チーター(Cheetah、Cheater)とは…
なお、歌手である水前寺清子の愛称は「チータ」であり「チーター」ではない。さらに cheetah の発音も /ˈtʃiːtə/ (チータ)であり厳密には「チーター」ではない。しかし、水前寺清子の愛称は「小さな民ちゃん(※本名が民子)」を略した作詞家の星野哲郎による命名であり、ヒンディー語のチーター(चीता, cītā 「斑模様の獣」、元々はヒョウ(現代語でテーンドゥアー、 तेंदुआ, tenduā)を指した)に由来する cheetah (チータ)とは関係ない。すなわち、水前寺清子はチーターではない(以下無限ループ)。
本項では1.について解説する。
ネコ目ネコ科チーター属(Acinonix jubatus)に分類される食肉類。狭義には南アフリカおよび東アフリカに棲息するアフリカチーター(Southeast African Cheetah, A. j. jubatus (南) / A. j. raineyi (東))を指すが、北アフリカのサハラチーター(Northwest African Ch. / Saharan Ch. , A. j. hecki)やスーダンチーター(Northeast African Ch. / Sudan Ch. , A. j. soemeringi)の他、イランのアジアチーター(Asiatic Ch. / Iranian/Persian Ch. , A. j. venaticus)といった亜種も存在し、かつては黒海東岸~インド全域からアフリカ大陸のほぼ全域にまたがり広く分布していた。
体は灰色から褐色で、黒色の小斑紋が広がっている。頭が身体に比べて小さく、腹がひっこんでいてスマートである。
メスだけで子供を育て、母親は自ら狩った獲物を隠していた子供たちを呼んで食事をさせる。
基本的に単独生活を送る生き物だが、オスは数頭の兄弟で生活をすることもある。
生物の歴史としては比較的最近誕生した動物らしく、そのためか種の勢力としては小規模な分類。過去に1万頭までに数が減ったことがあり、一時期動物園における繁殖が上手くいかなかったことから、遺伝子の多様性が危惧されていたが、どうも繁殖の失敗は遺伝子の多様性とは無関係だったとも言われており、多摩動物公園などで子供が生まれている。
名称のチーターの由来については先述の通り。他にも英語の別称 hunting leopard の直訳である「狩猟豹」という和製漢語の名称もあるが、あまり一般的ではない。中国語での呼称も hunting leopard の直訳である「猎豹/獵豹」(lièbào, 猎/獵は日本の漢字の「猟」に同じ)で、これはリエバオという発音が leopard (レパード)の音訳を兼ねている可能性がある。
ヨーロッパでは cheetah 系よりもイタリア語の gattopardo に由来する名称(仏:guépard(ゲパール), 独:Gepard(ゲパルト), 露:гепард(ギパルト), etc...)が全域で支配的。だがイタリア語ではガットパルドはサーバルやオセロットの類を大まかに指す言葉であり、チーターについては仏語から逆輸入した ghepardo (ゲパルド)を用いるから少々ややこしい。また hunting leopard 系の名称の方が一般的な場合もある(蘭:jachtluipaard(ヤハトラユパールト)など)。
アジア圏唯一の棲息地を含む南コーカサス以南の諸地域では、チーターを指すペルシア語 ywc (ユーズ、「探し求める獣」を意味するため hunting leopard 系名称の亜種といえる)に由来する伝統的な呼称が用いられるが、言語によってはヒョウや猟犬を指す場合もある。
チーターは体重に対する尾の重さの割合が大型野生ネコでは最も大きく、走るときに舵をとる役割を果たしている。
眼の下の黒い模様はティアーズラインと呼ばれ、光の反射を抑える効果により狩りに役立っていると考えられている。
バネのように伸ばし跳躍、ネコ科としては珍しく常時しまうことのできない爪を持ち、それにより小動物とは桁違いな速さ(およそ時速100km以上)で走行し獲物を捕らえる。瞬発力はあるものの、それにより高まる体温を放出し切れないため、長い距離を走ることはできない。まず脳が熱でやられてしまうという。
ライオンなどと異なり、顔(顎)が小さく力がない。よって首の骨を折ったり窒息させることができないので捕らえてからトドメを刺すのに時間がかかる。また、速さに全てを捧げた体の特徴の関係上面と向かっての戦闘能力は非常に低い。そうしている間に他のライオンやハイエナが現れて獲物を横取りされることがよくある。それだけならともかく、これらの動物はチーターの子供を頻繁に殺しにくる。毎日がサバイバル。カワイソス
さらにスピードが命のチーターにとって、野生において足を怪我することは即ち死に繋がるため、無理に戦うことができない。そのため獲物を無抵抗に奪われることもしばしば。恐らく大型の野生ネコの中で唯一人間が素手で戦って勝つ可能性のある動物と言えるだろう。
チーターには稀に体の黒い点模様が繋がったやや帯状に近い斑模様の個体が生まれることがあり、キングチーターと呼ばれている。
発見当初はチーターの亜種か何かではないかと考えられていたが、普通のチーターと遺伝的に大きな差異がある訳ではないない。
キングチーターは劣性遺伝により普通のチーターからも生まれるものであり、普通のチーターも発現していないだけでキングチーターの模様に関する遺伝子は持っている。
ニコニコでない某大百科を含むそこらかしこで突然変異だと紹介されているが、キングチーターは突然変異によるものではない。先祖まで遡れば切っ掛けが突然変異だった可能性はあるが、現在いるチーターがその代で突然変異を起こした訳ではない。
希少な個体のはずなのだが、近年多摩動物公園では割とぼろぼろと生まれている。
余談だが、キングチーターのように劣性遺伝で外見が異なる個体が生まれる例としてベンガルトラの白変種であるホワイトタイガーが挙げられる。こちらも白変種と呼ばれてはいるが別種というわけではないし、突然変異であるアルビノと混同されるし、アルビノを種と勘違いしている人もいるし、アルビノがもはや遺伝的に安定してもはや品種として安定してしまっているウサギ(ジャパニーズホワイト)もいるし非常にややこしいことになっている。
掲示板
60 ななしのよっしん
2021/04/08(木) 09:24:23 ID: vAsLcg1+uR
スピードを追い求めて頭を小さくした結果、咬合力を失い獲物の息の根を止めるのに時間がかかり、その間に獲物をライオンなんかに横取りされてしまう。
走ることに特化するため、爪の出し入れができなくなり鎖骨も失い、ほかのネコ科のように前足を左右に開脚したり抱き着くことができず木登りがほぼできない。そのためヒョウのように獲物を木の上に引き上げて誰にも邪魔されずに悠々と食べるなんてことは絶対無理。
スピードで獲物に対抗しようとした結果、防御力皆無なうえ見た目がキモくなって性質は完全に益虫なのに毛嫌いされてしまうゲジゲジ様を思いだす…でもこういう不器用な進化した生き物好きよ…
61 ななしのよっしん
2021/08/09(月) 21:30:27 ID: g30AHO07Fr
>>57
リアル基準とか言い出したら、巨大化した蜂なんて空も飛べないどころか自重で潰れて死ぬ。
62 ななしのよっしん
2022/08/23(火) 15:22:07 ID: zdQoADzYD+
実際のとこ人間の紙装甲ではチーターの貧弱な牙でも首に噛み付かれたら致命傷なので
チーター有利ではあると思うけど
ただチーター側の装甲も鍛えてる成人男性から一発でも打撃貰ったら骨折の可能性が濃厚なので
人間が勝てる可能性があるのは否定できないのが悲しい
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最終更新:2023/06/03(土) 03:00
最終更新:2023/06/03(土) 03:00
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