ティーパックマンとは、漫画・アニメ『キン肉マン』に登場するキャラクターである。
人型の身体に目のついた大きなティーカップを頭に付けたフォルム。鼻や口は存在しない。
最大の武器は頭部のティーカップのサイズに合わせた巨大ティーバッグで、これを頭の紅茶の中に浸し重く硬くなったそれを鞭のように相手にたたきつけることを得意技とする。
頭は『ティーカップ』、使用武器は『ティーバッグ』とまぎらわしいが、キャラクター名は『ティーパックマン』が正しい。
第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイトにスリランカ代表として出場。決勝トーナメントの1回戦でウォーズマンと対戦。ティーバッグによるラッシュでウォーズマンを攻め立てるが、空振ったティーバッグの紐がコーナーポストと自身の体に巻き付き身動きが取れなくなったところをスクリュードライバーで胸を貫かれて敗北。試合後、ウォーズマンに首を引きちぎられ、ティーカップの中身の紅茶を飲まれる。
その後は永らく試合描写も無く、背景にたまに描かれるくらいの出番しかない影の薄い超人の一人でしかなかったが…。しかも、キン肉星王位争奪編の前半では超人墓場で浮遊しており死んでいたはずだったが、終盤にはなぜか生きており、正義超人軍団の一員として大阪城へ駆けつけている。作者ですら、どういう扱いだったのか覚えていないレベルだった・・・。
2017年に始まったキン肉マンの新シリーズにおいてまさかの再登場を果たす。新たな敵の軍団「オメガ・ケンタウリの六鎗客」の侵攻に立ち向かったウルフマンを救うべく、カナディアンマン、ベンキマン、カレクックと共に助っ人として参戦。正義超人の主力メンバーがサタンの策略によって身動きが取れない中、自分たちも正義超人であり、超人オリンピックのファイナリストだという誇りを胸に敵の襲撃を阻まんと立ち上がった。
サグラダ・ファミリアに備え付けられた第1リングで六鎗客の一人ヘイルマンと対戦。瞬時に対象を凍らせるヘイルマンのブリザードソードを相手に、巨大ティーバッグを振るうティーパックマンの頭の紅茶は熱く煮えたぎる。
以前はヒョロヒョロだった体は筋肉質なものにビルドアップされ、ウォーズマンにもぎ取られた首も徹底的に鍛えていた。ヘイルマンによって凍らされた滑りやすいリングでも持ち前の平衡感覚を駆使して瞬時に対応。そして、新必殺技「死のティータイム」に捉えることに成功する。しかし、超人強度の低さという弱点を突かれて難なく技から脱出されると形勢は不利に。ヘイルブレスでティーバッグを凍らされ、さらにブリザードハンドで真っ二つに切られたことで無力化され、最後はフリージングボディで体を凍らされ、首を切断されて死亡。凍らされる直前には悔しさからか涙を浮かべていた……。
王位争奪編から5年後を描いた作品「マッスル・リターンズ」(単行本37巻に収録)に、ティーパックマンの意外な将来が描かれている。(王位争奪編から1年半後に始祖編、そこから1ヶ月後が六鎗客編なので、六鎗客編から3年5ヶ月後にあたる)
「第1回超人究極チャンピオンシップ」と題した大会に出場したティーパックマンが、対戦相手は台詞の吹き出しに隠れて不明であるが、一回戦に勝利して二回戦に駒を進めているトーナメント表が描かれているのである。(二回戦の結果は不明で、もし勝っていたとしても次の準決勝でテリーマンに敗れる)
試合の様子こそ描かれていないが、実は彼が勝利した戦いが存在したのだ。
共に六鎗客に立ち向かったカレクックやカナディアンマンが一回戦で敗退している中での勝利であり、未来のティーパックマンのさらなる成長の証と言えるだろう。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/25(木) 17:00
最終更新:2024/04/25(木) 17:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。