シルバーバレット2(Silver Bullet 2, SB-2)とは、トム・クーンが販売していたヨーヨーの名である。
1990年発売。
当時の最新技術を余すことなく搭載したハイエンド機種。
本機自体の採用例は少なかったものの、本機に採用された技術は後世のヨーヨーに欠かせないものばかりである。
「トムクーン・シルバーバレット1」のアルミニウムボディはそのままに、木製軸をボールベアリングに換装。史上初のボールベアリング内蔵機種である。
ベアリングサイズは、結果として独自規格となったトムクーンサイズ(サイズI)。小径ベアリングとして広く使われているサイズE(ヨメガ)やサイズK(ファクトリー小径)より更に小さいサイズである。
また、本機は軸周りにゴムリングを仕込むことにより、ギャップ幅が自由に変えられるアジャスタブルギャップ機構を備えていた。
後述のように史上初めて宇宙に行ったヨーヨーでもあり、3つの「史上初」を持ったヨーヨーである。
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この際採用されたカラーリングは、のちにスプラッシュカラーと呼ばれるインクをまき散らしたような配色であった。ヨーヨーへの採用例は本機が史上初である。
また、レスポンスシステムに布製のステッカー「ターボディスク」が初めて採用された。
ダンカンの「フリクションステッカー」に応用される技術である。
1992年7月、スペースシャトル・アトランティスに本機が搭載され、ジェフリー・ホフマン宇宙飛行士によって史上初めて無重力空間でヨーヨーがプレイされた。
これを記念し、SB-2のパッケージには背景に地球が描かれている。
当時のヨーヨーは引き戻し仕様だったため、「宇宙空間でヨーヨーはスリープしない」という結論であったが、2012年にバインド仕様のヨーヨー(ダンカン・モーメンタムと推定される)が搭載された際はスリープすることが確認された。
トム・クーンはハイパーヨーヨーではなかったが、JYYA公認ヨーヨーとして認められており、『ハイパーヨーヨーコレクション』などに写真が掲載されていた。
日本でもトム・クーンヨーヨーは少数輸入されており、「SB-2」はその中でも店頭で見かけることが多かった機種である。価格は2万円前後で、「ハイパーレイダー」や「ハイパーバイパー」などと共にガラスケース内で販売されていたことが多い。
子供にはあまりにも高価であり、店舗側でも商品というよりは一種のディスプレイという扱いであった。
現在でも、個人の玩具店やサーフ用具店に在庫が残っていることがある。
初期のフルメタル機種。
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