デビル大蛇とは (デビルオロチとは) [単語記事]

デビル大蛇とは、漫画『トリコ』に登場する猛獣である。

概要

太古の昔に最強と謳われたバトルウルフと肩を並べたと言われている地獄から来た魔獣。文字通り蛇のように長い体に何本かの三指の腕が生え、頭部からは毒針となる触手状の鬣を無数に伸ばしている。目は3つでそれぞれ独立して動く形状をしている。

熱を感知するピット器官でわずか0.0001度の熱をも的確に感知するため、暗闇の中でも獲物の位置を探ることが可能。体からは無数に腕を生やすことができる他、消化液や毒針など多種多様な攻撃手段を有する。また、伸縮性のある皮膚を限界まで縮めて硬度と耐久力をあげるなど、防御面にも優れている。その体はダメージを受けても瞬時に肉体が再生する万能細胞でできており、倒すには万能細胞ごと破壊するほどの強力な一撃を与える、または高度な技術のノッキングを行う必要がある。見た目はグロテスクだが肉はかなり美味とされている。

…と書くと無茶苦茶強そうに見えるが、物語の序盤に登場したこともあり捕獲レベルはたったの21であり、作中でも2回もかませ犬に使われたこともあってか、もはや伝説の魔獣（笑）状態となってしまっている。しかし、作者の話によると地球のどこかにはもっとレベルの高いデビル大蛇が生息しているらしく、回想編ではいくら子供時代の話とはいえ後の美食會のボスとなる三虎に怪我を負わせ、さらに美食神アカシアからも「より巨大に成長したデビル大蛇はあの八王（グルメ界を支配する地球最強クラスの動物達）にも匹敵する力を持っている」と言われている。

後にグルメ界に棲むデビル大蛇のより巨大な原種個体が登場。この原種は八王の一角“鹿王スカイディア”の背中に茂る森林に生息しており、その捕獲レベルは5100に達している。捕獲レベルアベレージ6000の八王達に比べるとどこが匹敵しているのかわからないが、成長の度合いやサイズ如何ではまだレベル上昇の余地があるのかもしれない。
一応フォローしておくと現在まで登場しているグルメ界の生物の内、八王やアカシアのフルコースを除いて“グルメ界でも特に強大な種”として扱われているものや同じスカイディアの森に住んでいる他の猛獣達の平均捕獲レベルがだいたい4000～4800ほどなので、そいつらと比べると確かにグルメ界の中でもそれなりに上位に立つ存在である事は証明された事になる。