テレビアニメとは (テレビアニメとは) [単語記事]

テレビアニメーションとは、テレビ放送向けに制作されるアニメである。
略称は「テレビアニメ」「TVアニメーション」「TVアニメ」。

概要

放送枠

基本的に24分～30分の放送枠で放送される(CM込)。ショートタイプでは5分、15分。特殊な条件下や特番では1時間。
放送が多い時間帯は夕方～夜（18時～20時）、深夜（24時～27時）、土･日曜朝（7時～10時）。以前は夕方～夜が特に多かったが、1990年代頃に減少し、深夜や土･日曜朝に移行した。このほか、独立放送局ではプライムタイム（22～23時）や深夜特Bタイム（23～24時）での放送事例も少なからず見られる。
特に4大民放におけるゴールデン帯のアニメは2010年代には現在テレビ朝日の『ドラえもん』と『クレヨンしんちゃん』のみとなり絶滅寸前であるが、その一方で日本テレビ系の『金曜ロードSHOW!』枠やフジテレビ系の『土曜プレミアム』枠といった21時～23時の2時間枠で単発の特番アニメが稀に放送されることがあり、ゴールデン帯アニメの新たな放送形態の一つとなりつつある。
放送期間は、全日帯アニメでは2～4クール、深夜アニメでは1～2クールが多い。以前は特に4クールが多かったが、1990年代頃から減少している。
- 特殊事例として、1・2クールに+a話数の変則型もあり。この場合、地上波でのクール調整が必須とも言えるもので、地上波でも放送が難しい話数の場合はネット配信などで対処する場合がある。遅延によって遅れた話数が後に特番として枠を確保することも。

表現規制

年々変容する「倫理コード」によってテレビ放送では不可能になった表現が増大している
1997年のポケモンショック以降、光の点滅や性的表現などの規制が厳しくなった。
テレビ東京・TBSは特に厳しい規制を行っている。

再生機器用の媒体化

VTRやDVD、BLU-RAYといった媒体になる際は、基本的にクール数に応じて2-4話収録が多い。(ノイタミナなどは戦略上1話収録が多い)
この時、表現規制でカットされた部分の修正、収録枠におさまらなかった部分の追加、一部再構成、描写変更などが施される場合が多い。（劇場版におけるディレクターズカットと似た仕様）