うことによって漆黒だった姿は光り輝く白銀のボディへと変わり、真の姿を現した。
新幹線モードも同様に光り輝く姿の「白銀の新幹線」に変わり、武器だったシャダンスピアも超スピードで宙を駆け抜け、強力な剣技で敵を圧倒する「アブソリュートソード」へと変化。また、背中にウイングが搭載されているため、以前のようにケンタウロスモードにならなくても飛行する機能を有している。
必殺技のダークグンランクロスも青白い粒子ビームを放つ「アブソリュートグランクロス」に変化。
アニメでは登場しなかったが、玩具版では馬型支援ロボット「アブソリュートユニコーン」が存在しており、合体することで「ナイトモード」に変形。ナイトモードはアブソリュートの最終形態と位置づけられており、使用武器の「ユニコーンスピア」で雷を吸収して解き放つ「ナイトグランクロス」が使用可能。
ダークシンカリオンアブソリュートをベースとした「ダブルZ合体」。アブソリュートの機体の右腕にHC85ヒダ、左腕に323オオサカカンジョウ、両脚に261ホクトと複数のザイライナーが合体。
宇宙で再会した父・トコナミ(ザガン)から教えられた情報をアブトが持ち帰り、最終話でZギアの「シンカリゲッター」で閉塞解除された特別なZコードを使用し、日本中のエネルギーを鉄脈を通してシンカリオンZに届けることで合体が可能となった。究極のZ合体形態であり、シンカリオンダブルZ E5と共に復活したアラバキを倒すための最終兵器となる。運転士はアブトだが、安城ナガラ、嵐山ギンガ、月野メーテルも搭乗している。
武器は右腕にヒダハイブリットナギナタ、左腕にホクトカンテラガトリングを装備。必殺技は「ダブルZグランクロス」。
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最終更新:2024/04/26(金) 01:00
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