トラクター・ビーム(スターウォーズ) 単語

トラクタービーム

トラクタービームとは、物体を引き寄せるフォーフィールドである。

概要

トラクタービームは、宇宙宇宙ステーションが、着床ベイへの他の宇宙の誘導や、貨物の運搬、救難作業などを行う際に使われる。また、敵の宇宙の拿捕や破壊に使用される事もある。

原理としては、重力子の束のビームを時連続体の形に変化させることによって作動し、この「時のさざ波」に捕らわれた宇宙などの物体は引き寄せてしまう。

この装置の欠点として、高速で移動する標に対しては効果が薄い事にあった。そのため、トラクタービーム放射器は旋回機構を備えている。

初代デス・スターは照準作業の問題点を総数768基という大量のトラクタービーム放射器を装備することで解決した。さらに、デス・スターは一つの標に対して同時に20基の照準を合わせることが出来た。この機により、より遠距離に強力な牽引力を到達させることが可となったのである。このため、破壊されたオルデラン近辺に現れたミレニアム・ファルコンは、デス・スター戦闘領域よりも離れた位置にいる内に牽引された。

ヤヴィンの戦い(EP4)より1000年前、特殊な戦艦が設計・建造された。当時としては非常に洗練されていたその戦艦は、小惑星を捕獲するためのトラクタービーム発生装置を搭載していた。捕獲した小惑星は敵に向けて投射され、大規模な損を与えることが可だった。この小惑星を利用した攻撃で敵艦はおろか、都市すら全に破壊するという行に出ていた。そのためこの戦艦恐怖シンボルとなったのである。

対策

トラクタービームに捕らえられた宇宙が逃れることはほとんど不可能である。それでもビームを振り切ろうとすれば、大抵は体にヒビが入ってしまうし、そうならなくても亜光速ドライブが焼き切れるかエンジン区画が溶けてしまう。しかし、場合によっては捕まった宇宙の乗組員が、捕獲者達を欺いて脱出することもあった。

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