トランジスタグラマー(Transistor Glamour)とは、小柄だが肉体的に魅力のある女性のこと。
高身長・高頭身がグラマーの条件のひとつと考えられていた時代に、小柄だが肉体的魅力のある女性のことを表わすために生まれた言葉。
肉体的魅力と言うと個人の嗜好などにより意見が分かれるが、この場合は乳・尻が大きく腰がくびれた、いわゆる「ボン・キュッ・ボン」の豊満な肉体をさす。
1955年(昭和30年)に、旧・東京通信工業(現・ソニー)の手により、初の日本製トランジスタラジオが完成。それまでの真空管ラジオよりも小型のトランジスタラジオの流行により、「トランジスタ=小さくても高機能」という認識が一般化した。それから1959年(昭和34年)、週刊誌によって「トランジスタ(小柄)」+「グラマー(魅力的)」で「トランジスタグラマー」という語が生みだされ、流行語となった。
「ロリ巨乳」や「童顔巨乳」とは、重なる要素はあるものの、異なるものである。
「ロリ巨乳」は一言で言えば「幼児体型の乳房だけが発達したもの」であり、「乳以外が幼い」必要がある。低年齢・低身長・童顔・巨乳といった基準(程度は人それぞれ)があり、幼さと巨乳のアンバランスが主軸となる。
それに対して「トランジスタグラマー」は、豊満でありながら均整のとれた成熟した女性の肉体美を、小柄な身体に詰め込んだものである。発育途中ではなく、成長して低身長に完成した肉体なのである。低身長・巨乳であるだけではなく、肉感的な尻やふともも、脚線美、腰のくびれ、鎖骨・肩甲骨・腰骨などの骨格のライン、といった要素も重要となる。ただし、必然的に頭身は低い傾向にある。
「童顔巨乳」はその名のとおり童顔・巨乳で、必ずしも低年齢・低身長である必要はない。ただし、童顔・巨乳・低身長のトランジスタグラマーというものは成立する。
また、合法ロリ+巨乳をロリ巨乳と認める場合、ロリ巨乳とトランジスタグラマーの境界は非常に曖昧になる。
現在ではトランジスタラジオの衰退もあってあって半ば死語と化している。しかし、後継となる代替語が存在しないため、しばしば思い出したように使われることがある。
特に、萌え要素・属性に名前を付ける流れの一環として再利用されようとしてる感があるが、実態は不明である。
なお、「トランジスタガール」が小柄な女性という意味で使われる場合もあるが、こちらは本来はトランジスタ製造に従事する女性労働者をさす。
また、上方落語などでは「勝間南瓜(こつまなんきん)」という比喩が、小柄で色黒だが性的魅力のある美人を指して使われる。
勝間南瓜とは、大阪河内の勝間で採れる、小さく実が締まっていて甘いカボチャのこと。
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最終更新:2025/03/20(木) 17:00
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