トムクーン・SB-2 単語

シルバーバレットツー

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ヨーヨーヨーヨーの機種一覧トム・クーン > トムクーン・SB-2

シルバーバレット2(Silver Bullet 2, SB-2)とは、トム・クーンが販売していたヨーヨーの名である。

略称SB-2」で知られる。

概要

1990年発売。

当時の最新技術を余すことなく搭載したハイエンド機種。
本機自体の採用例は少なかったものの、本機に採用された技術は後世のヨーヨーに欠かせないものばかりである。

トムクーン・シルバーバレット1」のアルミニウムボディはそのままに、木製軸をボールベアリングに換装。史上初のボールベアリング内蔵機種である。
ベアリングサイズは、結果として独自規格となったトムクーンサイズ(サイズI)。小径ベアリングとして広く使われているサイズE(ヨメガ)やサイズK(ファクトリー小径)より更に小さいサイズである。

また、本機は軸周りにゴムリングを仕込むことにより、ギャップ幅が自由に変えられるアジスタブギャップ機構を備えていた。

後述のように史上初めて宇宙に行ったヨーヨーでもあり、3つの「史上初」を持ったヨーヨーである。

1999年版

1999年リニューアル版が発売された。

この際採用されたカラーリングは、のちにスプラッシュカラーと呼ばれるインクをまき散らしたような配色であった。ヨーヨーへの採用例は本機が史上初である。

また、レスポンスシステムに布製のステッカーターボディスクが初めて採用された。
ダンカンの「フリクションステッカー」に応用される技術である。

宇宙に行ったヨーヨー

1992年7月スペースシャトルアトランティスに本機が搭載され、ジェフリーホフマン宇宙飛行士によって史上初めて重力間でヨーヨープレイされた。
これを記念し、SB-2のパッケージには背景地球が描かれている。

当時のヨーヨー引き戻し仕様だったため、「宇宙空間ヨーヨースリープしない」という結論であったが、2012年バインド仕様ヨーヨー(ダンカン・モーメンタムと推定される)が搭載された際はスリープすることが確認された。

日本での扱い

トム・クーンハイパーヨーヨーではなかったが、JYYAヨーヨーとして認められており、『ハイパーヨーヨーコレクション』などに写真が掲載されていた。

日本でもトム・クーンヨーヨーは少数輸入されており、「SB-2」はその中でも店頭で見かけることが多かった機種である。価格は2万円前後で、「ハイパーレイダー」や「ハイパーバイパー」などと共にガラスケース内で販売されていたことが多い。

子供にはあまりにも高価であり、店舗側でも商品というよりは一種のディスプレイという扱いであった。

現在でも、個人の玩具店やサーフ用具店に在庫が残っていることがある。

関連機種

シルバーバレットシリーズ

初期のフルメタル機種。

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