「良き力だ」
トポロジック(遊戯王)とは、アニメ『遊☆戯☆王ヴレインズ』及び遊戯王OCGに登場したカード群である。
遊戯王OCGとしては2017年4月15日発売の「CORD OF THE DUELIST」から登場した《トポロジック・ボマー・ドラゴン》が初出。
闇属性・サイバース族のリンクモンスター群で、《トポロジック・トゥリスバエナ》以外はリンク4・攻撃力3000である。それぞれリンク先にモンスターが特殊召喚される事で誘発する強制効果を持つ。この効果は名前の由来の一つである「ロジックボム」というマルウェアの特性に由来する。ちなみにこのカード群を指定するサポートカード等は現状存在しないため、厳密に言えばカテゴリ化はされていない。
アニメ遊☆戯☆王ヴレインズにおいて、リボルバー(鴻上了見)の使用カードとして登場し、いずれも主人公のPlaymaker(藤木遊作)同様、スピードデュエルにおいてリボルバーが使用するスキル「Storm Access」の効果でデータストームから引き当てられてEXデッキに加わっている。なお、リボルバーはサイバース族及び、その生みの親であるAI「イグニス」抹消を掲げるハノイの騎士のリーダーであるが、彼曰く「毒を以て毒を制す、それもまた一興」とのことで、使うこと自体にためらいはない。彼がスピードデュエルを行うたびに追加され、冒頭の「良き力だ」と言うのがお約束だったのだが、《トポロジック・ガンブラー・ドラゴン》の時だけはそういう空気じゃなかったのか言わなかった。
トゥリスバエナ以外は攻撃力が3000もある為か、相手からはエース級扱いされることもあるが、リボルバーの本来のエースは《ヴァレルロード・ドラゴン》等の「ヴァレル」モンスターである。どちらかと言えば、Playmakerの「コード・トーカー」モンスター等の準エースに近い(攻撃名や効果名が「これでとどめだ!」と言わんばかりのネーミングなのも似ている)。しかし、《トポロジック・ガンブラー・ドラゴン》は実質的に一年目のラスボスモンスターとして登場し、それ以前に登場した2体よりも派手な効果を持っていたので、OCGでいくらか弱体化を受けた。ラスボスがOCGで弱体化するのは遊戯王ではよくあることである。
名前の由来の一つに「トポロジー(位相幾何学)」というのが挙げられるが、数学的なところ以外はあまり関連性が見られない(ていうか素人には意味を理解するのも説明するのも難しい・・・)。強いて言うなら、トポロジーで検索して出てくる図形に似たような意匠がイラストにちょっとだけ見られる(?)程度。トポロジック・ボマーの場合は「ロジックボム」とも掛かっている。
テキストは遊戯王カードWikiより引用。
トポロジック・ボマー・ドラゴン/Topologic Bomber Dragon
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リンク・効果モンスター
リンク4/闇属性/サイバース族/攻3000
【リンクマーカー:上/左下/下/右下】
効果モンスター2体以上
(1):このカードがモンスターゾーンに存在し、
フィールドのリンクモンスターのリンク先にこのカード以外のモンスターが特殊召喚された場合に発動する。
お互いのメインモンスターゾーンのモンスターを全て破壊する。
このターン、このカード以外の自分のモンスターは攻撃できない。
(2):このカードが相手モンスターを攻撃したダメージ計算後に発動する。
その相手モンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
(1)の効果はメインモンスターゾーンのモンスターにのみ効果が及ぶ《ブラック・ホール》。基本的にこのカードをEXモンスターゾーンに出しておき、巻き添えになっても良いモンスターをリンク先に特殊召喚するなどして能動的に発動することになる。EXモンスターゾーンに出すと、上のリンクマーカーが相手のモンスターゾーンに向いてしまうが、この効果のおかげで実質使用不可。ただし、場合によっては相手の任意で発動出来るため、《スターダスト・ドラゴン》や《剛鬼ジャドウ・オーガ》の様なメタカードに弱いところがある。当然だが、このカードをメインモンスターゾーンに出して効果を発動すると自爆する(場合によってはそれでも良いが)。非常に見落としがちな事が一つあり、よく読めばわかるのだが実はこの効果、このカード以外のリンクモンスターのリンク先に特殊召喚されても発動する。となると、相手はこのカードを放置してリンクを繋ぎながら展開なんてことは出来なくなる。アニメでもそうなりかけたシーンがあるのだが、その時は後述するように効果自体無効にされてしまった。
(2)の効果は《E・HERO フレイム・ウィングマン》と似た効果に見えるが、戦闘破壊出来なくても発動するので、いっそ元々の攻撃力4000クラスの相手モンスターに自爆特攻してやれば逆に4000ダメージ与えられる。
感染後も潜伏し続け、(1)の効果の様に特定の条件を満たした時に、初めてクラッキングを開始する「ロジックボム」というタイプのマルウェアがある。
アニメでは、リボルバーが初めて「Storm Access」で入手したカード。高い攻撃力と効果による制圧力でPlaymakerを苦しめた。その後もリボルバーのデュエルで度々登場するが、彼の主力として有名になり過ぎたためか対策されていたり、強制効果を逆手に取られる展開があった。1年目の最後に行ったPlaymakerとの決戦では効果を無効にされてしまったが、後にそれがEXリンクの起点となった。
最近の(1)の様な効果にしては珍しく、ターン毎の発動制限が無い所を、《フェニキシアン・クラスター・アマリリス》の効果と組み合わせて悪用された結果、アマリリスの方が禁止になった。攻撃名は「終極のマリシャスコード」。(1)の効果名は「フルオーバーラップ」。(2)の効果名は「エイミング・ブラスト」。
トポロジック・トゥリスバエナ/Topologic Trisbaena
◤ ▲ ◥ ◀ ロ ▶ ◣ ▼ ◢
リンク・効果モンスター
リンク3/闇属性/サイバース族/攻2500
【リンクマーカー:上/左下/右下】
効果モンスター2体以上
(1):このカードのリンク先にモンスターが特殊召喚された場合に発動する。
そのモンスター及びフィールドの魔法・罠カードを全て除外し、
この効果で除外した相手のカードの数×500ダメージを相手に与える。
「トポロジック」の中で唯一のリンク3・攻撃力2500。(1)の効果の発動条件が似ている《トポロジック・ボマー・ドラゴン》とは、モンスターを除去したいか、魔法・罠を除去したいかで使い分けることが出来る。しかもこちらは除外した相手カードの数×500ダメージを与えることが出来る為、場合によっては戦闘を介さず決着をつけることが可能。EXデッキに空きがあったら1枚入れておいて、機会を見て狙っても見ても良い。その上、《トポロジック・ボマー・ドラゴン》の効果と違い、発動後にこのカード以外も攻撃出来る。
アニメでは、ハノイの企みの一端を見てしまったゴーストガールに対して、口封じに行ったスピ―デュエルで登場した。ゴーストガールは主力である「オルターガイスト」カテゴリの罠や、手札の《オルターガイスト・クンティエリ》で迎撃体制を整えていたが、トゥリスバエナの効果で伏せカードを全て破壊し、がら空きになった所を直接攻撃でライフを削り切り勝利した。
機械族でもないのに全身非常にメカメカしい姿をしており、派手な変形機構を搭載している。アニメやCMではイラストに描かれている通常形態(1st Form)に加えて、効果発動時(2nd Form)と攻撃時(3rd Form)でそれぞれ別の形態への変形を披露した。「三つの頭(形態)を持つアンフィスバエナ」という意味でトゥリスバエナというらしい。攻撃名は「終焉のバルネラブルコード」。効果名は「マイグレーションフォース」。なお、《トポロジック・ガンブラー・ドラゴン》によって完成したEXリンクには、マーカーの都合でハブられることになった。
トポロジック・ガンブラー・ドラゴン/Topologic Gumblar Dragon
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リンク・効果モンスター
リンク4/闇属性/サイバース族/攻3000
【リンクマーカー:上/左/右/下】
効果モンスター2体以上
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、
このカード以外のモンスターがリンクモンスターのリンク先に特殊召喚された場合に発動する。
自分は手札を任意の枚数ランダムに捨てる(最大2枚)。
その後、捨てた数だけ相手は手札を選んで捨てる。
(2):このカードがEXリンク状態の場合に発動できる。
相手は手札を2枚まで可能な限り選んで捨てる。
この効果で相手の手札が0枚になった場合、 さらに相手に3000ダメージを与える。
登場時点で唯一OCG公式デュエルで使用可能な、EXリンクの成立を発動条件とする効果を持つカードである。二つの効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できず、(1)の効果は《トポロジック・ボマー・ドラゴン》同様に、このカード以外のリンクモンスターのリンク先に特殊召喚されても強制発動してしまうため、(2)の効果を召喚したターンに使う場合、最短でもEXリンクを構成する最後の1体として出す必要がある。手札を捨てる効果なので「暗黒界」や「魔轟神」の効果発動に使えたり使われたりする点に注意。
Webサイトを改ざんしてウィルスを仕込み、そのサイトの閲覧者へウィルスをばら撒くクラッキング行為の事を「ガンブラー」と呼び、この国でも結構起こっているのでWebサイト管理者及び閲覧者は警戒していただきたい。相手がハノイの騎士や草薙翔一や草薙素子じゃないだけ対策のしようはある・・・。
アニメで初登場した時は、リボルバーがリンク召喚した直後に彼の父である鴻上博士が危篤状態に陥ってしまい、急遽《ドロップドラコ》をこのカードのリンク先に特殊召喚し、(1)の効果「アンフォームド・カード」のハンデスに対して《ドロップドラコ》の効果を発動させ、効果ダメージをお互いに受ける事で引き分けに持ち込み、急ぎ父の下へ向かった。博士の死を看取った後、改めて行われたPlaymakerとのデュエルでは、効果を無効にされたおかげでリンクを繋げられる様になった《トポロジック・ボマー・ドラゴン》から始まり、このカードで完結する。リンク4・攻撃力3000のエース級モンスター5体によるEXリンクを成立させ、作中初めてのEXリンクを達成した(EXリンクを決めた時の作中の実況サイトのコメントで「これは友達を無くすデッキ」などと評された)。そして、EXリンク状態のこのカードが発動出来る(2)の効果「デウス・エクス・マキナ」(ロケットパーーーンチ!)によって効果名が意味する通り全てを終わらせにかかるが、永続罠《ドロップフレーム・ウェッジ》の効果でライフ50で耐えられ4ターンの猶予を与えてしまう。一方のPlaymakerは、これで得た時間を利用して自分フィールド側もEXリンクを成立させ、お互いのフィールドを1周する「完全なエクストラリンク」を完成させた。それにより永続魔法《ゼロ・エクストラリンク》の効果に繋げる事で反撃に転じた。
アニメだと(1)、(2)のハンデス部分は手札を「全て破壊する」効果になっていて、(2)の効果は無効化されない効果を持っていた。さらにラスボス仕様として、EXリンク状態のこのカードが存在する限り、自分フィールド全てのリンクモンスターは効果で破壊されないという三つ目の効果も持っていた。ちなみに《ゼロ・エクストラリンク》の方はOCG化に際し、名前に反して効果の発動、適用条件にEXリンクの必要が無くなったので汎用性が段違いに向上した。
トポロジック・ゼロヴォロス/Topologic Zeroboros
◤ ▲ ◥ ◀ ロ ▶ ◣ ▼ ◢
リンク・効果モンスター
リンク4/闇属性/サイバース族/攻3000
【リンクマーカー:左上/右上/左下/右下】
効果モンスター2体以上
自分はこのカードのリンク先となるEXモンスターゾーンにモンスターを出せない。
(1):このカードの攻撃力は除外されているカードの数×200アップする。
(2):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、
このカード以外のモンスターがリンクモンスターのリンク先に特殊召喚された場合に発動する。
フィールドのカードを全て除外する。
(3):このカードが自身の効果で除外された場合、
次のターンのスタンバイフェイズに発動する。
除外されているこのカードを特殊召喚する。
リンク先にモンスターが特殊召喚された場合に全体除外効果を発動し、その効果を使った場合次のターンに帰還する効果を持っている。また、表側裏側自分相手問わず除外ゾーンにあるカードの枚数分攻撃力が上昇する。
左上/右上のリンクマーカーがついているが、その先がEXモンスターゾーンだった場合にモンスターが出せなくなっており、エクストラリンクをこのカードを通じて行うことが出来ないようになっている。そのため、メインモンスターゾーンでの配置を間違えると思わず自分の首を絞めるハメになってしまうので注意しよう。
遊戯王TCGでは帰還できるタイミングが「次の自分のスタンバイフェイズ」となっており、自分ターンでの除外後の相手ターンに帰還してEXモンスターゾーンに相手がモンスター出すのを牽制することが出来なくなっている。
《トポロジック・ボマー・ドラゴン》や《トポロジック・トゥリスバエナ》と比較すると除去力でこの2枚に勝っているが、前述した欠点や、除外ゾーンで効果を発揮するカードを除外してしまうという懸念もあるため、この2枚と相互互換と言えるだろう。
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最終更新:2023/06/08(木) 17:00
最終更新:2023/06/08(木) 17:00
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