トイレットペーパーとは便所で使われる、筒状の巻紙の事である。
トイレットペーパーにはシングル、ダブルがあり、使用感、吸水感に違いがある。
一般的にはシングルかダブルを使い分けている家庭が多いが、日本では4枚重ねまで販売されており、
海外では5枚重ねのトイレットペーパーもある。
最初にトイレットペーパーが作られたのは中国だったといわれている。
そして、1857年にアメリカで商品化された。当時は新聞などを使っていたので、あまり売れなかった。
日本で使われるようになったのは、明治維新の後である。それまではちり紙を使っていた。
現在では、色にバリエーションを持たせたり、香り付きのものまで販売されている。
アメリカのウィスコンシン州にはマディソン・トイレットペーパー博物館は2000年に閉館されたが世界中から3000種類を超えるトイレットペーパーが集められていた。
トイレットペーパーは木の繊維と水だけで作る「紙」そのものである。ティッシュ、紙幣といった日常的に使う他の紙は、水で簡単にほぐれないように樹脂などの加工が施されている。
そのため他の紙と違って、トイレットペーパーは上記の通り「水で繊維がほぐれやすい」という特徴があり、逆にティッシュは「水では繊維がほぐれにくい」という特徴がある。
そのため、トイレットペーパーが切れたからといってティッシュをトイレに流すと溶けないまま排水管の中に残りやすく、排水管の詰まりや故障の原因になってしまうのでティッシュを水に流さないよう注意しよう。
なお、トイレで使用されたトイレットペーパーは下水処理場で微生物とともに浄化され、最終的に「汚泥」になる。
この汚泥も埋め立て用の土から肥料、煉瓦といった建築物、焼き物の原料など再利用可能となっている。
木から生まれた純繊維は最後まで使えるのである。
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最終更新:2024/10/05(土) 15:00
最終更新:2024/10/05(土) 14:00
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