トランスフォーマーカーロボット

トランスフォーマーカーロボットとは、2000年に放映されたTVアニメーション作品である。

ロボットアニメ『トランスフォーマー』シリーズの作品であり、テレビ東京、NAS制作、テレビ東京系列で放映された番組である。アニメーション制作はスタジオぎゃろっぷ。

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概要

本作は『トランスフォーマー（以下TF）』シリーズ15周年記念作品であり、それまで展開されていた『ビーストウォーズ』シリーズから一転し、原点回帰として、再び車両等のビークルへの変形が中心となっている。

全体の作風としては『ビーストウォーズⅡ』や『ビーストウォーズネオ』に近く、コメディ色が強くギャグが多い作品であるが、ほとんどのキャラクターに見せ場が作られ、熱い展開が多いこともまた同様である。
本作で新規に作成されたTFはファイヤーコンボイやJRX等のように勇者シリーズを思わせる合体TFや、カーロボ三兄弟のようなリアルなビークルから変形するTFなどが多く、玩具面でも可動とプロポーションを両立させたことにより、変形こそ複雑なものの、総じてクオリティが高いものとなっている。

英語版は『Transformers Robots in Disguise』のタイトルでアメリカのFox Kidsで放映された。
それまで放映されていた『ビーストウォーズリターンズ』の凄まじい不振ぶりを受け、これを途中で打ち切り強引に『カーロボット』を輸入する形となった。和製TFアニメが丸ごとアメリカへ輸出されたのはこれがはじめてであった。
『ビーストウォーズ』シリーズに比べると製作費は低く、CGのクオリティなどでも差があったが、蓋を開けてみれば、原点回帰した方向性と、複雑な合体機構などが大ウケし、壊滅状態だったアメリカのTF市場を一気に復活させた。まさにTF中興の祖と言っても良い作品である。
以降、アメリカでも再びビークルへの変形が人気を集めるようになり、2014年現在に至るまでのシリーズの方向を決定付けた。 

ストーリー

地球に眠ると言われる究極の力を求め、パレードで盛り上がるニューヨークに突如現れたデストロンガーのリーダー、ギガトロン。彼らの目的は地球の事情に詳しい考古学者大西博士の頭脳であった。

その様子をテレビで見ていた大西博士の息子、ユウキは父親の危機に涙する。そんな中サイバトロンのリーダー、ファイヤーコンボイが現れ、ユウキと共にニューヨークへ向かいデストロンガーの目的を阻止すべく立ち上がる。

これを皮切りに世界中で行動を開始するデストロンガーと、地球のあらゆる場所へ移動可能な特殊トンネル「サイバトロンネット」を利用し立ち向かうサイバトロンとの戦いが始まった!

主な登場人物

サイバトロン

• ファイヤーコンボイ/スーパーファイヤーコンボイ（CV:橋本さとし）
• ワイルドライド（CV: 芝原雅博）
• マッハアラート（CV:近藤孝行）
• スピードブレイカー（CV:パンチUFO)
• ジェイファイブ（CV:泉尚摯）
• ジェイセブン（CV:竹本英史）
• ジェイフォー（CV:又村奈緒美）

デストロンガー

• ギガトロン（CV:小檜山洋一）
• ゲルシャーク（CV:KONTA)
• ガスカンク（CV:いまむらのりお）
• ギルドー（CV:高橋広樹）
• グッシャー（CV:内藤玲）

その他

• 大西ユウキ（CV:木村亜希子）
• 大西ダイチ（CV:泉尚摯）
• アイ（CV:樋口智恵子）

主題歌

	曲名	歌	作詞	作曲	編曲
OP	炎のオーバードライブ～カーロボットサイバトロン～	和田光司	後藤冬樹	渡部チェル
ED	マリオネット	西角茉美	松木悠	岩崎元是

関連動画

DVD

2000年から2001年にかけてポニーキャニオンから発売。全10巻。

トランスフォーマー カーロボット Vol.1

熱い心に不可能はない!

概要

テレビアニメ『トランスフォーマー カーロボット』のDVD第1巻。第1話から第4話までを片面2層のDVDに収録。

映像特典としてTVスポット集としてOPテーマ『炎のオーバードライブ』及びEDテーマ『マリオネット』のシングルCM、『トランスフォーマー カーロボット オリジナルサウンドトラック』のCM、カーロボットの玩具商品（ファイヤーコンボイ、カーロボ3兄弟&ギガトロン、JRX）のCMが収録されている。

特典としてファイヤーコンボイのカードが封入されている。ジャケットイラストはロボットモード及びビークルモードのスーパーファイヤーコンボイとカーロボ3兄弟。

関連項目

• トランスフォーマー
• トランスフォーマーの関連項目の一覧
• アニメ
• ビーストウォーズシリーズ（前番組）