テラ（FF4）とは (テラとは) [単語記事]

この記事ではテラ（FF4）を扱っています。
同名の別人や固有名詞についてはテラの記事を参照してください。

概要

名前：テラ
年齢： 60歳
声（DS版）：納谷悟朗
身長： 177cm
体重： 48kg
利き腕は右。

魔導師の国ミシディア出身の伝説的な賢者だが、物語開始時点では遠く離れたカイポの村で隠遁生活を送っている。大事にしていた一人娘のアンナがダムシアンの王子ギルバートと駆け落ちしてしまったため、ダムシアンへと向かう地下水路を突破しようとしていたところでセシルと出会う。

能力

かつてはほとんどの白魔法と黒魔法を操っていたが、高齢のため大半を忘れてしまっている。だが残っている魔法だけでも序盤の敵に対しては威力を発揮する。さらに登場時のHPも（それまで意識してレベル上げしていなければ）セシルを上回るほどで意外とタフ。ﾃﾗﾂﾖｽ。

しかし成長はほとんどしない（っていうか力と体力はレベルとともに下がる）ため、やがて魔法はリディアに、HPはセシルに追い抜かれる宿命。またDS版では初期HPが下がりセシル以下になった。ﾃﾗｶﾅｼｽ。

なかでも成長しないことに定評があるのがMP。初期値の90から絶対に変動せず（DS版をやりこんだ場合を除く）、やがてパーティーのボトルネックとなるのだが……

しろまほう: テラがパーティーにいるときは彼の白魔法に頼らなければならない局面が多い。最初はケアルを忘れているのになぜかケアルラは使えるというﾃﾗ不思議な構成。
くろまほう: 黒魔法では炎氷雷の最弱系統を使えるものの、どれだけレベルを上げてもラ系以上を習得してくれない。ただアスピルを使えるのはﾃﾗ助かる。
おもいだす: かつて使っていた強力な魔法を思い出す。成功すればバイオやブレイク、さらにはトルネド（全体掛けで！）、そしてデス・バブル（DS版限定）などの元々覚えていなかったはずの魔法まで発動する。しかし何が出るかはランダムな上、ショボい魔法しか出なかったり不発に終わったりするので使い勝手はﾃﾗ微妙。

ストーリーでの活躍

この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。
ここから下は自己責任で突っ走ってください。

テラがダムシアンにたどり着く直前で城がバロンの赤い翼に襲撃されてしまい、駆けつけた彼が目にしたのは傷つき横たわる愛娘の姿だった。激昂してその場にいたギルバートに襲いかかり、瀕死のアンナに止められるまでタコ殴りにするという衝動的な一面を見せる。ﾃﾗｺﾜｽ。

ちなみにこのときにギルバートに浴びせたセリフが英語版では迷訳となっており、海外では盛大にネタにされている（「いいですとも！」と同レベル）。詳細はギルバートの記事にて。

アンナの最期を看取ったテラは、赤い翼を率いていたゴルベーザに一人で復讐するべくセシルたちと別れる。

セシルが紆余曲折を経てミシディアの試練の山を登ると、そこには同じく試練に挑むテラの姿があった。そして山頂でセシルが光に導かれてパラディンとなったとき、テラも不思議な力で忘れていた魔法を全て思い出し、さらに伝説の魔法メテオ（消費MP99）を習得する。それでも最大MP90なのは変わらない。つまりガ系魔法は3発撃てばすっからかんになるし、メテオは絶対に撃てない。ﾃﾗﾑﾅｼｽ。

セシルと共にバロン城で王になりすましていたカイナッツォを倒した後、彼ら2人にヤンとシドを加えたじじいイケメンハゲじじいという伝説のパーティーが爆誕する。この後は何かと魔法に頼りたくなる局面が多いので、唯一の魔法専門職たるテラのMPが90しかないことが大いに響く。ﾃﾗｷﾂｽ。

冒険の途中でギルバートと再会し、彼の助力で困難を乗り越えたことで和解する。そしてギルバートの分までアンナの仇を取ろうと息巻くテラだが、その機会はすぐに訪れることとなった。

セシルの恋人ローザを取り戻すべく乗り込んだゾットの塔で、一同の前にゴルベーザが現れる。卑劣な態度を隠そうともしないゴルベーザにテラは挑みかかった。その命、すべてMPに変えて、最初で最後のメテオを放ち……

それまでセシルたちに圧倒的な力を見せつけてきたゴルベーザに、初めて傷を負わせる。しかしその場にいたカインの洗脳が解けただけで、致命傷とはならずゴルベーザには逃げられてしまう。テラ曰く、憎しみにとらわれて戦った報いか……。力を使い果たしたテラはセシルたちに仇討ちを託すと、アンナの元へと旅立つのであった。