テリアとは、犬種の分類のうちの一つ。(テリア・グループ)小型のものが多いが、性格は活発である。
テリアは主には狩猟用の犬で、巣穴に逃げ込んだモグラやネズミ、キツネなどを狩りだすのに利用された。そのほとんどがイギリス原産。
現在では愛玩用として買われている場合が多く、日本の場合小型犬ということで室内飼いされていることも多い。
とはいえ、テリアグループは多岐にわたっており、それなりに体の大きな犬種も存在しているため、一概に同じとは言えない。毛の長さや耳が寝ているか立っているかなどの違いも同じテリアグループの中でも千差万別である。その中でも大きく分けると、長足タイプと短足タイプに分けることができる。
テリア・グループには数多くの犬種が存在するが、すべてを挙げるとキリがないので、ここでは日本で比較的飼われている犬種のみを紹介する。
イギリス・ヨークシャー地方原産の小型犬で、元々はネズミを取るために作られた犬種。テリア種本来の性格を残しつつ、改良を加えられた。
容姿は長くてつやのある、まるで絹のような美しい被毛が特徴で、ドッグショーではその被毛の美しさが競われている。
性格はエネルギッシュでやんちゃ、大胆で頑固であり、正にテリアの血を強く引いた犬種である。
19世紀中半にイギリス・デヴォンに住んでいたジョン・ラッセル牧師が作った犬が、この犬種のベースになったとされる。その後多くの改良を加えられ、現在の姿となった。被毛はスムース(短毛)・ブロークン(中間)・ラフ(長毛で硬い)の3種類がある。
元々はキツネを狩る犬種のため、大型犬顔負けのスタミナを持つので散歩は非常に苦労する。性格はやんちゃでいたずら好きなトラブルメーカーである。
この犬種を知らないという人は、映画「マスク」(1994年/アメリカ)に登場した犬といえば納得してもらえるかも?ちなみにこの映画が公開されて以降、日本国内でもこの犬種の飼育頭数が増加している。
この犬種はキツネやアナグマなどを狩るテリア種の犬を起源としており、その後に改良を加えられて現在の胴が小さく、足が短い姿になった。20世紀初頭にアメリカで注目が集まり、そこで現在の名前をつけられた。現在は主にペットやショードッグとして飼育されている。
容姿は小さく短い体に、短い足、白い被毛を持つ。足は元々は短くなかったが、改良の途中でウェルシュ・コーギー・ペンブローク(通称コーギー)と交配し、短い足になった。
性格は好奇心旺盛で活発だが、独立心が強くやや頑固。それでも攻撃的で警戒心が強い犬種が多いテリア・グループの中では、比較的穏やかで優しい性格。
元々は、ブル・ベイティング(牛と闘わす見世物)で牛と闘っていた闘犬であったが、やがてイギリス国内で闘犬が廃止されたために繁殖の方向性を変えて、それまでの強さ重視から容姿重視に変えて繁殖・改良を続けた。1860年頃に現在の姿が完成され、更なる改良を加えつつ人々の注目を集めた。
容姿としては、まずその非常に特異な頭の形が注目される。ほかの犬と違い、この犬種は頭が卵形になっているのである。そのため、多少ひょうきんに見える。また、筋肉質で逞しいボディを持つ。被毛はホワイトをベースにブラックやブラウンガ入る。
ブル・テリアが主人公の漫画に「バウ」(作:テリー山本)がある。どちらかというと、アニメ化時のタイトル「平成イヌ物語バウ」のほうが有名かもしれない。あーいつなんーかだーいきらいー♪
19世紀頃にアメリカ・ボストンで生み出された犬種。ブルドッグ系の血を引いているため、鼻がつぶれたような、いわゆる「ブサかわ」な顔をしている。
容姿は小柄だががっちりとした体つきをしており、またその毛の模様がタキシードを着ているようにも見えるために、「タキシードを着た紳士」の異名を持つ。
性格はやんちゃで遊び好きだが、繊細な一面もある。やや頑固だが頭はよく、しつけもしやすい方である。
なお、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」(作:荒木飛呂彦)の第3部に登場するイギーはこの犬種である。
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最終更新:2025/02/19(水) 18:00
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