デスマッチ 単語

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デスマッチ

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デスマッチとは

  1. プロレスにおいて、特殊な具やルールを用いて行われる試合形式。
  2. キックボクサー武田幸三が演の映画タイトル
  3. FPSなどの対戦ゲームにおいて、プレイヤーどうしで戦う形式。

本稿においては、1.について解説する。

概要

対戦相手と決着をつけるために用いられたり、観客にインパクトを与えたりするために行われる。「遺恨決着」の形をとって生まれたため、通常のプロレスルールでは反則とされる行為(具を利用しての攻撃も含まれる)が許可され、ローエスケープや場外カウントなどの通常ルールは適用されないことが一般的である。その際、「レフェリーが特に危険とみなした行為以外は許される」などのアナウンスがなされることもある。
日本での最初のデスマッチは、プロレスが行った網デスマッチと言われている。

デスマッチは試合形式が特殊なもの、具を使用するもの、敗者を制裁するものなどに分類できる。
試合形式の面からは、前述の網デスマッチのほか、選手のリング外へのエスケープを認めず、リングを取り囲むレスラー理やりリングに戻す(もしくは場外で暴行を加える)ランバージャックデスマッチや、選手の手首をロープやチェーンで結ぶストラップマッチなどがある。また、遺恨決着のために組まれた、ギブアップノックアウトによってのみ勝敗が決まる試合もこうしたデスマッチのひとつに含まれうる。
具の面からは、大仁田厚が考案し、視覚・音響面で絶大なインパクトを誇る電流爆破デスマッチや、大日本プロレスで考案され、団体の看板ともなっているデスマッチなどがある。
敗者を制裁するものとしては、敗者のマスクマンの素顔を暴くマスカラ戦や、丸坊主にしてしまうカベジェラ戦(掛けるものを示して「〇〇・コントラ・●●」と呼ばれる)などがある。

現在日本プロレス界においてデスマッチが常態的に行われている団体は大日本プロレスFREEDOMSであり、選手たちは血とにまみれた闘を展開している。違いとしては、大日本は一部の例外を除き、行におけるデスマッチを含む試合が全て10~30分一本勝負で形成されている。逆にFREEDOMSやZERO1/花火などFMW系列は内で浸透している60分や時間制限1本勝負を取り入れていることが多い。
また、世界最大の団体であるWWEにおいてはヘルイン・ア・セルと呼ばれる網デスマッチが行われることがある。更に、DRAGONGATEでは毎年5月愛知県体育館において網からのエスケープを競うサバイバルマッチ(敗者はまたはマスクを失う)が恒例となっている。

なお、実際に流血をしたり身体に傷をつけることはあっても、デスマッチという形式で死人が出たことはない。だからといって、デスマッチが危険であることに変わりはなく、ファイヤーマッチにおいて全身やけどを負ったり、攻撃によってがえぐれたりするなどの怪を負った選手もいる。選手たちは厳しい鍛錬を積み、デスマッチを行っているのである。Please don't try this this at home.

主なデスマッチアイテム

ここでは、だったデスマッチアイテム紹介する。

  1. 椅子テーブルハシゴ・・・に折りみ式が使われる、デスマッチの定番アイテム。これらを全て組み合わせると、「TLCデスマッチ(Table Ladder Chair の頭文字)」と呼ばれる。
  2. 有刺線・・・ボードに貼り付ける バット椅子に巻く リングの代わりにる などと汎用性に富む、デスマッチの入門的なアイテムの一つ。
  3. 電流爆破・・・大仁田厚が考案。有刺線に接触感知用の電流を流し、小爆弾を爆破させる。視覚的な面は論、会場によっては反音響の面でのインパクトは絶大。消防法の規定で屋外で行う事が多く、屋内では火の量を減らして行われる。
  4. 網・・・リングの四方を網で閉じ込めて戦う。北では、網を若干広くした上、天井網で閉じる「ヘルイン・ア・セル」などのも生まれた。
  5. インディアン・ストラップ・・・両者の腕を革製の紐で結ぶ。他にも手錠チェーンカウベル付きのブルロープなどといったもある。通常は相手を引きずって全コーナータッチしながら1周して決着する。但し大日本プロレスではその決着は認めていない為、通常の試合と同様3カウントフォールで決する。
  6. ファイヤー・・・火。ロープの代わりに有刺線をり、有刺線に付けたたいまつに火を付ける。火傷の危険は論、リング内では欠の危険も出て来る。当然、屋外でしか開催出来ない。
  7. 画鋲五寸釘山・イガグリカキの殻などその他突起物・・・いずれも「針」という、生活で最も身近な痛みが伴う。当然、これらはリングバラ撒いたり、ボードに貼り付けたりして使う。
  8. ・・・大日本プロレスでお染みのアイテム品の業務用が使われる。直接ボードに貼り付ける リングを何本か敷いて相手を投げる を添えてキックを放つ 寝かせた相手にを添えて飛び技を放つ 開催地や開催日・季節をテーマにした各種オブジェを作って最終的に破壊する など、使い方もバラエティーに富む。その代わりに肝臓に刺さるなどという事故も起きており、両国国技館の様になどの飛散系アイテムを禁止したりと、会場規制にも左右される。
  9. 足場・・・建築現場に使われる足場。両ハシゴで支えられた足場をリング内に設置する為、リング内の動きが制限される。
  10. コンクリートブロック・・・塀に使われている物。当然固い。敷き詰めて相手を投げる(この場合、受け身を取った時のダメージリング上と異なる)、背中に1個添えて、もう1個で叩き割る(この場合、にもダメージを喰らう)といった使い方になる。
  11. 食品系・・・唐辛子ワサビマスタードタバスコといった香辛料や、柑橘類レモンなど)といった、使用すると傷口に染みて痛みが倍増するアイテムは大日本両国に進出する際、代替アイテムとして定着化。中でも最強デスソース
  12. 、・・・プールバケツ水鉄砲などを駆使してを大量に消費する。時折氷を投入したりする事もある。選手は論、観客もズブ濡れになる覚悟で見に行く必要がある。大日本定期的に行われるポセイドンアドベンチャーシベリアデスマッチが有名。中には木高イサミみたいに花火大会を始めるお馬鹿さんも・・・。

特殊なデスマッチ

前述のとおり、デスマッチは特殊な仕掛けを加えることにより観客に恐怖すら与える過酷な試合形式であることが多い。しかし、前述したように何も流血必至・怪上等な試合ばかりではない。例としては、DDTにおいてEXTREME選手権を懸け特殊なデスマッチが行われていたことがある。説明するよりも、試合を見てもらった方がいだろう。
 →安全デスマッチシリーズexit_nicovideo

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