効果は野生ポケモンとの戦闘から逃げられるというもの。野生のケーシィがこればかり使うせいで捕まえるのに苦労したトレーナーは多いはず。
こちらのポケモンが使用した場合も当然逃げることができるが、野生ポケモンとの戦闘時は「にげる」が使えるため、こちらの素早さが低すぎる場合やにげるが失敗しやすいバトルピラミッドぐらいしか使い道はない。かげふみ等が発動している場合はにげるが使えないがこの場合はテレポートも失敗するので結局無意味である。ちなみにダブルバトルや群れバトルでは確実に失敗する。
初代で同様の効果を持つふきとばしですら、第二世代以降はトレーナー戦で使えるようになっていた。それに対してテレポートは、第七世代まではトレーナー対戦中は何の効果も持たない状態であった。強いて存在意義を挙げるとしたら、エスパーZと組み合わせることで一度限りのHP完全回復技として使えることくらいであった。
しかし、Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイにて、技の仕様が変更。控えのポケモンとの交代するという効果になった。これは作品中の戦闘の仕様が他とは異なり、ポケモン同士の戦闘がトレーナー戦だけになったことによるものと思われていたが、第八世代のソード・シールドでもこの仕様は続投。優先度は-6で、後攻でとんぼがえりを打つように相手の技を見てから安全に交代することが可能になった。なお、野生ポケモンとの戦闘では第七世代以前と同様に戦闘を終了させられる。
秘伝技ではないがフィールドでも使用可能。使用すると最後に利用したポケモンセンターまでワープすることができる(※一部出来ない作品もあり)。とはいえ屋外限定なので中盤以降はそらをとぶの下位互換になりがち。むしろポケモンのステータスを確認するつもりが間違えてテレポートを選んでしまいこれまでの移動が水の泡、といったケースの方が多いかもしれない。何かとお騒がせな技である。
そして、この技について語る上で欠かすことのできないポケモンが一匹だけいる。それは97年に行われたポケモン初の公式大会において、地方予選を勝ち抜き全国大会に出場したとあるトレーナーの手持ちに入っていたフーディンのことである。
そのフーディンの技構成にはなんと対戦で何の役にも立たないテレポートが含まれていたのである。単なる個体ミスなのか、技の覚え忘れか、それとも何かを期待してテレポートを残しておいたのだろうか……永遠の謎である。各種システムも十分に解明されておらず、今ほど対戦に関する考察も行われていない、ポケモン対戦の黎明期ゆえに起こったエピソードであった。
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最終更新:2024/04/25(木) 22:00
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