デュエル・マスターズ 単語

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デュエルマスターズ

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デュエル・マスターズとは、アメリカのウィザーズ・オブザコースト社が開発し、タカラトミーが発売しているトレーディングカードゲームである。漫画版についてはデュエル・マスターズ(漫画)を参照。通称は「DM」「デュエマ」(「デュエル」はKONMAI商標である)

概要

史上最高にハゲしくアツかりしカードバトル!デュエル・マスターズ!デュエマ!!

2002年に発売し、現在でも根強い人気を誇る。コロコロコミックとのタイアップを図っているため、プレイヤーの多くは小中学生である。

マジック:ザ・ギャザリング」をベースとした点が多く、一部の用語が共通している。
ライトユーザーヘビユーザーの差を少なくするために、頻繁に構築済みデッキやパックによる再録をしているのも特徴。
特に「スーパーデッキ」と呼ばれる構築済みデッキは極めて完成度が高く、改造しなくても大会でそこそこ勝てるレベルである。さすがにメタられたら勝てないが。 

アニメ現在放映中。2005年にはロックマンエグゼと同時上映で、2009年には単独で映画化された。

2011年漫画が新シリーズ「デュエル・マスターズ V」になったのに伴い、拡パックナンバーが「DMR」、構築済みデッキナンバーが「DMD」、特殊な形態のパックナンバーは「DMX」に一新された。
その後2017年主人公が交代したことと共に拡パックナンバーが「DMRP」、構築済みデッキ(入門用)ナンバーが「DMSD」、構築済みデッキナンバーが「DMBD」、特殊な形態のパックナンバーは「DMEX」に変更された。

2011年6月2017年3月カードマナコストマナフォーマットが変更されているが、カード裏面は同じなので今までのと混ぜて使用できる。

2019年12月スマートフォン向けゲームとして「デュエル・マスターズプレイス」がサービス開始。一部近年のカードオリジナルカードもあるが基本的には明期から辿るように実装されていっている。

ルール

プレイヤーは40枚のカードでできたデッキ(+次元ゾーンに置けるカード8枚まで)を使用する。互いのプレイヤーは最初に5枚のカードシールド」(として置き、更に5枚引いて手札とする。ただし、《禁断封印されしX》というカードの場合はこれらより先にバトルゾーンに配置し、封印として山札の上から6枚を裏向きのままこのカードの周りに置く。また、《禁断醒めの刻》の場合、効果(このカードゲーム開始時の5枚の手札に含める)により引ける枚数は4枚以下である。
プレイヤーマナをやりくりしながらクリーチャー呪文を駆使して相手のシールドを全てブレイクし、相手に直接攻撃(ダイレクトアタック)を与えることで勝利となる。

ブレイクされたシールドは相手の手札に加わるため、何も考えずにシールドを割っていくと相手にアドを与えてしまう。その上、ブレイクされ手札に加わったノーコストで発動できるシールドトリガーを持つカードもあり、運にも左右されるものの攻めにリスクを伴う。

クリーチャーの大きさに関わらず一撃入れられたら終わりで、ライフポイントも存在しない。
数あるTCGの中でプレイヤーの立場が最弱といえるだろう。


その他の勝利条件として

がある。

また、《精霊ブリエラ》、《無双竜機ボルバルザーク》などは、場合によっては自分が特殊条件で敗北する。

ターンの流れ

  1. アンタップ
    自分のバトルゾーンマナゾーンカードを全てアンタップする。
    サイレントスキル」のはこのタイミングで使用・発動する。
  2. ターンのはじめ
    ターンのはじめに…」というはこのタイミングで使用・発動する。
  3. ドロー
    山札からカードを1枚引く。
    原則1枚だが、クリーチャー等のによって余分に引ける場合もある。
  4. マナチャージ
    自分の手札からカードを一枚選び、逆さにしてマナゾーンに置くことができる。こちらも原則1枚。
    チャージの必要がい場合はスキップすることも可
  5. メインフェイズ
    マナコストを払って、クリーチャー呪文クロスギア等を手札からプレイすることができる。
  6. バトルフェイズ
    バトルゾーンに出したクリーチャーを使い、タップされている相手クリーチャーもしくはシールド(相手プレイヤー)に向かって攻撃する。攻撃したクリーチャータップされ、防備の状態になる。逆にタップされているクリーチャーは攻撃できない。
    相手クリーチャーに攻撃した場合はバトルとなり、パワーの高い方が勝利する。バトルに負けたクリーチャー墓地へと置かれる。
  7. ターンの終わり
    ターンの終わりに…」というはこのタイミングで使用・発動する。
  8. 相手ターン

自分のクリーチャーと相手のクリーチャーが同時にトリガーする場合があるが、その場合はアクティブプレイヤー(現在ターンを行っているプレイヤー)が優先される。

カードの種類

個別記事があるものについてはデュエルマスターズのカード一覧にまとめておいた。

文明

デュエル・マスターズの世界には5つの文明が存在する。

文明
MTGでいうプレイヤーを相手の攻撃から守る、相手の動き(アンタップ)を封じる、場を制圧することに長けている。相手の攻撃を受け止めるの役割をする「ブロッカークリーチャーや、攻撃を受け止めるシールドを操る「シールド化」を行うカードが充実している。
文明
MTGでいうドローバウンス、ブロックされないなどトリッキーな動きを得意とする。
手札アドとバウンスはデュエマにおいてもかなり強く、ハッキリ言って初期は文明一強だった。 
闇文明
MTGでいう。手札や相手クリーチャーの破壊、墓地関連のが多い。手札アドが直接アドになることが少ないゲームとはいえ、やはりハンデスは脅威である。リアメイトをはじめとする墓地利用戦略も得意であり、墓地が大量に肥えた後の展開は脅威。
火文明
MTGでいう。速攻や火力定による除去など、攻撃的な戦法を用いる。召喚酔いをしないスピードアタッカーMTGでいう速攻)は基本的に火の特権。
クリーチャー同士のバトルにはめっぽう強いが、残念ながらデュエマはいくらクリーチャーを潰してもそれだけでは勝利できない。脳筋ゆえに相対的には不遇な文明だが、主人公が使うだけあって壊れカードの数も多い。 
自然文明
MTGでいうマナブーストを得意とする。クリーチャーのサーチなどのも多い。
マナは全ての基本であるため、一部のカード出張要因としての出番が多い。 

これらの文明のいずれか2種以上いは全てを含めた「多色(レインボー)カード」や、文明を持たない「ゼロ文明(色)」も存在する。

クリーチャー

いわゆる「モンスターカード」。マナゾーンにあるマナコストとして払って「召喚」する。
クリーチャーパワーと種族を持ち、前者はバトル時に、後者進化クリーチャーを使用するときにしてくる。
バトルゾーンに出したターン「召喚酔い」し、攻撃に参加することはできない。(MtGと同様、ただし「スピードアタッカー」持ちは例外)

このゲームダイレクトアタック勝利条件で、特殊勝利カードもほとんどがクリーチャーであるため基本的にはクリーチャーがいないとゲーム勝利することはできない。

なおデュエマでは「ブロック」や「守備表示」といった概念は全クリーチャーが可なわけではなく、一部のクリーチャーとして持っている。そのため、基本的に相手の攻撃はシールドで受ける事になる。

進化クリーチャー

2弾から登場。
条件を満たしている時に進化元となるクリーチャーの上に重ねて召喚する。定される条件はに種族や文明。「召喚酔い」をすることがないため、出したターンにすぐ攻撃できる。素のスペックの他に事実スピードアタッカーを併せ持っていると言える。

バトルゾーンに出ているクリーチャー1体の上に重ねる通常の進化のほかに、

などがある。

サイキック・クリーチャー

36弾(覚醒編)から登場する両面印刷のカード

これらのカードデッキには入れられず、「次元ゾーン」のカードとなる。入れられるカードは後述のドラハートと合わせて8枚まで。

次元ゾーンは他ゲームにおけるエクストラデッキサイドボードに相当するが、それらと違う点として常に互いのカード開すると言う点がある。
そのため、匂い付きカードカードジャンボカードなど他のTCGでは考えられないぶっ飛んだカードが存在する。 もちろんそれらのカードは一部を除き公式大会で使用可

コストを払って召喚することはなく、基本的には名前に「次元」とある呪文や一部のクリーチャーの効果によって呼び出す。バトルゾーンに出た後の扱いは通常のクリーチャーと同じ。
最大の特徴として「覚醒」が挙げられる。簡単に言えば「裏返る」。条件を満たすことで覚醒し(裏向きになり)、より強を使うことができる。また、一部のサイキッククリーチャーには「解除」があり、除去される代わりに一度だけ元の状態に戻る。
なお、覚醒した場合は「召喚酔い」が消える。

また、一部のサイキッククリーチャーは、特定サイキッククリーチャー1組がう事でそれらが「サイキックセル」として合体し、一体のサイキッククリーチャーとなる「サイキックスーパークリーチャー」なるものもいる。

アドを稼げる次元呪文や、それまでのコスト論を無視したらの蔓延もあって一時期こいつらが一強時代を築いたため、エピソードシリーズ以降ではパンドラスペースサイキッククリーチャーの住む異間)へのが断たれたという設定の下、新規のカードが全く登場しなかった。

現在ドラハートに乗る形でジワジワと復活しつつある。

エグザイル・クリーチャー

DMR-09より登場。
基本性質は普通クリーチャーと同じだが、特定名前を持つクリーチャーを出すことができなくなる。
一部のエグザイルクリーチャーは、破壊されたときに手札から特定名前を持つエグザイルクリーチャーを1体出せる「ドロン・ゴー」を持つ。

呪文

コストを払うことで、魔法のようなを発動できる。
非常に強だが、相手のシールドを直接割ることのできる呪文はごく一部しかないため、呪文だけで勝利することは難しい。

クロスギア

14弾から登場。いわゆる「装備カード」。
コストを払うことでバトルゾーンに「ジェネレート(出し)」し、再度コストを払うことでクリーチャーに「クロス(装備)」する。クロスされたクリーチャークロスギアを得、パワーアップする。
クリーチャーが破壊されてもクロスギアバトルゾーンに残る。そのため、クロスギアを直接破壊する効果でないと場から離れることはない。
なお、再度コストを払うことで他のクリーチャークロスしなおすことはできるが、外すことはできない。

17弾にはクロスギアの上に重ねる「進化クロスギア」が登場。その後はしばらく身を潜めていたが、28弾で「サムライ」の種族を持つ「サムライクロスギア」が登場した。

だが殿カード「バジュラズ・ソウル」の規制以降はほとんど再録されず、「武器カード」というポジションドラハートに取られてしまっている。正直今見ると使い勝手の悪さが立つ。

30弾から登場。
自分のシールドゾーンカード1枚を選び、その上に重ねて「要塞化」する。要塞化することでを発揮する。
そのが要塞化しているシールドを割ることで破壊することができるが、中には最後の1枚になるまで相手の攻撃を回避するを持つも存在する。
シールドに干渉せずのみを除去するカード現在非常に少ない。(例:【無限ボルザード】のメテオバーン効果など。)

ドラグハート

ひっくりかえしたれやー!

DMR-13から登場。「ドラゴンサーガ」において中心となるカード群。
サイキッククリーチャークロスギアの特徴を併せ持つ。

サイキッククリーチャーと同様、次元ゾーンに合わせて8枚まで入れられ、に種族に「ドラグナー」とあるクリーチャーバトルゾーンに出せる。
クロスギアのような「ドラハート・ウエポン」とのような「ドラハートフォートレス」が存在し、特定の条件を満たすことで封じられたドラゴン解放、すなわち「」して裏返り、「ドラハートクリーチャー」になる。

基本はウェポンorフォートレスクリーチャーの順に解するが、ウェポンフォートレスクリーチャーの順に3段変形する「3D」なるドラハートも存在する。この3Dカードカード3枚が繋がっており、折りたたみ式で3段変形するという他TCGをみても類を見ないその発想はなかったカードである。スリーブどうするんだよ
40枚のデッキでなく相手に開する次元ゾーンカードだからこそ出来たカードであろう。実際どういうことになっているかを詳しく説明すると長くなる為、気になる人は各自で検索してほしい。

禁断クリーチャー

DMR-19から初登場。史上初の、メインデッキに入れる表裏印刷のカード。その性質上、当初は生まれながらにして殿堂入り(一枚制限)を課せられていた。(現在ルール改定により、殿堂入りからは外れているがデッキに1枚しか入れられなくなっている。)

ゲーム開始時に「禁断の鼓動」の面を表にしてバトルゾーンに置き、その上にカード定された数の「封印」(裏向きのカードを乗せて置いておく(置き方もカードごとに決まっている)。鼓動は置いてあるだけでは何のいが同じ文明の種族に"コマンド"とつくクリーチャーを出すか、呪文などで封印を剥がすことができ、全ての封印が剥がれたとき、クリーチャー側に「禁断解放できる。

いくつかのバリエーションがあり、中にはメインデッキに最初からクリーチャーの状態で搭載される片面のカードも。こちらはゲーム開始時から出ておらずコストを払って出す必要があるかわりに(基本的に)枚数制限がない。出た時に封印され、解放されるとを発揮するのは同じ。

ツインパクト

DMSD-04と05から登場。「クリーチャー」としての性質と、「呪文」としての性質の二つを併せ持ったカード

斜めに区切りが付いており、上はクリーチャー、下は呪文と別れている。
効果で参照する際はどちらか好きな方を選ぶ事が出来る(例えば「クリーチャー」として手札に回収して、その後「呪文」として使う事が可。逆もまた然り)。但し、効果処理中は「選んだ方のまま」であり、途中で変更は不可能(例えば「クリーチャー」として場に出すなら、効果が解決するまで「クリーチャー」として扱うし、「呪文」として唱えたなら最後まで「呪文」として扱うとう感じである)。

またクリーチャー側、呪文側でコストが分かれている。論、双方別々であり混同する事は出来ない(例えば「クリーチャー」のコストを下げる時に「呪文」のコストは下がらない)。但しガチンコ・ジャッジをする際にはめくった側が参照するコストを選べる(相手がツインパクトでないカードめくり、自分がツインパクトをめくって、「呪文側」で負けて「クリーチャー側」で勝っている場合は「クリーチャー側」を選ぶ事が出来る)。

超GR

ジョーデッキ 52枚 ガチャレンジゾーン入り 52枚
一気にデッキで始めるぜ ガチャ!! ガチャ!!! ガチャレンジ!!!!

DMSD-08とDMSD-09から登場した新カード次元ゾーン以来の新たな領域「GR(ガチャレンジ)ゾーン」に置いて使うカードである。

裏面(共通面)が地のカードで、12枚一束で墓地の右側、(やる意味はないが)次元カードを使う場合はさらにその隣に、通常のデッキと同じようにシャッフルして置いて使う。また、同名カードは一部を除き2枚までしか入れることが出来ない。

カードは全て「GRクリーチャー」で、サイキック入りデッキと同じように実質的なノンクリーチャーデッキも作れる。また、デッキに戻る時はデッキトムに行くなど細かな違いはありこそすれ、大まかな裁定は次元カードと同じである。場に出す時はGR召喚(デッキトップからコストを支払って召喚したとして場に出す効果)を使用する。

オレガ・オーラ

GR専用カード。すでに場にあるGRクリーチャーに付けるか、新たにGR召喚してそれに付ける。
専用カードなので単体では何も出来ず、GRを使わないといけない。

殿堂入りカード

所謂「制限カード」。強すぎるカードにこの称号が与えられ、デッキに1枚しか入れることができなくなる。
にその時の環境の中心となっているカードが選ばれる。また、《なる紋章》や《インフェルノサイン》など、過去殿堂入りしたカードの調整版として出されたカード殿堂入りすることもある。

なおあくまで名上の話だが、デュエマのカードにとって殿堂入りは名誉な事という背景ストーリー上の設定がある。
そのため、基本的に「制限解除」「エンワ」という概念は存在しない。 同じ効果で再録されたカードがあろうと、環境インフレしようと、こいつらは永遠に一枚制限のままである。

長らくデュエマには「制限解除」という概念がなかったが、2015年に施行された《ボルメテウス・サファイアドラゴンプレミアム殿堂からの「降格」以降、いくつかのカードが「殿堂解除」され、制限になったり一枚制限に緩和されたりしている。

一方で「殿堂入り」を名誉なものとする設定も残されており、再録時のフレーバーテキストリメイクカードで触れられることがある。

以下は2023年3月20日時点での殿堂入りカード

 

プレミアム殿堂入りカード

いわゆる「禁止カード」。殿堂入りしても強すぎるカード(所謂「壊れカード」)にこの称号が与えられ、デッキに入れることが禁じられる。

ぶっちゃけボルバルザーク》のために創設された制度なんだな。
基本的に一度殿堂入りしたカードが「昇格する」が、《アクア・パトロール》等の例外は即座にこの措置がなされる場合がある。

また、特定カード同士の組み合わせを制限する「プレミアム殿コンビ」というものも存在。こちらは単体でなら4枚入れられるが、それらを同時に入れることができない。

なお、GBAゲームの特典《ガルリアス・ドラゴン》や、海外版「怪獣」のカード殿堂ではなく「使用禁止カード」となっている。ただし、ブラック・ボックス・パック(DMX-22)に再録された《ガルリアス・ドラゴン》は使用可である。これらの違いはカードの形式が日本語版の正規カードと同じかというもので、DMX-22版ガルリアスは通常のカードとして再録されたため使用可ということ。

 

過去に存在した殿堂ルール

プレミアム殿コンビ次元ゾーンまで拡させたプレミアム殿次元コンビ』というものが存在したが、こちらもほぼ同様の理由で存在しない。

ニコニコ動画上での扱い

対戦動画やパック開封動画が上げられている。

他のカードゲームアニメべると知名度やネタの多さこそあれど、なによりアニメ漫画著作者削除底しているため、MADなどが大変伸びにくくなっている。このため遊戯王ヴァンガード等にべるとは薄く、動画の数は少ない。ある意味バトルスピリッツに近い状態である。

…が、昨今の小学館ネット配信推進により、2014年9月27日からアニメデュエル・マスターズVS』の公式配信が始まった。時代は変わるものである。関連動画静画なども増えつつあるので、これからの動向に期待したい。

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最終更新:2024/10/11(金) 10:00

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