ツンデレラとは (ツンデレラとは) [単語記事]

ツンデレラとは、主に以下のものを指す名称である。

大人向けの、架空の童話作品。またはそこから転じて、ツンデレに定評のあるヒロインに冠される称号。
荻野眞弓の4コマ漫画作品。
コモライフの鼻補整用美容器具。
シンデレラの誤表記、及び読み間違い。（最初の「ツ」と「シ」を書き間違えた結果による）

ここでは1.について述べる。

概要

童話のタイトルにも冠されている「シンデレラ」と、萌え要素として広く定着している「ツンデレ」を混成して誕生した言葉とされている。
ツンデレキャラを愛好する人にも同様の呼称が用いられる事もあるが、こちらは「ツンデレラー」と末尾を伸ばして呼ばれる傾向にある。2006年に新語・流行語大賞にノミネートされたのは記憶に新しいと思われる。

ツンデレラという言葉が最初に登場したのは恐らく、1988年に出版された児童小説「ツンデレラゆうかい事件」であろうが、当時はツンデレのブームはおろかツンデレという言葉すら存在しなかった為、「ツンツン+シンデレラ」の造語であると考えられる。
やがてその後、ツンデレという概念が誕生し様々な作品などで見かけるようになると、世界名作劇場のタイトルとしても名高いヒロイン「シンデレラ」になぞらえツンデレと名高いヒロイン（キャラクター）に一部でツンデレラという称号が与えられるようになった。

近年では同様に、ヤンデレに定評のあるヒロインに「ヤンデレラ」という称号を与えられるケースもあるらしい。

恋人になっても、ツンツン姿勢は崩さない。夜の時だけデレてくる。
深夜 24時の魔法が解けると、またツンモードに戻ってしまう。

出典：「空を飛ぶ、3つの方法。」

「処女はお姉さまに恋してる」の場合

PCゲーム「処女はお姉さまに恋してる」が発売された際、初回特典に「ツンデレラ」という絵本が付属されていた事があった。これは作品中に登場するツンデレ系ヒロイン・厳島貴子を主人公に据えた、「シンデレラ」をモチーフにしたパロディ漫画である。イラストレーター・暗黒絵師ことヨダが同作のイラストを担当しており、所謂「おボクさま」仕様の暗黒絵（まんじゅう絵、とも言う）で展開されている。詳細は下記の関連動画を参照。
正式名称は「大きい少年少女世界名作の森 18 ツンデレラ」。

また、上記のゲーム作品を元に製作されたアニメ「乙女はお姉さまに恋してる」では、DVD最終巻（4巻）の映像特典に「大きな少年少女の世界名作の森～ツンデレラ～」という話が収録されている。前述のツンデレラを元にしたアニメであり、11ページ程であったストーリーを大幅に増量し20分前後のアニメへと仕上げられている。
またこちらにもヨダの暗黒絵が見受けられるが、こちらに限らず同アニメのEDなど様々な場所でヨダ絵を見られる。