トナカイとは (トナカイとは) [単語記事]

トナカイとは、

クジラ偶蹄目シカ科トナカイ属に属するシカの一種。
半家畜化されており、食用にしたりそりを引かせたりなど様々な用途がある。
２のトナカイのモチーフであると思われる。
幻想種の一種。聖ニコラス(＝サンタクロース)の呼びかけに応じ、彼を乗せたそりを引いて空を飛ぶ。
トナカイとトナカイが引っ張る聖ニコラスは子供に贈り物をするといわれている。
ニコニコ生放送でギター演奏などを中心に配信している配信者。
詳しくは「トナカイ（←ここのみ生放送記事へのリンク）」を参照。
トナかい。ニコニコ生放送でゲーム実況を中心に配信している配信者。
詳しくは「トナかい(生放送主)」を参照。

ここでは１と２について解説する。

１のトナカイの概要

生息域

自然分布は主に北極圏周辺^[1]であり、北アメリカに生息する個体は「カリブー」と呼ばれる。
トナカイは半家畜化された動物であるため、人為的に持ち込まれ生息している地域もある。^[2]
ツンドラ地帯に生息する動物である。

特徴

体長は2mを超えることもある。ヘラジカほどではないがかなり大型のシカである。
鼻の色は黒色だが、鼻先に毛細血管が集中しているため毛色が白だと赤く見えることもあるようだ。

トナカイ最大の特徴は、シカであるにもかかわらずオスとメス両方に角が生えることだろう。
通常シカの角はメスを巡るオス同士の争いに使われるが、トナカイの角はそれに加えて雪の中からエサを掘り出す役割もあるためメスにも角が生えるのだと考えられている。

さらに変わった特徴として、食性が雑食（一応草食性が強い雑食）という点もあげられる。
植物性のエサが少ない北極圏周辺で暮らしているためか、虫やレミング（タビネズミ）を捕食する。
また、シベリアのハンティ人という民族が飼うトナカイはエサとして魚を与えられている。
植物だけでは生きられないほど過酷な環境で生きているシカということだろう。

ちなみにオスの角は春に生えて秋から冬に抜け落ちるが、メスの角は冬に生えて春から夏に抜け落ちる。
つまりクリスマスの時期に角を生やしているトナカイはメスである。
エサの少ない冬に子供のエサを確保しなければならないメスは、冬にこそ角が必要なのだ。

名前について

実は「トナカイ」はアイヌ語に由来する和名であり、海外では通じないローカルな呼び名である。

家畜化しやすい（人に馴れやすい）ことから漢名は「馴鹿（じゅんろく）」という。

英名だと「Reindeer（レインディア）」で「Rein」+「deer（シカ）」だが、「Rein」の部分は「Rein（手綱）」ではなく古ノルド語の「hr ei nn」に由来し、さらに元をたどると「角のある獣」という意味のインドヨーロッパ祖語「kroi nos」にたどり着く。

２のトナカイの概要

幻想種としてのトナカイ

サンタはいないとして…トナカイはいるよな？

トナカイについて、神楽

あはははーーーーっ！！こいつトナカイ信じてるよ！！

神楽の問いに対して、滝野智

民明書房刊ボンクラーズ著「三人依れば文殊の知恵」より抜粋

えっ！？トナカイっているんでしゅか！？？？

とあるラジオの超電磁砲にて、伊藤かな恵

民明書房刊「幻想サイドの精神攻撃」より抜粋

※参考文献はインなんとかの脳内所蔵本につき、持ち出し厳禁。

以上の情報からわかるように、トナカイとはサンタクロースと同様に架空の存在である。空飛ぶシカなどいるはずがない。　

では何かと問われると、「サンタさんはおとうさんなんですよー」（美浜ちよ談）とあることから考えるにおとうさんが召喚した何者かではないかと考えられる。しかし、そもそもマッハ 100で空を飛び、バリアを張って銃弾を防ぐおとうさんにそのような乗り物が必要であるとは考えにくい。では何かと問われると、そこで考察は行き詰ってしまうのである。

また、ニコニコ動画にて以下のような言動を見ることができる。

まずはそのふざけた幻想（トナカイ）をぶち殺す！！

トナカイについて、上条当麻　ニコニコ動画「サンタ狩り」より抜粋

おそらくトナカイの後にサンタもそげぶしたものと思われる。その次にはクリスマスという幻想もそげぶしてくれるだろう。クリスマス終了のお知らせ。上条さんマジぱねぇっす。

ちなみにサンタクロースが使役するトナカイはそれぞれに固有名がついている。彼、彼女らの名前については「サンタクロース」の記事を参照。

他の幻想種との比較

西洋圏の幻想種において肉体を持ち、かつ空を飛ぶものはペガサスにせよ、グリフォンにせよ、ドラゴンにせよ翼を持つものである。この点において、トナカイは他の幻想種と一線を画している。

さらにいうのであれば、幻想種は本来キリスト教と相容れない部分が多い。これはもともとキリスト教が一神教であり、幻想種の生きる土着の伝説を駆逐していく存在であることが原因である。例えば聖人の1人聖ゲオルギウスはドラゴン殺しとして有名である。その中にあって、トナカイは幻想種でありながらキリスト教の聖人の聖ニコラスに付き従うというという特異な立場である。

赤鼻のトナカイ

でもトナカイもトナカイやで！夜道をてらす鼻ってどんなん！？なんでそんなことに！？もしかしたらそいつ、トナカイとちゃうで！？

赤鼻のトナカイについて、大阪
 民明書房刊ボンクラーズ著「三人依れば文殊の知恵」　より抜粋

この文献によると赤鼻のトナカイはトナカイではない何かということになる。

しかし、聖ニコラスは好んで赤鼻のトナカイを召喚しトナカイたちの先導を任せたとも言われており、おそらくトナカイよりも上位に位置する幻想種ではないかと思われる。

青鼻のトナカイについて

漫画『ONE PIECE』に登場。

医術の知識に長け、シルクハットをかぶったタヌキである。本名トニートニー･チョッパー。雪男でもある。

しかしてその正体は7段変形面白トナカイだったりする。麦わら海賊団のペット兼非常食。

脚注

*アラスカ、カナダ、グリーンランド、ノルウェー、フィンランド、ロシア。スウェーデンにも生息していたが絶滅。
*アイスランドなど。

トナカイ単語

１のトナカイの概要

生息域