トゥルーライズとは、1994年公開、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画である。
見事なあらすじですな
ハリー・タスカーは、表向きは妻と娘との3人暮らしを送るコンピューターセールスマン。しかし、彼の本当の姿は、大統領直属の国家保安組織「オメガ・セクター」所属のスパイ。
ある日、妻ヘレンの浮気を疑ったハリーは、組織の力を使って捜査を開始。誤解ではあったものの、ヘレンが抱く平凡な日常への不満を知り、ハリーは普段やっているスパイの任務を疑似体験させる事にする。ところが、そこにアジス率いるペルシャ系のテロリスト集団「真紅のジハード」が乱入。夫妻は捕らえられ、娘のディナまでもが巻き込まれてしまう。
運搬中の核弾頭を強奪し、アメリカ軍のペルシャ湾からの撤退を要求するテロリストを相手に、国家と家族の危機をめぐりハリーが奮闘する。
概要はお好き?ええ、ゾッコンです
監督は「タイタニック」などで知られるジェームズ・キャメロン。フランス映画『La Totale』を見て気に入ったシュワルツネッガーが、ジェームズ・キャメロンにそれのリメイクを持ちかけて製作された。
『コマンドー』から続くシュワルツネッガーのイメージそのままに、ゴリ押しマッスルアクションや、センスのいいジョーク等コマンドーを想起させるような秀逸な演出が特徴的。当時としては破格の約1億2000万ドルをかけて製作され、根強いファンが多く、続編製作の話が何度となく持ち上がっている。また、2010年にはアメリカFOXでのTVシリーズ化が発表されている。
ニコニコでは、同じシュワルツネッガー主演繋がりか、「プレデター」や「イレイザー」などと同様にコマンドーのMAD動画にこれを絡めたものが投稿されている。ニコニコでの知名度は前者に挙げた作品等には劣るものの、本作単体でのネタ性も十分すぎるくらいに高い。
吹き替え版は2種類存在するが、2ちゃんねるやニコニコにおいて主に使用されるのは1996年3月30日にフジテレビの 『ゴールデン洋画劇場』で放送された、所謂「フジテレビ版」。翻訳は日笠千晶で、ハリー役が玄田哲章なのもこちら。ちなみに、このバージョンのアジス役は若本規夫で、本物を凌駕しているともっぱらの評判である。
また、この映画を題材にしたゲームも発売されている。
登場人物、出てこい出てこい…あ、出た
- ハリー・タスカー(演:アーノルド・シュワルツェネッガー/玄田哲章(フジテレビ版)/菅生隆之(ソフト版))
- 表向きの姿は平凡なコンピューターセールスマン。しかし、真の姿は大統領直属の国家保安組織「オメガ・セクター」に所属するこの道17年の敏腕諜報員。流暢なアラビア語から戦闘機の操縦まで多才な能力を持ち合わせている。仕事スタイルは非常に大胆で爆破や銃撃戦に発展することもしばしば。妻のヘレンと娘のディナがいる所帯持ちだが、本職は家族には明かしていない。このことが災いし、家族仲に溝が生じている。
- ヘレン・タスカー(演:ジェイミー・リー・カーティス/一城みゆ希/戸田恵子)
- ハリーの妻。法律事務所勤務の平凡なOL。結婚して15年になるが、未だに夫の正体を知らない。長期間家を開けたり、急用が入ったりすることの多いハリーに辟易することもあったようだが今ではすっかり慣れてしまった様子。後述のサイモンと不倫(?)したことが大きなトラブルを招くことになる……
- ディナ・タスカー(演:エリザ・ドゥシュク/水谷優子/林原めぐみ)
- ハリーとヘレンの一人娘。14歳の反抗期で素行はあまりよろしくない。後半ではテロリストの人質となるが、あの父にしてこの娘ありと言わんばかりの活躍を見せる。
- アルバート・マイク・ギブソン(演:トム・アーノルド/羽佐間道夫/安原義人)
- ハリーの同僚。コメディリリーフ担当。主にハリーのサポートを担当しており、ハリーの無茶振りにしょっちゅう振り回されている。スパイグッズ製作も担当しており、これが後にハリーたちを救うことになる。ハリーと異なり、最低でもバツ2で、仕事が原因で破局した節がある。捲し立てるような台詞回しは原語・両吹替バージョン共に秀逸。
- ファイザル(ファイシル)(演:グラント・ヘズロウ/森川智之/宮本充)
- ハリーの同僚。ギブソンと共にハリーのサポートに回ることが多く、主にハッキングなどのコンピューター周り担当している。ハリー率いるチームの新入りだが、彼らにすっかり溶け込んでいる。
- サリム・アブ・アジズ(演:アート・マリック/若本規夫/樋浦勉)
- ペロテロ組織「真紅のジハード」のリーダー。ペルシャ湾に駐留するアメリカ軍撤退を要求に、アメリカ国内で核弾頭を用いたテロを画策する。「砂漠の毒グモ」を自称しており、他のテロ組織が霞んで見える過激派(ギブソン曰く「あらゆる爆弾テロに絡むサイコ野郎」)……なのだが、人名尊重の意思を誇示したり、ミスを犯した部下を許容したり、リーダー自ら先頭に立って行動したりする姿が理想の上司、どこか憎めない悪役なキャラとして人気を集めている。また、フジ版吹替におけるCV若本の自由すぎる演技が彼の人気に拍車をかけている。
- ジュノ・スキナー(演:ティア・カレル/一柳みる/一城みゆ希)
- 中東が専門の古美術商。中東の危険区域での発掘調査や買付けに携わったことにより、独自の外交ルートやコネクションを持ち合わせており、裏では武器の密売を行なっている。彼女周辺のテロリストへの資金ルート調査が今作の発端となっている。報酬と引き換えに、真紅のジハードメンバーのアメリカ入国と核弾頭密輸を手引きしていた。
- サイモン(演:ビル・パクストン/牛山茂/江原正士)
- ヘレンの不倫(?)相手。彼女にスパイであるかように振る舞っているが、その正体は中古車のセールスマン。スパイを装って女性に接近し、相手に非日常を体験させて誘惑することを常套手段としている女たらし。ハリーが接触した時点で既に2、3人掛け持ちしていた。なお演じるビル・パクストンはシュワとは『ターミネーター』(冒頭のチンピラ)と『コマンドー』(沿岸警備隊通信手)で共演している。
これは、余談あたりでしょうか?
語録はいかが?
- お目が(Ω)高いわー
- いや、一度お会いしたら美人は忘れません
- よくご存知ね。正確には紀元前6世紀のものよ。その時代はお好き?
- えぇ、ゾッコンです。
- あらー!?まだー!!マイクが凍ってる!?(空耳)
- バラの匂いに酔ってる場合じゃないってんだスケベ!
- 見てろベイビー!スカートの横からチョロっと手を入れて一気に濡れたアソコへタ~ッチ!
- 黙って放っておいたら奴さんガキでも仕込みかねねぇよ
- よぉし色男、お次は脱出作戦DA!
- 失礼、お客様招待状を拝見できますか?
- いいとも、招待状はこれだ。(小屋爆破)
- おすわり(獰猛なドーベルマンを黙らせつつ)
- ちょっと、そこの頭邪魔
- 君らの話はスカートの上から尻を撫でるようなもんだ
- 「今のところ証拠はまだ固まってません」「そそ、フニャフニャでね」
- 「ひとつここはプロの出番ってことだ……タンゴでもいかが?」「喜んで♪」
- 男にだらしの無いヴァカ女が!
- ひっぱたかれるのも高い給料に入ってるわけ?
- お前何考えてるんだよ!せっかく追い詰めたホシを逃がしちまって!話しているのに目を逸らすな!お前警官として恥ずかしくないのか!(馬に説教)
- 「無許可の盗聴は犯罪だぞ!もしばれたりしたら…」「いつも平気でやってる事だろうが!今更御託を並べるな!」
- 「おい出せよ、ページが9から11に飛んでる。抜き取ったページはどこだ?」「あれ、タイプミスかな?」「抜き取ったページを寄越せぃ!」
- 「何言ってんだ、俺は清廉潔白だよ。牧師さんに負けないくらi」「2ヶ月越しの張り込みを不意にしたことがあったな?女にナニさせて!」「えっ…?知ってたの…?」「ハッ!」「……フランクリン通りの方が近いよっ!」
- ヤクでもやってんだろこの馬鹿女
- 最新のコーヒー沸かし器。いや違う、かき氷を作る機械だ。間違いない。…温水装置か?
- お前らは女や子供たちを殺したんだ。我々の町に空から爆弾をばら撒いた。そのお前らが、我々を、「テ ロ リ ス ト」と呼ぶぅ!!だが今、迫害されたもの達の手に、敵に反撃する強力な武器が与えられた。良く聞け、アメリカよ。ペルシャ湾全域から全ての軍隊を撤退させろ!即刻ぅ!そして永遠になぁ!真紅のジハードは要求が通るまでアメリカの主要都市を毎週、ひ と つ ず つ !破壊していくことを宣言する。ただし、一つ目の核弾頭はこの無人島で爆発させる。我々の力を世界に示すために、我らの人命尊重の意志の証として!しかしだ!要求が入れられないときは、我らは迷うことなく、アメリカの主要な都市へのばぁくだん攻勢を開始するだろう!週に一つぅ!……
- バッテリー切れです…
- 切れたらさっさと入れ替えろマヌケェ…
- まずお前さんをとっ捕まえて盾にして、あそこにいる見張りの男を殺る。そこに乗っかってる外科用のトロカールで。それからお前さんの首をへし折るってのはどうだぁ?(その直後全部宣言通りに実行)
- ランボーみたい…
- 関東名物助けて~!(空耳)
- やったろうぜ!
- バカタレ!兄貴だぞ!(空耳)
- マーベリックミサイルをブチ込んで、橋を寸断しろ!
- 一発どぉ!?お代わりは!?
- 橋がないじゃん……
- 本物の戦闘機なんか10年も扱ってないんだろ?操縦できんのか、オイ?
- もしぶっ壊したら給料から引いてくれ
- 心配するな、あいつはベテラン!ハリアーの操縦くらいお手のモンだよ!はじめちょっと危なっかしいがな、あれがあいつ独特の発進法でね、上がっちまえばどうって事無い!自転車だってそうだろう?一度乗ったらコツは一生忘れねえモンだ!
- ヤバい!おい!みんな逃げろ!
- ごめんなさいよ
- オイウツナウタナイデクレェ!(酷い滑舌)
- 「テレビ局の奴らが来ましたが入れますかぁ!?」「その前にボディチェックだ!それぐらい分かるだろう!」
- 「どのキーですか?」「あのキーだ!」→「誰だキーを抜いたのはぁ!?」
- おりゃあああああああ!
- ぶっ飛べ!
- 「ここでやっちゃっても構わないわね」「ああ、やれよ」
- そこも吹っ飛ばしてあげましょうか?
- 「オイオイ、タンゴだってよ」「冗談じゃねぇぞオイ」
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