ティボルトとは、
本項では、1について記述する。また、プレインズウォーカーの概要については、該当記事を参照のこと。
半人間・半小悪魔の男性で、イニストラード出身。生物に対して苦痛を与え、それにどれだけ耐えうるかという実験を“芸術”と見なし、様々な次元を渡り歩いては実験を繰り返している。
元々は普通の人間であり、スカーブ師の見習いだった。しかし自身にスカーブ師としての才能が無いと悟ると、今度はその劣等感を他者への憎しみへと変え、生物がどれだけの痛みに耐えられるかの研究に没頭するようになる。その結果、夜な夜な小悪魔が研究室に集まるほどの邪悪さを得たティボルトだったが、その狂気に満ちた実験は審問官を呼んでしまう。
追い詰められたティボルトは、己が今まで他者に与えた全ての苦痛を受けることにより小悪魔たちと融合。プレインズウォーカーの灯が点いたのはこの時で、次元を渡り歩けるようになったティボルトは他次元へと逃げ去った。
カードとしての登場は、2012年5月に発売された『イニストラード』ブロックのエキスパンション『アヴァシンの帰還』に収録された神話レアである《悪鬼の血脈、ティボルト》が初出。
Tibalt, the Fiend-Blooded / 悪鬼の血脈、ティボルト (赤)(赤)
プレインズウォーカー — ティボルト(Tibalt)
[+1]:カードを1枚引き、その後カードを1枚無作為に選んで捨てる。
[-4]:プレイヤー1人を対象とする。悪鬼の血脈、ティボルトはそのプレイヤーに、そのプレイヤーの手札にあるカードの枚数に等しい点数のダメージを与える。
[-6]:ターン終了時まですべてのクリーチャーのコントロールを得る。それらをアンタップする。それらはターン終了時まで速攻を得る。
2
初の2マナプレインズウォーカー……なのだが、その評価は一様に低い。
その原因となっているのが[+1]能力で、無作為に手札を捨てなければならないという点。デッキのキーカードを引くために使ってもそのキーカードを捨ててしまう可能性があったり、土地を捨ててしまうことで自ら事故を起こしてしまう危険があるなど、非常に大きなリスクを抱えてしまっている。
また、そのリスクを払って忠誠度を上げていっても、使えるのは本体へのダメージ及びクリーチャーのコントロール奪取とイマイチ決め手に欠ける。後者のクリーチャー奪取は数が並んでいる状況なら強力だが、そもそもそんな状態なら忠誠度が6になる前に殴られて消滅がオチであろう。
以上の点から、非常に使いどころの難しいプレインズウォーカーと認知されており、現在ではすっかり「不憫なプレインズウォーカー」の地位を確立してしまった。 一部ではショボルトとも。「ティボルトを使うこと自体がネタ」のような風潮さえあり、《甲鱗のワーム》や《覇者、ジョー・カディーン》などに近い存在になってきていると言える。
とは言え、「墓地に落としても構わないカード」を多数使ってデッキを構成し、ティボルトをルーターとしてデッキに投入している者も少なからず存在する。《信仰無き物あさり》? 知らんがな。他にも「本体のダメージを防ぐ殴られ役(時間稼ぎ)にはなる」とか、「本体火力やコントロール奪取が使えるのは2マナのカードしては強力」などの意見もある。他のプレインズウォーカーにも同じようなことが言えるけど。
そのあまりの弱さに、開発チームの偉い人からも「最悪の出来」[1]、「あんなに弱かったのに意外と人気があった」[2]などと散々な言われようである。
そして2019年、総勢36名ものプレインズウォーカーが収録された『灯争大戦』でアンコモンにて再登場した。
Tibalt, Rakish Instigator / 無頼な扇動者、ティボルト (2)(赤)
伝説のプレインズウォーカー — ティボルト(Tibalt)
対戦相手はライフを得られない。
[-2]:「このクリーチャーが死亡したとき、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。これはそれに1点のダメージを与える。」を持つ赤の1/1のデビル(Devil)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
5
赤の弱点であるライフ回復を阻害する常在型能力と、小悪魔を生成する忠誠度能力をもつ。どちらの能力も優秀で、3マナと軽いこともあり、赤いデッキのサイドボードなどで使われている。
2012年8月30日、「ソリンVSティボルト」なるデュエルデッキが公開。公式サイト→ソリンVSティボルト
この情報に対し、2chのTCG板(MTG最新セットスレ)では、
134 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2012/08/30(木) 13:02:09.09 ID:TAZxbtR+0
146 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2012/08/30(木) 13:05:06.72 ID:8adnlYUh0
148 : [―{}@{}@{}-] 名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2012/08/30(木) 13:06:41.67 ID:zahH3gJZP
213 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2012/08/30(木) 13:53:25.28 ID:sdNAoEs/0
でもイラスト的には
HAHAHA!」
ソリン「(何こいつ…隙だらけだけどもう斬っていいのかな…?)」
みたいに見えるのがなんともw
やられ役にしか見えんw
と言った、現在のティボルトの立ち位置がよくわかる反応が多数見られた。
そして2013年3月15日に「ソリンVSティボルト」が発売。ティボルトデッキは蘇生クリーチャーやフラッシュバック呪文などを多数採用した墓地利用デッキとして組まれており、ティボルトの[+1]能力を活かした構成となっている。
収録カードである《荒廃稲妻》や《怒鳴りつけ》にティボルトがイラストとして描かれている他、もちろんティボルト自身も新イラストで収録。上述の《悪鬼の血脈、ティボルト》の再録であるため、神話レアながら現在非常に入手しやすい値段となっている。ただでさえ誰も使わなかったのにさらに刷ったから値崩れ。
また、ティボルト以外のレアとしては、《地獄乗り》、《溶岩生まれの詩神》、《限界点》、《小悪魔の遊び》、《硫黄の渦》が収録されている。特に《地獄乗り》は普通に優秀なクリーチャーなので、スタンダード用のパーツ取りとして買うのもアリだろう。というか買う人のほとんどがティボルトよりソリンや地獄乗り目当てだけど。
掲示板
199 ななしのよっしん
2023/01/13(金) 11:01:10 ID: JXCJByWnde
完成化しても相変わらず好き勝手ハジけてそう。
組織や国に忠誠を誓うとか権力を握るとかってキャラじゃないし。
200 ななしのよっしん
2023/01/15(日) 13:00:08 ID: ta1IOGeyhv
カルドハイムのパクった戦利品でファイレクシア側に小さい嫌がらせぐらいしそう
201 ななしのよっしん
2023/08/23(水) 19:22:14 ID: JEURhAWlYe
死んだんじゃないの~?
ファイレクシアンからの復活者はまあまあいるけど彼はルーカ共々あれで終わった方が幸せな気がする
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/25(木) 20:00
最終更新:2024/04/25(木) 20:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。