テヘラン

テヘランとは、イラン・イスラム共和国の首都。同国中央部よりやや北側に位置する。緯度は東京23区と大体同じくらい。

概要

　標高4000m級のアルボルズ山脈の麓にある。市街地の標高は1100-1200mほどで、斜面にへばりつくように展開している。北に行けば上り坂、南に行けば下り坂というなんともわかりやすい構造である。更には住民の所得水準まで住宅街の標高に比例するというおまけまで付いてくる。

　中東のイメージ通り、夏は非常に暑くて乾燥しており、最高気温は40℃を軽く越える。湿度は２０%を切り、暑いのに汗をかいた気がしないという恐ろしい体験ができる。実際にはものすごい勢いで脱水が進むので、水分補給は必須である。

　一方で冬は標高が高いために積雪も見られ、最低気温も氷点下となる。

交通

　空港は市街地西側に隣接するメヘラバード空港(THR)と、50km南にあるイマーム・ホメイニ国際空港(IKA)の2か所がある。前者は国内線専門(メッカ巡礼期のハッジ・フライトのみ例外)で、後者は国際線専門である。
　どちらの空港も公共交通はない。特に、ホメイニ空港はイランの表玄関であるにもかかわらず、電車どころかバスすらない。初めてイランを訪問した旅行者は、空港周辺の荒涼とした砂漠の光景と、タクシーの運ちゃんによるアクロバティック・ドライブに圧倒されること間違いなしである。

　なお、日本とテヘランの間に直行便はない。2012年以前は成田国際空港へイラン航空が週2往復飛ばしていたのだが、使用機材がボーイング747SPというマニア垂涎の飛行機だった。

関連動画

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関連項目

• イラン
• 首都
• 中東
• 西アジア