テトリス ザ・グランドマスター 単語

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テトリスザグランドマスター

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テトリス ザ・グランドマスターとは、株式会社アリカ製作したマゾヒスト向けテトリスの1作品タイトルおよび関連ゲームの総称である。

概要

元々は『ダウンタウンのごっつええ感じ』で放送されていた単発コーナー芸能ゲーム王への』の対戦種においてテトリス』が採用され、それを視聴していたアリカ社のスタッフが面いと思い、「対戦に特化したテトリスとして企画されたもの。当時は『ダウンタウンごっつええテトリス』というイメージ吉本興業に交渉を行った上でコンシューマー用として制作しようとしていたのだが、番組自体が打ち切りになり開発を一旦中止。

その半年後、後のTGMシリーズプロデューサーとなる三原一郎氏が「アーケードテトリスを作りたい」と思い、「ストイックなテトリス」をコンセプトアーケード用として制作を再開。

ごっつええテトリス用に制作していた対戦要素を融合して完成したのがTGMであると当時のインタビューexitられている。

当時の『テトリスシリーズにはかったスコアではなくタイムを競う」要素や段位機、そして20Gと呼ばれる高速落下プレイが大きな反を呼び、テトリスの新地を開拓した作品となった。
初代TGMのキャッチフレーズ神の領域への挑戦権」の名に相応しく極めようとすると他の作品のテトリスべものにならないほど高難易度であったことから、最高ランクであるグランドマスター(通称GmまたはGM)を取得するために何度も挑戦するプレイヤーが続出し、その結果本作は「『テトリスシリーズにおいて知る人ぞ知る作品」となった。

そのためなのか、最高ランクのために高難易度テトリスに幾度とく挑戦する人々をマゾヒストプレイヤーと貶称されたことから、それに併せて本作もマゾヒスト向けテトリスと呼ばれる由縁ともなっている。

アーケード版

2023年時点で発表もしくは稼働されているのは下記の6作品

TETRIS THE GRAND MASTER

1998年8月27日稼働開始。通称TGM、もしくは初代TGM。

初代ではモード選択がく、1人プレイゲームを開始した時点で後のMASTERモードに該当するゲームが開始される。
本作時点で「到達タイムを短縮することで最終標であるGm(Grand Master)ランクす」という最終的や「1つ置くごとに1レベル上がり、ラインを消すとその分だけレベルが上がる」新なレベルシステム、「ラインを消せば消すほど若干ではあるが時間が短縮される」といったTGMの基本的なゲームシステムが構築されており、これらが次回作以降に伝承される。

当時は20G化以降の消去時間や接着時間の短縮く到達への(あくまで次回作以降の)他作とべると難易度自体は低いものの、かなり練習をしないと999Lv到達ですら難しいとされている。

TETRIS THE ABSOLUTE THE GRAND MASTER 2

2000年10月頃に稼働開始。通称TAまたはTGM2。

本作よりモード選択が実装され、前作TGMのメインモードだった「MASTERモードとは別に初心者向けの「NORMALモード、そしてフィールドを共有して二人同時にプレイする「DOUBLES」モードが追加された。
本作から消えロールや20G以降の時間短縮が導入された他、ランキングでは総合ランキングとは別に100ごとの到達時間が最短だったプレイヤーが載るセクションタイムランキングも導入された。

また、新たな操作方法として上操作にハードドロップが導入されたが、他社で導入されている『テトリスシリーズとは挙動が違い「上を入した時点で接地されるのではなく、接地時間を残した状態で下まで落下する」という特殊な挙動になっている。

TETRIS THE ABSOLUTE THE GRAND MASTER 2 PLUS

2000年12月頃に稼働開始。通称TAP

TAが好評で売れ行きも良かったため、ユーザーへの還元として新しいモードが追加されたバージョンアップ版。
このバージョンアップ版はTA購入店に償で提供され、2023年時点でTGM2が稼働している店舗のバージョンはほぼ本作のPLUS版である。そのため、TGM2といえば本作のTAPすことが多い。

PLUSの追加要素として「TGM+」と「T.A.DEATHモードの追加、そして2クレジット必要だった「DOUBLES」モードが1クレジットで遊べるようになった。
「TGM+」モードは落下速度のテーブルは前作のTGMと同じなものの、ブロックが常にせり上がるモードとなっている。
「T.A. DEATHモードは序盤から20G状態から始まり、落下速度が最高速の状態から更に消去時間や接地時間が短くなり、500Lv到達時点で一定時間が過ぎていると足切りが行われるといった要素が導入され、まさに「TGMシリーズを極めたプレイヤー向けの難易度となっている。

TGMシリーズの中では本作の人気が一番高く、2022年に開催された「闘祭2021 REVENGE」や2023年に開催された「EVO Japan 2023」のサイドトーナメントとして採用されるなど2023年現在も根強い人気を誇っている。

TETRIS THE GRAND MASTER 3 -Terror Instinct

2005年3月頃に稼働開始。通称Ti、もしくはTGM3。

本作からザ・テトリスカンパニー社が定めたガイドラインが導入され、いくつかのルールが他作のテトリスと統一されている。
ホールドNEXT数の増加、T-Spin・Back To Backシステムの導入、ミノの偏り防止などといったシステムが新たに導入され、回転法則やミノの色、ハードドロップ仕様ガイドライン基準になった「ワールドルール」が新設された。
なお、「クラシックルール」を適用することで前作TAPまでと同じ回転法則、ミノの色、操作性が適用される。

本作ではユーザーデータが保存できるようになった。このユーザーデータを利用することで様々なスコアや実績を記録することができる。なお、インターネットに対応していないためスコアの保存は各筐体限定となる。
このユーザーデータを使用しないとプレイした段位は全て暫定段位となる。詳細は後述のGRSを参照。

前作までに存在した「TGM+」モード、「DOUBLES」モード止。
代わりに後述する『テトリス with カードキャプターさくら エターナルハート』と同じゲームシステムを採用した「SAKURAモードが追加された。
また、前作に該当する「NORMALモードは「EASYモードに、「T.A. DEATHモードは「SHIRASE」モードに変更されている。

MASTERモード前作までの流れとは違い、各セクションの到達時間に応じて落下速度や20G以降の接地速度が変化する仕様が導入され、実に応じて難易度が変化するモードとなった。
「SHIRASE」モードでは「TGM+」モードに導入されていたせり上がりがゲーム進行中に発生する他、1000Lvをえるとブロックの色がすべて白黒もしくはになる「ご先祖様」といったギミックが発生する。

ガイドラインによるワールドルールの導入で他のテトリスを遊んでいるユーザー違和感く遊べることにより、TGMシリーズを初めて遊ぶ敷居は更に低くなった。
とはいえ本作の難易度自体も低くなったというわけでもなく、逆に「SHIRASE」モードGMランク到達の難易度は大幅にアップされている。
実際、本作でのGM到達の報告は稼働から数年間確認できなかったことからその難易度の高さが話題になった。

(開発中止) Tetris THE GRAND MASTER 4 THE MASTERS OF ROUND(仮題)

2009年9月10日三原氏のブログにて発表。通称TGM4。

Masterモードワールドルールスコアクラシックルールではタイムとそれぞれの競争的が別々になった他、これまで隠しモードだったBIGモードが「Konoha」として正式昇格された。
Tiの「SHIRASE」に相当するモードは「Roundsモードに変更されており、「SHIRASE」モードにあった「せり上がり」や「ご先祖様」の代わりに500Lv、700Lv、1100Lv到達時にフィールドの半分が凍り付けになり、600(800/1200)まで到達しないとえても消えないギミックが搭載されている。
そのほかにもNEXTブロックが3ミノから4ミノに拡された他、クラシックルール限定で回転のボタンが1つ減った代わりに「スペシャルボタン実装されていた。

2009年頃にロケテストも実施されていたのだが、2010年9月三原氏のブログにて開発中止が発表された。
中止に至ったな理由の一つとして「(TGMを模した)クローンゲーム掃除をしている余裕がい」と挙げている。

 海外でのクローン掃除をしている余裕がないので
TGM4はリリース出来ません(理由のひとつですが)。
なのでもう諦めてます。

(中略)

悪あがきはしますが。
今後の検討材料
アーケードで別契約で新規に作る(TGM5)

http://mihara.sub.jp/top/blog/sb203/log/eid10764.htmlexit

なぜ別契約した後、新規で5を作るのかは永遠のである。

(開発中止) TGM2015 (仮称)

永遠のかと思われていた答えが出たのがTGM4開発中止発言から約4年半後の2015年4月頃。
新規タイトルとして「TGM2015」(仮称)開発中であるという告知があり、2015年6月には世界でロケテストも行われた。

グラフィックは一見TGM4と同一だが、16:9HD画質の他に4つの新モードが新設される代わりMasterモード止、各モードで操作タイプが限定されるなどTGM4にはなかった要素がいくつか含まれていることから、本作が三原氏のブログで挙げていた「新規で作るTGM5」であった可性が高い。

販売会社であるアークシステムワークス株式会社と協議を行っていたものの、ロケテストから1年半後に「販売計画を白紙にしたい」という申し出があり稼働は見送られた。
製品化自体は2023年時点でも検討中とされている。

コンシューマ版

2023年で発表もしくは販売・配信されたのは下記の4作品。
「コンシューマーで開発中止」から「アーケード移植版を配信」した作品に関しては同項内で取り扱う。

また、番外として『テトリス with カードキャプターさくら エターナルハート』も取り扱う。

TETRIS THE GRAND MASTER

TGMのコンシューマー版としてPS開発・販売する予定だったのだが、ザ・テトリスカンパニー社が突如「『テトリス』の商品化は1プラットフォームにつき1社のみ」という方針を発表。
既にPSハードでは各社から様々なテトリスが発売されていたため、開発中止を余儀なくされた。

ザ・テトリスカンパニー社側の厳しいライセンス管理により後述するコンシューマー版の開発中止が相次いでいたことから移植絶望視されていたのだが、2022年11月株式会社ハムスター社が展開するアーケードアーカイブス300週連続配信記念かつ32bitアーケードゲーム初のリリース作品として本作の移植版がPS4Switchでの配信が発表された。
配信日は2022年12月と、初代TGM稼働から約24年越しの移植となる。

アケアカ版の移植担当はアリカ社ではなくハムスター社が担当。
配信当初はゲーム画面が崩れてしまい進行不能になるバグが存在していたが、2022年12月9日に配信されたアップデート善されている。

TETRIS THE ABSOLUTE THE GRAND MASTER 2

TGM2も移植版としてPS2版開発をしていたのだが、こちらもザ・テトリスカンパニー社のライセンス関係により折り合いが付かず発売には至らなかった。
2020年に開催されたTGM2の世界大会をきっかけに三原氏が当時の資料を探していたところ、PS2版開発途中版が見つかったらしくYouTubeにて動画を公開exitしている。

その後初代TGMと同じくアーケードアーカイブスにてアーケードTETRIS THE ABSOLUTE THE GRAND MASTER 2 PLUS」の移植2023年6月PS4Switchで配信されることが発表された。本作もTGMほどではないが稼働から22年半越しの初移植となった。

開発ハムスター社が担当。アーケード版のTAPベースとしているものの、60FPS固定のSwitch/PS4に対し基リフレッシュレートが60Hzではないため動作に若干の違いが存在する。

このフレームレートの違いをハムスター社側が「こだわり設定」として導入を検討していたが、三原氏がオンライン上でランキングを競う「ハイスコアモード」や「キャラバンモード」の性の観点からの決定事項として60FPS固定となった。

(開発中止) TGM-K(仮題)

PSP発売当初から発売予定リストに掲載されていたタイトルではあったのだが掲載から5年以上経過しても続報が発表されず、それどころかPSPで別のテトリス作品がリリースされ更には後述するTGM-ACEが先に販売されたことから「本当に発売までこぎつけられるのか非常に疑わしい作品」と言われていた。

最終的に2012年5月開発中止が正式発表された。

TETRIS THE GRAND MASTER ACE

2005年12月10日発売。通称TGM-ACE

発表当初はアーケード用のTGMシリーズ移植ではなく全新作として開発する」と発表され、2005年11月22日Xbox360ローンチされた直後に発売された。
レベル概念や回転法則といったシステムがザ・テトリスカンパニー社が定めていた2005年当時のガイドラインに基づいて制作されており、直近で稼働していたアーケードのTiとはまた違う挙動となっている。
Tiのクラシックルールに相当するモードARSとして搭載されているものの、回転法則以外がガイドライン基準に合わせて調整されているためほぼ別物となっている。

150ラインを消すとクリアとなる基本モードやTiのSAKURAベースとした「ターゲット」、さらにはアーケードにはい「イレイサー」「レベルスター」といった独自のモードが搭載されおり、
Xbox Liveを使用すると「対戦テトリス」「昇段審」「テトリスロード」「タイムアタック」といったモードも遊ぶことができる。

難易度としては他のTGMシリーズべると低いものの、最初から20Gで始まる「アナザー」モードといった上級者向けモードは健在。
TAPの「T.A.DEATHモードやTiの「SHIRASE」モードほど高難易度ほどではないものの、応えのある難しさとなっている。

番外:テトリス with カードキャプターさくら エターナルハート

2000年8月10日発売。PS版TGMの開発中止アーケード版として開発していたTGM2のみでは利益的に厳しかったため関係各所に依頼をして制作されたのが本作。
この作品は「『テトリス』の作品」としてではなくあくまで「『カードキャプターさくら』のキャラクターゲーム」として販売することでライセンスの取得ができたとされる。
そのため、テトリスゲームシステム自体はTGMそのものではあるのだが、ゲームモードは所定に配置してあるブロックを消す「ストーリーモード」と対戦に特化した「たいせんテトリス」のみが実装されており、それ以外のモードは存在しない。

本作で実装されたハードドロップをはじめとしたシステムはTA(TAP)に伝承されている他、「ストーリーモード」のゲームシステムアーケード版Tiの「SAKURAモードとして実装されることとなる。

TGMシリーズの独自要素

TGMシリーズには他のテトリス作品にはマゾ独自要素が含まれている。
以下で紹介する独自要素が本シリーズにおいて欠かせないものとなっていると共に、人気となった要素にもなっている。

変態的回転法則

シリーズが進むにつれまともになっていくが初期のころはI()がたたないなど、いつものテトリスとは次元が違う回転法則になっていた。
い話、初期のTGMでは、後述のIRSを駆使しないと高速落下域ではではこうなる。

┃                  ┃    . . .... ..: : :: :: ::: :::::: ::::
┃                  ┃         Λ_Λ . . . .: : :
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┃┌┐┌┼┼┼┼┴┴┨       / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .::
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ただTGMが取り立て変態といった訳ではなく、非ワールドルール則のテトリスで、Iが立つのは皆無だったため、初代ACテトリスでもTGMと同じ条件で立たない。
元々TGMより前のテトリス作品は回転法則により制限が大きく、例を挙げると左端で立てたT(├向き)を寝かせる(┴向き)ことすら不可能な事が多かった。
その頃の作品群とべると初代TGMの回転制限は大きく緩和されている。

その後2002年に発売された『テトリスワールド』でザ・テトリスカンパニー社のガイドラインが初採用。ガイドラインで定められている回転法則が初代TGM~TAP時代よりも更に緩和され、初代ACテトリスから進んできたTGMerには暴力的とも呼べる回転が可になった。
以降ガイドラインに基づいた回転法則が『テトリスDS』を初めとのテトリス作品に採用されているもあり、TGM=回らないというイメージを持つ人が多かった。

Tiにおいては回転法則クラシックルール(TAPまでのTGMシリーズに準拠)とワールドルール(ザ・テトリスカンパニールール準拠)の2種類から選べるようになっている。
昔のゲームボーイセガの初代ACテトリス染んでいる人はクラシックガイドライン制定後の近作の『テトリスシリーズ作品に染んでいる人はワールドを選ぶとやりやすいと思われる。
この時クラシックルールも回転制限が若干緩和されたため、TiのフィーリングでTGMやTAPをやると回らなくなるので注意。

回転法則については説明すると非常に細かくなってしまうので省略
「TGM 回転法則」で検索すると解説サイトがでてくるのでそちらを参照。

20G

Gとはテトリスというゲームにおいて、1フレーム(1/60)に何列分ミノが落下するかという単位のこと。
テトリスフィールドの縦列は20であるため、20Gとは落下速度が無限大、つまり出現と同時に地面に着地してる状態になる。
この状態になると上から落ちてくるのではなく、下から生えてくるように見える。コメントなどで「生えゲー」と称されるのはこれに由来する。

20Gになると一見ミノの操作が不可能になるかと思えるが、実際には着地した時点ではミノの固定はされておらず、コンマ数経過するとミノが固定されて動かせなくなる。この固定されるまでの猶予時間を利用してミノを操作して積んでいくのが20G醍醐味である。

そのため、中央付近の地形を高くしてどのようなミノが来てもフィールドの左右に振り分けることができるような積み方を心がけていくことが基本戦略となる。

もちろん中央付近の地形が逆に低いとミノがみにハマって抜け出せなくなったりするので気をつけよう。

ちなみにタイトル画面で隠しコマンドを入すると初代TGM・TA(TAP)に限り最初から20Gで始まる「20G MODE」を遊ぶことができる。最初から20Gのためその分難易度も高い。

時間短縮

列がって消去される際のアニメーションや、ミノが着地してから実際に接地して動かせなくなるまでの遊び時間、ミノが動かせなくなってから次のミノが出現するまでの時間。これらは20G到達ライン以降、どんどん短くなっていく。

なお、初代TGMまたはTAPの「TGM+」モードに限りこれらの要素は実装されていない。

せり上がり

TAのTGM+モードにおいて導入されたシステム。一定間隔で最下段からブロックがせりあがる仕掛け。

TiのSHIRASEモードのLv500からLv999においては最下段のブロックコピーしたものがせりあがるようになる。

消えロール

TA以降のMASTERモードにおいてLv999クリアを達成すると、スタッフロールが流れる中にプレイできる「消えロール」が始まる。
通常はミノが接地した数後に見えなくなるというモードであるが、非常に上手いプレイでLv999を達成した場合は接地した間から見えなくなるようになる。

ニコニコ動画紹介されている動画の大半は後者である。

「何?スタッフロールが見えない?じゃあミノを透明にしてあ・げ・る♪」 というスタッフ切心にしようではないか。

なお、ここで窒息するとクリア扱いにはならなくなる。

足切り

TAPDEATHモードにおいて、一定時間内にLv500を突破出来なかった場合は足切りされて強制終了となる。(このことを「とりあえずカンスト」略して「とりカン」と言う)
TiのMASTERモードにおいてもLv500での足切りが存在、また同TiのSHIRASEモードにおいても一定時間内に500(1000)レベルを通過しなかった場合に強制終了となる。

ご先祖様/骨ブロック/[ ]など

Tiから導入されたシステム。SHIRASE1000レベル通過時点で効果発動。落ちてくるミノがすべて[ ]もしくは[ ]で構成され、色によるミノの種類の判断が不可能となる。

「べ、別にあんたのために脱色したわけじゃないんだからね!!!」

ちなみに公式で採用されている名称は「ご先祖様」。
またこのブロックには元ネタがあり、最初に制作されたコンピューターテトリスにおいてグラフィック表示機がなかったため、テキストの「[」と「]」を組み合わせてブロックとして擬似的に表示していたものを再現したのが「ご先祖様」となる。

BIGモード

隠しコマンドを入することで落下するミノの大きさが4倍(縦横2倍)なるBIGモードプレイできる。
初代TGM、TA(TAP)、Ti各作品においてタイトルもしくはモード選択中に隠しコマンドを入すると「BIG MODE」の文字が表示され、MASTER(または一部モード)限定で遊ぶことができる。

ミノ大きさが実質4倍になるため、ミノが出てきた直後のインパクトはとても大きい。そしてミノが大きい分フィールドの大きさも1/4になるため非常に狭く、フィールドが埋まりやすくすぐ窒息するため通常のテトリスべると非常に難しい。
Tiではホールド実装されているためまだ易しい方だが、それでも難易度自体は高い。

元々大きいミノが降ってくる要素は開発時に対戦のお邪魔アイテムとして搭載されたものであり、その名残もあってか初代TGMのBIGモードにおいてはミノが通常モードと同じく1列単位で動いてしまうため、うっかり1列だけ動かして接地してしまうとその時点でほぼ詰みとなってしまう。

TiのSHIRASEモードではなんと1300レベルを達成したスタッフロールギミックとしてBIGモードが発動。
スタッフロール終了までBIGモードに耐え切る必要があり、失敗したら最高ランクが取得できないという鬼畜難易度であったことからTiのGMランクの条件と共に話題となった。

BIGモードスコア記録されないにも関わらずモード自体の人気は高く、BIGモード専用の攻略サイトあったりBIGモードの大会が開催されたり、挙げ句の果てにはアーケードアーカイブス版初代TGMのオンラインランキングにBIGモード専用のランキングが存在するほど。

数々の謎

このゲームにはマゾ野郎共をより奮させるため様々ながある。
そのを解き明かすことによりマゾになることができる。

その中でもの一つとしてよく挙げられるのがTiに実装されたレーダーチャート。
プレイデータを示す棒グラフおよび五形のレーダーチャートが表示されるのだが、どの項がどういった条件でグラフの数値が決まるのかが一切記載されていない。
wikipediaにてある程度の項目は判明exitしているのだが、未だに一部の項のままとなっている。

そのほかの独自システム

GRS(段位システム)

プレイの仕方によって段位の認定が行われる。
初代TGMでは全19段位のランクが搭載されており、「9」(九級)から始まり「1」(一級)に到達すると次は「S1」(初段)となりそこから「S9」(九段)まで上がっていく。「S9」に到達した最後の最高段位として「GM」(Grand Master)となる。TA(TAP)では「GM」段位と「S9」段位の間に「M」段位が追加された全20段階となっている。

Tiは段位システムが大幅に違っており、ユーザーデータ未使用もしくは使用した上で数回プレイのみの場合は全て暫定段位として扱われる。ユーザーデータプレイを繰り返すと突如段位認定モードが発動され、そのモード定された段位に相当するプレイを行う事で段位が認定されるというシステムとなった。
また、段位も細分化され、「S9」以降に「m1」~「m9」が追加。更に「m9」の次のMaster段位も「Master」「Master K」「Master V」「Master O」「Master M」と細分化され、これらの最高段位として「Grand Master」含めた全33段位が実装されている。Master M(マスターマゾ)。
なお、TiにおいてMaster M」を越える「Grand Master」を達成した人数は2023年現在内で数名、全世界を含めても数十名しか存在していない。(参考資料exit)

なおTAPの「NORMALモードや「TGM+」モード、Tiの「EASYモードや「SAKURAモードではこの段位システム実装されていない。
また、Ti「SHIRASE」モードは段位の仕様が「MASTERモードと違っており、「S1」~「S13」のみとなっている。

IRS(先行回転システム)

回転ボタンを押しっぱなしにしていると次のミノが回転した状態で出てくる。

開発時は1フレームのみで発動できる仕様だったが、バグフレームに関係なく発生する事が判明。
これをそのまま実装されたのが初代TGMであり、次回作以降にも伝承されている。
現在は程度落下速度が加速した際において必須のテクニックの一つとされている。

TLS(落下位置表示システム)

レベルのときのみ落下時点にゴーストが出てくるシステム
ちなみに初代TGM・TA(TAP)に限りタイトル画面で隠しコマンドを入すると「TLS MODE」が発動し、常に表示することができる。
ただし、TLS MODEを適用してもミノが常に接地状態になる20Gでは意味がい。

I.H.S(イニシャル・ホールド・システム)

Tiから実装された操作方法。
ホールドボタンを押しっぱなしにしていると次のミノがホールドと入れ替わる、何気に便利なシステム

補正

ミノの出現はただ乱数ではなく、偏らないように出現するようにできている。
またこの補正もかなり特殊なため、次ブロックを予言することも可

初代TGM・TAPとTi以降の作品でブロックの補正が大きく違い、後者はザ・テトリスカンパニー社がガイドラインで定めているランダムジェネレータが採用されている。(参考資料exit)

メダル

TA(TAP)から導入された要素。いわゆる実績機

4ライン消し(テトリス)を繰り返すとSKメダル、セクションタイム記録を塗り替えるとSTメダル、2ライン以上の連続消しを繰り返すとCOメダル、全消しに成功するとACメダルといった各条件に応じたメダルを獲得することができる。各メダルは色分けされており、の3種類がそれぞれ用意されている。
なお、メダルを獲得の有に関わらず段位にはしない。

メダルの詳細はwikipediaの該当記事を参照。exit

TGMシリーズ未経験者へ向けての補足

本作においては、常人にはそもそも何が起こっているのか理解し難い動画が多数アップロードされているため、「初心者お断り」という印があるかもしれないが、実際にはTGMシリーズ初心者お断りのゲームではない。

最初は非常にゆっくりとミノが落下し、徐々に落下速度が速くなるという至って普通テトリスである(TAPDEATHモード、TiのSHIRASEモードは例外)。

決して初心者への敷居が高いのではなく「このゲームいな、もっと上手くなりたい」と不覚にも思ってしまったプレイヤーが越えるべきハードルが限りなく高いだけである。
TA(TAP)以降は「NORMALモードや「EASYモードといった初心者向けモード実装されており、TGMシリーズ未経験ユーザーでも気軽に遊べる作品となっている。

2023年現在ではアーケードアーカイブスで初代TGMとTAPがそれぞれ約800円台(PS4版は837円、Switch版は838円)で配信されている。
TGMシリーズ未経験者も興味があり、かつSwitchもしくはPS4を所持しているのであれば実際に遊んでみることをオススメする。
また、ゲーセンでTGMシリーズを見かけたらば、暇潰しでもよいので気軽にプレイしていただければ幸いである。

だが、実際にプレイして「もっと上手くなりたい」と思ってしまったら、それがTGMシリーズにおける地獄の入り口なのかもしれない。

TGMシリーズの動画・配信ガイドラインについて

ニコニコ動画またはニコニコ生放送へのTGMシリーズ動画投稿や配信について、TGMシリーズ著作権を管理している株式会社アリカ社がガイドラインを定めているため、これから動画投稿や配信を予定してる投稿者配信者は下記のサイト事前に確認しておくことを推奨。

TGMシリーズの画像、動画、及びストリーミング配信の 際の注意事項
https://www.arika.co.jp/tgm_g.htmlexit

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