…流石に↑の画像ではわからないと思うので
トマ・パロットとは、衛藤ヒロユキの漫画『魔法陣グルグル』シリーズに登場する地味なキャラクターである。テレビアニメの声は第一作と第二作が神代知衣、第三作が藤井ゆきよ。
単行本1巻の第5章というかなり早い段階で友人のザザ&ミグ兄妹とともに初登場。魔物にさらわれたククリやミグを救うため、ノコギリ山へ向かうニケにザザとともに同行する。この時は存在自体が目立つキタキタおやじやザザの「ザムディン!」等、アクの強い同郷者の影に隠れた地味な存在だったため、誰もが「その場限りのキャラ」と思っただろう…
ところが、ネコジタ谷(5巻第32章)で友人の兄妹を差し置きまさかの再登場。当初は「僧侶(になるかも)」と言っていた彼だが、再会時には魔力を込めたアイテムを創作し駆使する僧侶の派生職・地味な魔技師になっていた。地味ながら再登場時にはニケ(レベル2)とククリ(レベル3)を大幅に上回るレベル10に到達している。
ガタリの啓示で能力解放してからは地味に数々の道具を発明し、地味なりに勇者一行を助ける役回りになる。その地味な貢献度は、きりなしの塔攻略でニケとククリが1つしかレベルアップしなかったのに対し、3つも一気に上がったことからもわかるだろう。
コパール王国では勇者パーティーから外れ出番が大幅に減少。秘境アラハビカでは念願だった自分の店「トマの店」を持つものの、ウニョラー化したニケとククリに二度も破壊されたうえ、きりなしの塔攻略で大金を得たキタキタおやじの援助で再建した際に外装におやじ像がついた悪趣味な店に変えられてしまう(しかも中身はボロいまま)。
アラハビカが変化した遺跡パンフォス攻略後は、復活したアラハビカの支配人をニケに押し付けられ再びパーティーを外れる。その後ジタリの遺跡まで長期間出番がなくなるが、その先はギリ討伐までパーティーに参戦し、最終話にも地味に登場。終わってみれば最初期から最終話まで登場した、数少ない地味に幸運な人物であった。
勇者一行の中では一番謙虚で常識人だが、珍しいアイテムが絡むと人が変わる。基本的に温厚な性格だが、魔力も財力も豊富な魔界のプリンスであるレイドが飛行船で飛来した話を聞き彼をライバル視したり、そのレイドに自分のボロ舟やボロ大砲を「民間人のくふう」と馬鹿にされると怒りをあらわにした(が、あっさり撃墜されたうえ「夏休みの工作」とまで言われてしまう)。
帽子や靴など装備品のあちこちに隠し武器が仕込まれており、アイテムを駆使すれば地味に最強クラスとも(原作の吹き出し「トマ最強説浮上」)。絵は苦手なようで、ジタリの遺跡でニケの似顔絵を描いた身代わり人形を制作したときは、モンスターがその顔に恐れをなし逃走してしまった。
最初から最後まで一貫して地味なキャラで、ガタリの啓示を受けたときも絵的に地味という理由から3人で唯一啓示シーンがカット。コパール王国では自称天才芸術家のアダムスキーの話に夢中になりパーティーから忘れ去られたうえ、ニケの大ボラ話では死んで土の底から戦闘をアドバイスする究極の地味なキャラにされてしまった。
地味に主要キャラなのにキタキタおやじ同様、単行本の背表紙に登場したことがない。最後の最後で最終巻16巻のカバー裏という記念すべき場に抜擢されたが、その姿は当記事冒頭の棒人間という有様。それぐらい地味。
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最終更新:2024/04/26(金) 00:00
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