ダーラ提督(Admiral Daala)は、「スター・ウォーズ」サーガの登場人物である。
レジェンズ作品群の登場人物。
ダーラは銀河帝国の軍人であり、帝国軍史上最初の女性提督であった。本来無名であり実際の活動期間も短く間歇的ではあったものの、皇帝死後のインペリアル・レムナント(残存帝国軍)のなかでも、執拗で怒りに燃えるもっとも有能な司令官のひとりとして敵手に知られた。彼女の攻撃は常に敗北に終わっているにもかかわらず、新共和国は彼女の新たな復仇戦を長く恐れつづけたのである。
たてがみのような赤毛とエメラルドの瞳、タフで筋肉質な長身の体躯を持つ美貌の女性士官だったダーラは、活動期間こそ短いながら、ギラッド・ペレオンとならぶ後期残存帝国軍の主要な指導者のひとりである。しかし、ダーラの経歴には権力志向と政治的色彩が濃くあらわれており、あくまで軍人として銀河帝国と帝国軍の存続に全精力を傾けたペレオンと比較すると対照的なものとなった。
なお、フルネームはナタシ・ダーラ(Natasi Daala)であるが、初出以来長くすべての作品においてダーラ、あるいはダーラ提督とのみ表記されており、その名が明らかにされたのはきわめて遅かった(当該作は未邦訳。邦訳では『スター・ウォーズ:ミレニアム・ファルコン』がフルネーム初出)。このため、当記事の記事名にはより知られている「ダーラ提督」を採用している。
第二次銀河内戦期を中心に邦訳されていないもの、設定以外の記述がないものに関してはWookieepediaなどを参考に補完した。また、固有名詞・用語類の表記は邦訳書籍に準ずるが、第二次銀河内戦期などの固有名詞の中には既存邦訳作品に登場しないものも多くあるため、初出時に原語の綴りを付記してある。
惑星イルメヌ(Irmenu)の名家に生まれた人間の女性であるダーラは、幼い頃に実家が没落したため、帝国政府のニュー・オーダー保護委員会(COMPNOR)傘下の孤児院で育てられた。彼女はライジーアス・ヴォーンという男に出会い恋に落ちたが、惑星カリダの帝国アカデミーで軍人になることを志したため彼と別れざるをえなかった。彼女がアカデミーに入学したのは3BBYのことだった。
カリダの帝国アカデミーに入学したダーラの成績は常にトップクラスだったが、女性への偏見が強い帝国軍で、彼女が受けるべき相応の評価を受けるのは困難だった。そこで彼女は偽名でコンピューター・ネットワーク上の模擬戦に参加し、最高の敵を何度も打ち破ってみせた。彼女が生み出した画期的な戦略は、帝国艦隊じゅうに配られるほどのものだった。
やがてグランド・モフ・ウィルハフ・ターキンが謎の天才的戦略家に興味を持ち、その正体を調べさせた。その正体が食料補給係に追いやられていた女性伍長であると知ったターキンは、面目を失ったカリダのお偉方から昇進と引き換えに辺境送りにされそうになったダーラを拾い上げ、自らのスタッフに抜擢する。すぐれた戦術家にして野心家という共通点を持つ、有能で老獪なグランド・モフと若く美しい優秀な女性軍人は、やがて年齢差を越えた恋愛関係へと発展した。
そしてついに、ダーラはターキンから提督の地位を与えられた。銀河帝国史上初の女性提督である。
提督昇進といっても、皇帝を始めとする帝国の女性への偏見は激しく、秘密裏の昇進だった。ダーラ提督の存在を隠そうとしたターキンは、彼女をモー・ブラックホール星団の中に隠された超兵器研究施設、モー秘密研究所の護衛艦隊司令官という極秘任務を与えた。この研究所は、デス・スターやワールド・デヴァステーターといった兵器が開発された最重要施設だった。
ダーラは旗艦<ゴルゴン>をはじめ、<マンティコア>、<バシリスク>、<ヒドラ>という4隻のインペリアル・スター・デストロイヤーを与えられ、ターキンから指示の無いかぎり外部との通信を秘し、けして研究所を離れないよう厳重な命令を受けた。ターキンはときおりダーラを呼び出しており、ヤヴィンの戦いの直前が最後になった。この時ダーラは、惑星デスペイヤー上空で完成しつつあったデス・スターへの反乱軍の攻撃に遭って頭部に重傷を負い、短期的な記憶を喪失する事件に巻き込まれている。
モー星団に戻った彼女はターキンからの連絡を待ったが、10年以上にわたり新たな連絡が届くことはなかった。それでも彼女はターキンの最後の命令をひたすら遵守し、研究所を守り、部下を鍛えつづけた。そしてついに外部から情報がもたらされた時、もはや彼女が知る銀河帝国は存在しなかったのである。
11ABY、まったくの偶然から一隻のシャトルがモー星団の奥地に迷い込んだ。ダーラが捕らえたそのシャトルに乗っていたのは、鉱山惑星ケッセルを辛くも逃れたハン・ソロとキップ・デュロンであり、ダーラはハンの口からターキンの死と帝国の崩壊を知ることとなる。皇帝は7年前にエンドアに死し、帝国は四分五裂し、スローン大提督や復活した皇帝の反撃もとっくに無為に終わっていた。むろんターキンは、11年もまえにヤヴィン星系の塵と成り果てていた。
銀河の現状を知った彼女は、モー秘密研究所を離れ、12年間鍛えつづけた艦隊を反乱軍――「新共和国」を僭称していた――との戦いに投じるべき時が来たのだと判断した。直後、拘束を逃れたキップ・デュロンに盗まれた超兵器サン・クラッシャーがスター・デストロイヤー<ヒドラ>を吹き飛ばしたが、大切な部下の悲惨な死は、彼女の復讐心を駆り立てはしても戦意を鎮めはしなかった。
この時点で、ダーラの持つ戦力は、3隻のスター・デストロイヤーとその搭載する宇宙戦闘機・地上部隊だけだった。惑星のひとつは滅ぼすことができる艦隊だったが、「反乱軍」の艦隊に比べればまったく不十分だった。そこでダーラは、ゲリラ的攻撃によって新共和国と戦うこととした。
モー星団を出た小艦隊は、まず近隣の航路で輸送船を襲撃し、さらに<ヒドラ>の仇討ちとしてダントゥインの入植地を焼き滅ぼした。そして偶然届いた偵察ドロイドからの情報をもとに、造船所惑星モン・カラマリを攻撃する。モン・カラマリで、ダーラは2隻のスター・デストロイヤーに海上都市を陽動攻撃させ、探知網のない月の裏側に隠した<マンティコア>で手薄になった造船所を破壊する戦術をとる。これはターキンの得意戦法だった。
だが、モン・カラマリには新共和国最高の戦術家であるギアル・アクバー提督がいた。今なお帝国を強力に支持するカリダのファーガン大使の陰謀により、偶然故郷モン・カラマリに謹慎していた彼は、かつてターキンの奴隷だった経験から、その戦術を知悉していた。彼によってダーラの術策は見抜かれ、<マンティコア>は建造中のモン・カラマリ・スター・クルーザーの体当たりによって破壊される。しかも直後に大規模な新共和国艦隊が駆けつけたため、ダーラは艦隊に撤退を命じざるをえなかった。
ダーラはモン・カラマリの海上都市の多くを瓦礫に変え、壊滅的な打撃を与えた。しかし目的の造船所を破壊することは叶わず、またもスター・デストロイヤーを失ったことを考えれば、攻撃は失敗だった。
撤退先の星雲コルドロン・ネビュラで、悔恨とともに復讐心を燃え立たせたダーラは、最終的にコルサントの襲撃という結論に達する。先だってのアクバーの攻撃を参考に、<ゴルゴン>の援護のもと志願者だけを載せた<バシリスク>をコルサント地表の人口密集地域に突入させ、自爆させるのだ。銀河の首都惑星は凄まじい衝撃に襲われ、またたくまに灰燼と化すだろう。
準備を終えまさにコルサントに向けジャンプしようという時、ジェダイ見習いとなったが暗黒面に堕ちたキップ・デュロンの操るサン・クラッシャーが現れる。サン・クラッシャーはその名の通り恒星を超新星爆発させる兵器であり、彼は帝国への復讐にコルドロン・ネビュラの恒星を破壊しようとしていた。サン・クラッシャーを捕えようと試みたダーラも、星々に生じた異常に気づいてすぐさま反転脱出を命じたが、2隻のスター・デストロイヤーは青色超巨星の爆発に呑みこまれた。
だが、彼女は生き延びた。<バシリスク>は間に合わなかったが、<ゴルゴン>は航路計算もせぬまま間一髪でハイパースペースにジャンプし、奇跡的に生還したのである。傷だらけの<ゴルゴン>で、ダーラは自分の取り返しのつかない過ちを悟る。研究所防衛の任務を忘れ、反乱軍に戦いを挑むべきではなかったのだ。それでもなお自分と<ゴルゴン>が生き延びているのは、任務を果たせという宿命だろう。モー星団に引き返し、最初の、本来の、ターキンに託された使命だけは、なんとしてもやり遂げねばならない。
不安定なブラックホール星団を抜けたダーラが見たのは、モー秘密研究所を取り巻く新共和国の小艦隊だった。彼女は新共和国艦隊と戦いつつ研究所から貴重なバックアップ・データをことごとくダウンロードさせ、さらに機密を守るため研究所にも猛攻を加えた。研究所に突進する<ゴルゴン>からの砲撃によって動力炉が吹き飛ばされた研究所は、巨大な光の塊となって消滅し、後には何も残されていなかった。
新共和国はダーラの戦死を確信したが、彼女は最後の瞬間、爆発で新共和国軍のセンサーが不能になった隙に全速力でブラックホール群のはざまへと<ゴルゴン>を突入させ、戦域を脱出していた。満身創痍の姿でディープ・コアに残る帝国領へ向かう<ゴルゴン>の艦橋で、彼女は復仇を誓った。
ディープ・コアで、傷だらけの<ゴルゴン>は解体された。身を寄せた先、軍閥を率いて相争う帝国の大将軍(ウォーロード)たちによって、艦も部下もばらばらにされ、取り上げられてしまったのである。
それからというもの、ダーラは右腕たる元<ゴルゴン>艦長クレイタス中佐とともに、新共和国の勢力が及ばない――というよりはほとんど放置された――ディープ・コアで、勢力は分裂しきり、自尊心は肥大化しきった大将軍たちのあいだをめぐり、帝国軍の糾合を説いてまわっていた。
ダーラがブリッツァー・ハースク上位大将軍の要塞を訪れていたとき、ハースクの宿敵トルーテン・テラドク高位提督の指揮下にある高機動部隊クリムゾン・コマンドが要塞を襲撃した。クリムゾン・コマンドはクレイタスが見学していたハースクの旗艦<ショックウエーブ>をまたたくまに撃沈して逃げおおせ、面目を潰されて怒り狂ったハースクは即時の報復を指揮するようダーラに要求する。
長年の忠実な右腕に無為な死をもたらした大将軍たちへの燃え上がる怒りを胸に、彼女はハースクの要求通りスター・デストロイヤー<ファイアストーム>からテラドクへの奇襲報復を指揮することに同意した。やがて艦隊がテラドクの要塞に迫ると、彼女はハースクが督戦する僚艦<ワールウインド>を自らイオン砲で無力化し、<ファイアストーム>の自爆装置を起動させてハースクを自らの人質としてのけた。
わたしは帝国に仕えている。昔からずっと帝国に仕えてきた。 [1]
われわれが戦うべき相手は反乱軍である。
貴重な労力や兵器をこれ以上無駄に費やすことは、もはや我慢できない。 [2]
彼女は通信でその場の全兵員に訴えた。銀河帝国の未来、反乱軍への勝利のためには、もはや内輪で揉めている場合ではない、と。そして彼女の訴えに応えて、自爆寸前の<ファイアストーム>を訪れた者がいた。テラドク麾下でクリムゾン・コマンドの指揮官を務める帝国軍人にしてかつてのスローン大提督の忠実なる艦長、ギラッド・ペレオン中将である。
対面したふたりの見解は一致した。ペレオンがそれぞれに軍閥を率いる13人の大将軍をひとつの宇宙ステーションに集め、帝国軍の統一指揮について討議する場が持たれた。だが、この期に及んでただわめきあうばかりで統一指揮の主導権争いすら成立しない彼らに対し、もはやダーラが期待するところはなにもなかった。彼女は会議室に致死性ガスを送り込むと、自ら帝国艦隊の最高司令官となった。
死した大将軍たちの総戦力は、補助艦艇と宇宙戦闘機が無数、ヴィクトリー級スター・デストロイヤーが112隻、インペリアル級スター・デストロイヤーが42隻。そしてサンダー・デルヴァードス大将軍が作り上げたエグゼキューター級スーパー・スター・デストロイヤー<ナイト・ハンマー>からなった。ダーラはそれらをすべて、自らの指揮権のもとに収めたのである。
まったくおそるべき大兵力だった!さらに彼女は、自らの帝国軍を大きく刷新していった。皇帝以来の人間至上主義と男性至上主義を廃し、非人間種族と女性という新たな風を帝国軍に取り入れ、腐敗しきった内部組織を立て直した。再統一された帝国軍は、久方ぶりに活発に戦いに備えはじめた。
ダーラの第一目標は、新共和国の理想の象徴であるジェダイを滅ぼすため、その本拠があるヤヴィン4を攻撃することだった。ダーラの拠点にキップ・デュロンとドースク81というふたりのジェダイが潜入していたことが判明すると、新共和国が察知しないうちにと攻勢はさらに早められた。
ダーラは艦隊をいくつかに分けた。ヴィクトリー級スター・デストロイヤーの大部隊には、陽動として銀河の各地をヒット・アンド・アウェイで襲撃するよう命じた。ペレオンにはインペリアル級スター・デストロイヤー17隻を委ね、ヤヴィン4を攻撃させた。そして彼女自身はNight Hammer(夜のハンマー)からKnight Hammer(騎士のハンマー)へと書き換えさせた<ナイト・ハンマー>を旗艦とし、ジェダイ騎士団を叩き潰すべくペレオンの後を追った。
ヴィクトリー級による奇襲作戦は完璧に行われ、多くの惑星が甚大な損害を受けた。中でもドースク81の故郷コムは報復として壊滅的打撃を受け、最重要のクローン施設(コムに住むコマイトは1000年にわたりクローニングで子孫を残してきた種族だった)まで破壊された。ペレオンによるルーク・スカイウォーカー不在のヤヴィン4への攻撃も順調に進んだが、ジェダイの弟子たちが共同で送り出したフォース・プッシュによって、艦隊まるごとヤヴィン星系の端まで押しやられてしまった。
かくして、ダーラが着いたときヤヴィンに味方は居なかった。しかしスーパー・スター・デストロイヤーの戦闘力は圧倒的であり、帝国軍は駆けつけたアクバー提督の新共和国艦隊をほぼ撃滅する。いま一歩でアクバーへの復仇が果たせなかったのは、艦に潜入したジェダイ・ナイト、カリスタ・ミングの破壊工作によって<ナイト・ハンマー>のエンジンが破壊され、ガス巨星ヤヴィンの重力に引き込まれてしまったからだった。さらに新共和国の大々的な増援が到着し、帝国軍はまたも完膚なき敗北を喫する。
新共和国はダーラは<ナイト・ハンマー>とともに戦死したものと判断したが、彼女は脱出ポッドでまたも生き延びていた。ポッドを回収したペレオンは、彼女のリーダーシップによる帝国軍の再建に期待していたが、ダーラはその場で辞職と全帝国軍への指揮権の引き渡しを宣言した。
多くの大切な兵士たちに命令を下す資格は、わたしにはもうない。こんなに何度も敗北を喫した人間に、命を捧げてくれ、忠誠を誓ってくれとは言えないわ [3]
あと一歩で自身と帝国軍の名誉を回復しようというところで失敗し、またも完敗を喫した身には、もはや多くの忠実な兵士たちを指揮する資格などないと考えたのである。後事はペレオンにゆだねられた。ダーラは銀河のあちこちで権力欲にとりつかれたモフや大将軍たちが続ける、愚かしく終わりの見えない権力争いに絶望し、引退することを決めた。
帝国軍を退いたダーラは、同様に愛想を尽かせたもと帝国軍人を中心とする植民者たちのリーダーとして、辺境の中立宙域メリディアン・セクターにある開拓惑星ペデューシス・コリオスを目指した。
しかし、メリディアン・セクターには特殊な鉱物資源を埋蔵する惑星ナム・コリオスが存在しており、隣接するアンティメリディアン・セクターを支配する帝国のモフ、トル・ゲタリーズに狙われていた。ゲタリーズはデス・シードと呼ばれる死の疫病をメリディアン・セクター全域に蔓延させ、その隙に艦隊を派遣して併合しようとしていたのである。植民先に生じた事態を知った彼女は、自分たちの投資と落ち着いた生活を守るため、仇敵たる新共和国を助ける結果になってでも、モフ・ゲタリーズと戦うことを決意した。
ナム・コリオスから帝国艦隊を追い払ったのち、ダーラはちょうど同地を訪れていた新共和国レイア・オーガナ・ソロ元首との会談に臨む。しかしその場で、彼女は思いがけない相手と再会する。かつての恋人ライジーアス・ヴォーンが、ナム・コリオスで働いていたのである。約15年の時間をへだてて再び出会ったふたりは古いよりを戻し、しばらくペデューシス・コリオスで暮らした。
その後、ダーラはふたたびディープ・コアへと帰る。彼女から帝国軍を引き継いだペレオンはすでに自身の兵力とともにアウター・リムに移っていたが、フォガ・ブリルやジェマヌエル・テシスといった者たちはディープ・コアに残っていた。ダーラは大した戦力をもたなかった彼ら大将軍の後継者たちをまとめ、またしてもひとつの反新共和国勢力を作り上げた。やがて17ABYには、新共和国でのブラック・フリート危機の影響で、帝国軍ブラック・ソード部隊に所属した多少の戦力をも手に入れている。
ペレオンの帝国軍は16ABY以降アダマーを中心に攻勢に出ており、ダーラと大将軍たちも呼応して新共和国を攻撃した。しかし弱体で不統一な大将軍たちは、新共和国の反撃の前にたやすく敗れ去る。ダーラもガーム・ベル・イブリス将軍率いる新共和国艦隊と交戦し、2隻のインターディクター・フリゲートが生み出す重力井戸に捕らえられかけたが、彼女はフリゲートのいっぽうに自らの乗艦<スキュラ(Scylla)>を突っ込ませて破壊し、そのまま無計算のハイパースペース・ジャンプを決行して消えた。
以後、ダーラの消息は絶えて聞かれず、さしものダーラもこの無謀な脱出によって今度こそ戦死したように思われた。しかし過去の経歴をかんがみれば、<ゴルゴン>も<ナイト・ハンマー>も、彼女の墓場にはならなかった。新共和国情報部は生死不明のダーラを潜在的な脅威とみなしつづけ、その後も長くダーラが再び挙兵するのではないかと警戒しつづけた。そしてもちろん、ダーラは生きていた。
新共和国情報部の判断は正しかったが、その後長くダーラが新共和国に関わることはなかった。彼女はかつての拠点モー星団に隠れ、かつて秘密研究所を破壊する直前に手に入れた研究資料をもとにした特殊兵器を備える旧式艦部隊、モー不正規艦隊(Maw Irregular Fleet)を結成した。ユージャン・ヴォング戦争(25-29ABY)で生じた混乱の収拾にも関与していたようだが、その詳細は伝えられていない。
35ABYには、帝国を統治するモフ評議会の陰謀によって暗殺されかけ、片目とライジーアスを失った。
消えたダーラがふたたび世に現れるのは41ABYのことで、新共和国はユージャン・ヴォング戦争を経て銀河連合自由同盟(銀河同盟)に再編され、生き延びた銀河帝国は独立国家のままその一員となっていた。そしてその銀河同盟も、いまや分裂の危機にあった。ひそかにシスに転向したジェダイ、ジェイセン・ソロが銀河同盟防衛軍最高司令官チャ・ナイアサル(Cha Niathal)と組んでクーデターを起こし、彼らに反発する星系がジェダイ・オーダーと連携して銀河同盟に造反、第二次銀河内戦が発生していたのである。
この状況下で、ダーラはペレオンから接触を受けた。ジェイセンから帝国に領土割譲と引き換えの同盟の提案があり、ペレオンはモフ評議会の圧力でジェイセンたち銀河同盟軍の同盟者となっていた。しかし彼は銀河同盟を私しつつあるジェイセンを信用できず、いざというときの支援を求めたのだ。ダーラはペレオンへの支援を承諾し、マンダロリアン・スーパーコマンドーを率いるボバ・フェットにも連絡をとる。
帝国艦隊をふくむ銀河同盟艦隊が侵攻した造船所惑星フォンドアで、ジェイセンが降伏した惑星へのさらなる攻撃を命じたことで、ペレオンとナイアサルはついにジェイセンの排除を決意した。しかし直後、ペレオンはジェイセン配下のジェダイに殺害されてしまう。ペレオンに反対するモフたちは帝国艦隊に引き続きジェイセンへの協力を命令するが、そこにモー不正規艦隊が現れ、ジェイセンの艦隊を攻撃する。
ダーラの旗艦は、かつてのペレオンの乗艦<キメラ>。モー秘密研究所で開発された超兵器メタル結晶板位相変調波照射装置(MCPS)を搭載していた。ジェイセン麾下の銀河同盟艦隊はこの特殊兵器に対応できず、撤退を余儀なくされる。帝国艦隊はペレオン最後の命令にしたがってナイアサルの指揮下に入り、ペレオンの旗艦<ブラッドフィン>にこもるモフたちもダーラが送り込んだマンダロリアンに殺害された。
モー不正規艦隊は銀河同盟軍の造反者やジェダイ・オーダー、帝国軍、ヘイピーズ・コンソーティアムなど有志からなるジェイセンに対する抵抗組織、ジェダイ連合(Jedi Coalition)に加盟し、ジェイセンが支配する銀河同盟に対する戦いに参加する。第二次ローシュの戦いではネク・ブウァトゥ提督の指揮する銀河同盟艦隊の前に敗北を喫したが、別の場所でジェダイがついにジェイセンを倒したことで、ダーラたちは第二次銀河内戦に勝利した。
造反者たちは銀河同盟に再加盟し、銀河は統一を取り戻した。ペレオン亡き後の帝国は、ジャグド・フェル(帝国軍の伝説的な戦闘機乗りバロン・スーンティア・フェルの息子でユージャン・ヴォング戦争の英雄)が引き継ぎ、国家元首となった。そして戦いの中で名声と信望を集めたダーラは、防衛軍、ジェダイ、モフ評議会の支持のもと、銀河同盟の国家元首に指名されることとなる。
ダーラはついに銀河全体と統治する国家組織の指導者となった。彼女は平和の維持を宣言した。とはいえ、かつてダーラの攻撃にさらされたモン・カラマリのように、彼女の就任に反発した惑星もあった。
銀河同盟の指導者としてのダーラは、銀河全体における治安と秩序の維持をかかげた。内戦で荒廃した銀河同盟防衛軍を再建し、治安部隊として銀河同盟公安部を設置し、さらにエリート公安機関としてマンダロリアンを大々的に導入する。彼女が率いる政府は悪名高きハットの犯罪シンジケートが支配するハット・スペースにいたるまでくまなく監視し、不法行為や公共秩序の阻害行為を取り締まった。このためダーラ政権期前半のあいだ、銀河は平和に保たれた。
しかしダーラは、本来銀河の平和を守る役割を持つジェダイに対しては強い不信感を抱いており、グランド・マスターであるルーク・スカイウォーカーを逮捕させ、銀河同盟とジェダイ・オーダーから追放する。さらにジェダイを暴走させるフォース精神病(超古代のフォース実体アベロス(Aberoth)の仕業だった)の広がりが問題になると、ダーラはマンダロリアンにジェダイ・テンプルを攻撃させるに至った。こうした事件を通して、しだいに彼女の統治は権威主義的傾向を見せはじめる。
44ABYごろ、銀河各所のいまだ奴隷制が残る惑星で、解放を求める反乱のムーブメントが生じはじめた。この事態に対してもダーラは秩序の維持を優先させ、マンダロリアンを送って鎮圧を命じたが、ジェダイは自由を求める奴隷側を支援した。これは実際には帝国による銀河同盟の統合を企む両国の陰謀者たちが煽った事態でもあったが、ダーラはジェダイそのものが反乱を引き起こしているのではないかと疑ってジェダイ・オーダーとの対立を激化させ、猜疑心をより深めていった。
やがて、反乱が起きた惑星ブラウドゥ・セクストゥス(Blaudu Sextus)でマンダロリアンが虐殺事件を起こし、コルサントではフリゲートが突然爆沈する事件が生じる。このテロはクラトゥイニアンの反乱者の行為に偽装された陰謀者たちの仕業だったが、ダーラは反乱者たちの根絶を命じた。
ここに至って、ジェダイ・オーダーの主流派は、武力によってダーラを強引に政権から除いてでも、これ以上の抑圧的な統治を阻止せねばならないと決断した。また並行して、一部の銀河同盟元老院議員や帝国のモフからなる陰謀者たちも、統一のさまたげとなるダーラの排除を計画していた。
グランド・マスターを代行するサーバ・セバタイン率いるジェダイたちは、ダーラの執務室に突入した。ダーラはクーデターを察知して護衛とともに執務室を逃れていたが、護衛官そのものが陰謀者一味の指揮下にあり、先行されたことを知った彼らがジェダイのクーデターに協力することとしたため、まもなく捕らえられた。ダーラの政権は崩壊し、銀河同盟には暫定政権として三頭政治体制が樹立された。
退陣させられたダーラはアーマンド・アイサード刑務所に勾留されたが、ボバ・フェットの助けによって脱出し、帝国へと逃れた。彼女は自分を引きずり下ろした者たちへの復讐のため、帝国の支配権を得ることを望み、帝国のモフたちを味方につけた。彼らは、長く未知領域のチス・アセンダンシーとともに戦い、ジェダイ連合の支持で帝国の元首となったジャグド・フェルへの忠誠心をほとんど持っていなかった。その中には、あのアンティメリディアン・セクターのモフ・ゲタリーズもいた。
ダーラはゲタリーズからフェルを暗殺したと知らせを受け、政権奪取のためモー不正規艦隊を中心に大規模な反乱部隊を編成する。だがゲタリーズは実際にはフェルに忠誠を誓っており、暗殺は偽報だった。フェルが集めた帝国艦隊は、メリディアン・セクターのエグゾードIIに集結するダーラの艦隊を急襲する。思いがけない攻撃とゲタリーズの裏切りによってダーラは全滅の危機に瀕したが、フェルの旗艦<ギラッド・ペレオン>を破壊したことで持ち直し、戦闘は消耗戦の様相におちいった。
疲弊した両者は、民主選挙によって帝国の国家元首を選出することに決した。ダーラは軍部の圧倒的支持を受けると考えられたが、フェルは自分とは別にかつてユージャン・ヴォング戦争でペレオンの命を救ったヴィター・リージ提督を立候補させて軍部の票を割る策に出る。さらに選挙直前の公開討論会で、ダーラの資金提供のもとでゲタリーズが非倫理的な若返りの生体実験に手を染めていたことがフェルによって公表される。これは彼女自身も預かり知らぬことだったため、大きな衝撃を受けることとなった。
この発表と同時にフェルは立候補辞退とリージ支持を表明し、帝国市民による投票結果はリージの圧倒的勝利に終わった。ダーラはついに、帝国の指導者となる機会すらも逃したのだった。
彼女は帝国軍を愛していた。皇帝のもと、規律と効率に満ちた新秩序、名誉と勇気を尊ぶ艦隊を愛し、その中で手に入る権力に惹かれていた。だからこそ、彼女が知らぬ間に我欲で帝国を四分五裂させた大将軍たちを、くだらぬ権力争いを繰り返す金の亡者とみなしてけして許さず、ときには口をきわめて罵った。
士官としてのダーラは常に強靭で冷然とした指揮官であったが、部下たちはこの珍しい女性提督を強く支持しており、新共和国軍を前に大敗を喫してなお、彼女の忠実な手足でありつづけた。ダーラも信頼する部下たちのことを常に気にかけていたが、慈悲心を“弱み”ととられることをおそれて強く自己を律していたから、そうした感情が表に出ることはごく珍しかった。彼女が弱みや不安を見せるのは、きわめて信頼する相手の前に限られていた。
失態をおかした部下を即時処刑するような過度に残虐なところはなかったが、むしろ命を落とした部下の復讐のため無抵抗の民間人を攻撃する、帝国の力を思い知らせるために居住惑星への攻撃を躊躇なく命じるなど、敵のシンパとみなした相手にはいくらでも残忍かつ破壊的になることができた。
個人としては内省的な傾向があり、自分がスローン大提督のような偉大なリーダーだとは思ってもいなかった。彼女の目的は戦う力のあるかぎり新共和国を攻撃しつづけることだったが、その手段はもっぱら破壊そのものであり、征服にも支配にもさして興味はなかった。しかし戦闘による部下の死には強い責任を感じ、しばしば自分の拙劣な判断が原因だと自罰的になった。ヤヴィン4での敗北後の辞任はその最大の現れである。単なる大敗というだけではなく、自ら主導した復讐戦が、忠実な兵士たちのあまりにも多大な犠牲という結末に終わったことが、なによりも彼女をうちのめしたのだった。
ダーラ自身は、女性に偏見の強い帝国軍内にあって模範的な帝国軍人たらんとしていたが、こうした様々な傾向が、往時の帝国軍の一般的な高位軍人とは結果的に一線を画すものであったことは疑いない。
特筆すべき点として、彼女はフォース感知者そのものに不信感を抱いていた。反ジェダイ主義の傾向は彼女の挙兵が常にジェダイの妨害で失敗に終わったことでことさら強められた。ジェダイであれシスであれ銀河にフォース・ユーザーは無用有害という彼女の考えは、ルークが創始した新ジェダイ・オーダーへの偏見につながり、国家元首としてジェダイと対立する要因となった。
艦隊を率いる彼女は高いカリスマ性を持つ攻撃的な戦術家であり、いかなる敗北からも生き延びて再起を図るしぶとい指揮官だった。軍の運用にも長け、残存帝国軍を結集した際には、これほどの大兵力を運用した経験も帝国軍を政治勢力として指導した経験も一切なかったにもかかわらず、艦隊を効率よく戦力化し行動させている。彼女自身、補佐するペレオンに不安を洩らしはしたが、指揮ぶりに大過はなかった。
しかし一方で、戦略家としてのダーラを高く評価することはいささかならず困難かもしれない。彼女の戦略眼はけして劣ってはいなかったはずだが、もとより個人的な憤怒や反感、帝国への強い忠誠にもとづく自負心、そして「反乱軍」への復讐の念が判断に影響を与えることが少なくなく、とくに戦略レベルにあっては大きな阻害要因となった。彼女の戦争指導はしばしばそうした問題点のために失敗し、最終的には銀河同盟元首として秩序の再建に邁進しながらも失脚する結果をもたらしたといえる。
残存帝国軍においてダーラのゲリラ的攻撃は伝説的な活躍となっていたが、大将軍たちにはさほど感銘を与えなかったようである。また彼女が長く姿を消していた時期には、帝国の再興を望む艦長級の帝国軍人たちのなかにもダーラを誇大妄想気味の愚か者と考える者たちがいた。だが、敵対した新共和国から見れば、彼女はもっとも危険な敵だった。
幾度となく大敗してなお生き延び、ふたたび帝国軍を糾合して起つ恐るべきしぶとさは、新共和国をして彼女ひとりの動向を長く警戒させた。彼女に対する「帝国艦隊の最も有能な司令官の一人、だが狂ったバンサ、あるいはでたらめに撃ってくる銃のように危険で、並々ならぬ能力を持ち、激しい怒りをたたえた女性」という評価が残されている。
しかしやはり、ダーラ最大の功績は、絡まった糸を断ち切るがごとく大将軍たちを滅ぼし残存帝国軍の内戦を終わらせたことだろう。彼女のもと、大将軍たちの影響力を廃して糾合されたディープ・コア一帯の帝国軍残存兵力は、ヤヴィンでの潰滅的大敗を経てもなおダーラ辞任後のペレオンの戦いに大きく寄与した。その戦力とともに将来性のあるアウター・リムに移ったペレオンは、孤立していた中小の帝国系勢力を傘下に収め、最終的にはいち地方国家ながら独立した銀河帝国を後代に残すこととなる。
若きダーラとライジーアス・ヴォーンとのあいだの関係について、さほど多くのことは語られていない。しかしダーラにとって、心を開いてくったくなく話せる数少ない(ひょっとすると唯一の)相手がライジーアスだった。
軍を退いたあとのダーラがナム・コリオスで思いがけなくライジーアスの姿を認めたとき、常に苦々しげな表情で、灰のように燃え尽き疲れ果てた目をしていた彼女の顔が、瞬時にして少女の顔に変貌し夢見る乙女の表情を浮かべたのをその場にいたルーク・スカイウォーカーが認めている。そして彼女は、長い戦いの日々を越えても消えなかった誇り高き少女の声で、懐かしの人に再会を告げたのである。
その後のふたりがどんな生活を送ったかはわからないが、ライジーアスとのあいだには息子が生まれ、やがては孫娘をも授かっている。
ダーラを引き上げた恩人であるウィルハフ・ターキンとは愛人関係にあったが、ただ美しさを気に入っただけ、出世のために利用しただけといった関係ではなく、大きな年齢差にも関わらずふたりは互いに恋に落ち、愛しあっていた。互いにすぐれて野心的な軍人であり、冷厳なターキンは提督の地位を与えるほどダーラの能力を高く評価していたし、ダーラもターキンのことを師として敬慕し、恋人として愛していた。
とはいえ両者とも、ターキンがダーラに愛人関係、悪く言って色仕掛けによって地位を与えたとみなされるのはけして好まなかった。そう放言したある中尉は、与圧服だけで低軌道に放り出され、空気がなくなるか焼け死ぬまでの一日のあいだ見せしめにされたという。
デス・スターにおけるターキンの死を知った後、ダーラは師の能力を買いかぶりすぎていたのだと考えた。しかし内心ではターキンの影響が衰えることはなく、彼女はターキンが教えたとおりの戦闘教義――力でおさえつけるのではなく、恐怖によって支配せよ――にしたがって行動し、その戦術はターキンから学んだそれに忠実で、失敗したときには生前のターキンの怒りを思い起こした。彼女の戦歴を象徴するがごとき「決してあきらめるな」という信念も、かつてターキンから教えられたものだった。
帝国軍の提督としてのダーラをもっとも長く支えた存在は、モー星団で彼女に10年以上仕えつづけた<ゴルゴン>の艦長クレイタス中佐だろう。有能な補佐官でもあった彼は、ダーラの部下という立場を崩すことはなく、彼女の怒りに触れることを恐れてもいた。しかしダーラはときに僅かな不安を彼に洩らし、彼も必要ならばダーラの意に沿わぬ意見も述べる、一種気安い関係を作り上げていたようである。
ダーラはクレイタスについて、自らの理想をよく理解してくれる、頼りになる右腕であるとみなしていたが、小さな戦力で反乱軍との無謀な戦いに挑んだ愚かな上官を事前にいさめられる断固たる強さまでは持ち合わせていなかったことを、なかば自虐混じりに残念がっていた。
EP6以降を描くスピンオフ作品群における「ルークたち主人公チームの敵」には、おおまかに三種類の類型がある。純粋に邪悪な――主にフォースの暗黒面と関係する――存在(エグザ・キューンやジョラース・シボースなど)、権力欲にとりつかれた侵略的な軍事指導者(ズンジ大将軍やニル・スパーなど)、そして皇帝が作り上げた銀河帝国の理想を奉じその秩序の再建を願う帝国軍人たちである。
その点で、ジェダイ・アカデミー三部作における「ハンや新共和国の敵役」として生み出された「ダーラ提督」は第三の類型、つまり先行するスローン三部作で「スローン大提督」や「ペレオン艦長」が作り上げた「かつての帝国の秩序と規律のために戦う敵」というキャラクター性を引き継いだ存在といえる。若くカリスマ的で冷然とした指揮官だがスローンのごとき超人的天才ではなく、ペレオン同様に怒り・不安・後悔といった人間性も垣間見せ、ひたすらにしぶといダーラは、読者が共感できる「敵」でもあった。
そうした傾向は以降の登場作品――ファナティックに帝国の統一と新共和国打倒に尽力し、しかし大敗に打ちのめされる『ダークセーバー』と、理想だった帝国の見る影もない現状に疲れ果て、されどなお熾火のごとき激情を秘めた『黄昏の惑星』――での姿で強められていったといえるだろう。そして彼女は長く姿を消し、旧三部作後スピンオフのオールスター作品ともいうべきニュー・ジェダイ・オーダーシリーズにすら顔を見せないまま、作中年代で25年以上をへだてた再登板を待つことになるのである。
ここで提示する作品は邦訳作品に限る。
一時引退後のディープ・コアでの活動(13ABY~)は具体的な作品にはなっておらず、『全史』などで補完的に記述されたのみの話題である。また、モー不正規艦隊とともに再登場してからのダーラの後半生は、Legacy of the Force九部作の終盤およびつづくFate of the Jedi九部作において描かれているが、いずれも未邦訳である。
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最終更新:2025/01/23(木) 14:00
最終更新:2025/01/23(木) 13:00
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