データリンクとは、
ここでは2.について記載する。
※リンクXという呼称はNATOの用語であり、米軍もNATOの文脈ではこの用語に従うが、米軍内部では別の呼称を使用する(リンク11はTADIL-A リンク16はTADIL-J)。
NATO諸国において空軍の地上指令基地間、つまり二点間の交信にだけ用いられるデジタルの二重通信方式。
航空針路を示すために使用される。リンク4Aと4Cが存在し、リンク4Aは地上基地や空母から航空機に針路に関する情報を与え、航空管制に使用される。 リンク4Cは4Aの機能を補完し、戦闘機間での信号交換を可能にする。この2つは相互に直接交信はできない。
自己と敵の目標の情報(認識、位置、針路、速度など)、自己の武器、通信、燃料の状況、電子戦の探知情報、音響探知情報、攻撃命令、武器の指向状況などの戦術情報を送受信する機能を持つ。
リンク11用のハードウェアは既に米国では生産されておらず、維持・修理のみが行われている。
データリンク能力を持たない艦船や潜水艦へのテレタイプにおける通信方式。
リンク11の機能に加えて監視、諜報、部隊状況、警戒・警報、気象、兵站など多様な情報を送受信出来る。
自衛隊ではAWACSとイージス艦、一部の航空機にリンク16装置が搭載されている。
JTIDS(Joint Tactical Information Distribution System)
リンク16用の送受信端末。JTIDSには必ず指揮統制プロセッサーが取り付けられる。これは他のリンク方式(リンク11等)の符号化・複合化能力があり、二つのリンク方式の間で相互に通信が可能になっている。
米のF-14D、E-2C、ABCCC(EC-130E)、JSTARS、MCE/TACOM、Rivet Joint(RC-135)、F-15C、潜水艦及び英のトーネード、ニムロッド、米英仏NATOのAWACS、米の空母、駆逐艦、巡洋艦、米のパトリオット
MIDS(Multifunction Information Distribution System)
JTIDSは艦船への搭載を念頭に置いて開発されており、その容積や重量のため、戦闘機への搭載は難しい。MIDSは戦闘機などに搭載できるように小型・軽量化されたものである。
自衛隊ではF-15Jの一部の機体と新規に調達するE-2DにMIDSが搭載される。[5]
リンク11を安価、軽量にし、対通信妨害能力を加えて改良したもの。リンク16機能を部分的に代替する。
米軍は1970年代にはリンク11を標準装備としたが、現在はリンク16の普及を進めている。
一方向のデータリンクで、航空自衛隊のBADGE(現在のJADGE)では目標の位置情報を要撃機に伝送するために使用される。 F-104J、F-4、F-15、F-2がTDDLの受信機を装備している。(F-86F、F-86Dには受信機は搭載されず、音声交信で情報が伝達された。)[6]
略称JDCS(F)。リンク16と比べ、僚機間の情報共有は自衛隊内に限られるが、搭載機の電子計算負荷が少なくなっている。F-2の他、F-15(プレMSIP)にも搭載可能と言われる。[7]
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最終更新:2023/12/03(日) 15:00
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