チョウザメとは、硬骨魚綱チョウザメ目チョウザメ科の魚類の総称、またはそのなかの1種である。漢字で書くと「鱘」。
北半球水域の北回帰線の北側に広く分布する淡水魚、あるいは遡河性の魚。
日本で一般的に「チョウザメ」と呼ばれるものは口は下開きで吻が突き出ており、体型は円錐形に近く、大きい板状の硬鱗を持つ。英名は「sturgeon」。
名前に「ザメ」が付いているが、軟骨魚類に属するサメと違って硬骨魚類に属しており、系統は大きく異なる。
分類群としてはシーラカンスなどと同じく、いわゆる古代魚と言われるものの1つ。
一生を淡水で送る種類と、海洋で生活を送り産卵の時期になると河川を遡上する種類が存在する。
成体の体長は一般的に1.2m前後だが、種によっては7m強まで成長し、体重も1400kgに達することもある。[1]また環境の変化に弱いが長寿で、150年以上生きた個体も存在する。
実は日本にも生息していた。石狩市の郷土史研究には、明治から昭和にかけて、石狩川流域で天然のチョウザメを獲り、市場で売っていたいう記録が残っている。
チョウザメと言えば世界三大珍味のキャビアを連想する人も多いだろう。というかチョウザメそのものよりその卵の方が知名度が高いまであるかもしれない。ニコニコ大百科でも「キャビア」の記事は2010年に建てられている。その希少性から日本でも養殖の対象にされているが、特殊な生態ゆえ現場は四苦八苦しており、収入はあまり安定しないそうだ。
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最終更新:2025/02/07(金) 12:00
最終更新:2025/02/07(金) 11:00
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