単行本は2008年7月に発売。ハードカバー版は2分冊、文庫版は3分冊であり、舞城の作品の中では最も長く、発売した当日から「舞城王太郎の代表作」と銘打たれていた。カバーデザインはKEIが担当している。
名探偵が殺人事件を解決していく探偵ものに属するが、謎めいた舞台や不可解な死因、その画期的な解決方法などから、『ドグラ・マグラ』や『黒死館殺人事件』『虚無への供物』に並ぶ、「21世紀の奇書」として知られている。
迷子専門の米国人探偵ディスコ・ウェンズデーは、東京都調布市で、六歳の山岸梢と暮らしている。ある日、彼の眼前で、梢の体に十七歳の少女が<侵入>。人類史上最大の事件の扉が開いた。魂泥棒、悪を体現する黒い鳥の男、円柱状の奇妙な館に集いし名探偵の連続死。 「新潮」2005年5月号に第一部が掲載され第二部は2006年1月号、第三部は2006年9-11月号、2007年2,4月号に掲載された。第四部は単行本に書き下ろしとして完結した。発売は新潮社。
DJ TECHNORCHはこの作品をオールタイムベストに掲げ、自身の創作活動に多大なる影響を与えたことを公言している。
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最終更新:2025/12/08(月) 04:00
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