トリンとは、物質名、人名。
トリンとは、スーパー戦隊シリーズ第37作『獣電戦隊キョウリュウジャー』に登場するキャラクターである。声の担当は森川智之。
桐生ダイゴ達キョウリュウジャーを導く伝説の神様で、「賢神(けんじん)」とも呼ばれ、鳥の姿をしている。顔の両側に白く長い髭が生えており、これでデーボス軍の気配を察知することが出来る。調子が良いと指を鳴らす癖がある。賢神と呼ばれるだけあり、デーボス軍の百面神官カオスとも対等に戦える程の力を有する。
遡ること一億年前のデーボスとの大戦で、彼は当時の地球の覇者であった恐竜達に機械の体を与え、「獣電竜」と呼ばれる超生命体を作り出しこれに対抗、自ら多大なダメージを受けながらも、デーボスを氷結城ごと氷の海に沈め封印することに成功する。しかし、その後もことあるごとにデーボスの配下達が復活を目論み地上侵略に乗り出すと、彼は新たな地球の覇者となった人間の戦士を獣電竜と戦わせ、これに勝った者を獣電竜のパートナーの戦士として認め、共に戦うことにしたのだ。これが「強き竜の者=強竜者=キョウリュウジャー」の誕生である。
キョウリュウグレーやキョウリュウシアンといった大昔のキョウリュウジャー(後のスピリットレンジャー)は単独で戦っていたが、トリンは個々での戦いに限界を感じ、ひとりひとりの力を合わせて戦う「獣電戦隊」の必要性を痛感する。
やがて現代になると、ダイゴ達より先にキョウリュウジャーになっていたドクター・ウルシェード(初代キョウリュウバイオレット)の協力を得て、トリンは獣電戦隊を具現化すべく動き出す。彼のもとには、獣電竜に勝ったダイゴ達5人の若者が集結し、さらには戦いの中で、キョウリュウゴールド=空蝉丸も復活。
そしてドクターの孫娘である弥生が二代目キョウリュウバイオレットになったことで、彼の長年の悲願であった「獣電戦隊」が初めて真の完成を見たのである。
またトリンは、「獣電竜0号」ことトバスピノの暴走事件以降、人間の持つ「音楽」や「歌」に秘められた力にも強い関心を持ち、「音楽や歌は人間に秘められた力を解き放つものでもある」という結論に達した。キョウリュウジャーの変身にサンバのリズムや音楽が取り入れられているのはそのためでもあるのだ。
実は彼は、デーボスの地球侵略前に生み出された存在で、百面神官カオスの弟にあたる。
先に地球を訪れたトリンは、生物が平和に暮らす地球の美しさに感銘を受け、「この星を滅ぼしてはならない」と心に誓い、デーボスに反旗を翻した。前述のようにカオスと互角以上の戦いを繰り広げ、デーボス封印には成功したものの、その代償として受けた傷は大きく、また度重なるデーボス配下の侵攻も重なり、なかなか傷を癒やす機会がなかったため、長時間の戦いでは体が石化してしまうのが弱点であった。
だが、ダイゴたち現代のキョウリュウジャーと共に戦うことによって、元はデーボスであったトリンの中にも「ブレイブ」が生まれ、次第に彼は「ブレイブの化身」とも言うべき存在となった。最後の獣電竜・ブラギガスの復活後、トリンは自らブラギガスのパートナー「閃光の勇者」となることを決意、ギガガブリボルバーを手に、最後の戦士「キョウリュウシルバー」として戦列に加わることになったのだ。
ブラギガスの力が加わったことによって、トリンは再び全盛期の力を発揮することが出来るようになり、獣電戦隊の頼れる指導者としてでなく、頼れる戦士としても活躍することになったのである。
鳥居とは、ブレイブ43「たましいのつるぎ! うなれストレイザー」にて初登場した、トリンの所謂人間体である。鳥居を演じたのはなんとトリンの声も担当している森川智之その人。鉄砕の幻術の力を借り、派手な白いスーツに身を包み登場した。衣装イメージは某戦隊の行動隊長っぽくしたとか。
ソウジに対して厳しく叱りながらも、対立していたソウジの両親を優しく説くなど、戦隊の指導者であると同時に、大人としての威厳を見せてくれた。と同時にデーボス軍の存在を感知できないという弱点も見せてくれた。
余談だが、キョウリュウジャーでは敵組織の幹部・キャンデリラ役の声を担当する戸松遥がたまに人間体として出演していたり、ガブリボルバーの音声やナレーションを担当している千葉繁がキョウリュウバイオレットに変身するウルシェード博士として出演していたりと、声優の実写出演の話題に事欠かない。
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最終更新:2024/12/07(土) 14:00
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