ドッカンドッカンシリーズとは (ライダートニーソトマカイジンとは) [単語記事]

ドッカンドッカンシリーズとは、十年に一度放送される、東方シリーズと仮面ライダーシリーズのコラボレーション作品である。
監督・作画はニーソの人。

※この動画はネタバレと思われる個所にステルスを多用しています。ネタバレ可の方は怪しい所を随時選択しながら読み進めてください。

概要

仮面ライダー十周年・Win 東方十作目が発売された年、2009年から制作・配信の始まった作品であり、”東方十年紀”の一つに数えられる。各話は前後編に分割されることが多い。全十話予定らしい。エターなる前提
作品固有のタグがついていないために第一話のタイトル、パチュリー「ドッカンドッカンつーいてーるー♪」から、シリーズを指してドッカン、ドッカンドッカンと一部で呼ばれる。（項目名はそのためで、便宜上の仮シリーズ名とする）
以降ののタイトルはドラゴンボール改のオープニング「Dragon Soul」の歌詞を登場人物が歌うという形式になっている。

あらすじ

○月×日――――――紅魔館が爆発した。
崩壊した紅魔館で生き残ったパチュリーは、幻想郷全体で頻発する爆発を二次創作によって増え続ける平行世界の原作とのずれで生じる摩擦によるものと推測。そのズレを他の世界とリンクさせることによって修正し、この異変を解決するため、パチュリーはディケイドライバーを手に灰色のオーロラの向こうへ旅立つのであった…

特徴

ニーソの人の動画にしては珍しく、真面目な尻明日展開が主となっている。半分くらい紙芝居だが時々よく動き、息をのむ展開、時折のネタと合わさり目が離せない。

最初に記述した通り、この動画はニーソの人が毎回”次回は十年後”との記述をしており、一回ごとの製作期間はなんと十年である。現在すでに10回近くであるため、ニーソの人は妖怪とかかもしれない。こちらとは時間の流れが違うのかこちらでは回の間は一年に満たないので、普通の人間でも安心して観ることができる。
回を追うごとに絵や表現が進化しているあたりさすが十年である。動画の長さも伸び続け、とうとう30分越えを果たした。

敵は東方旧作からライダー関連へシフトしていく。
登場するライダーや敵に関しては説明が少ないため、仮面ライダーについて知らない人は各ライダーのフォーム、敵勢力の説明だけでも見ておくとより楽しめる。逆にライダーを知っている場合は随所にライダーネタがちりばめられているため、ニヤリとする場面も多いだろう。

パチュリーが旅をする世界はニーソの人の過去に投稿した作品の世界、もしくはそのパラレルワールドとなっており、キャラクターだけでなく細かい場面にもその元の世界の描写が隠れている。気が向いたときに元動画と比べてみると新しい発見があるかもしれない。

主要な登場人物

パチュリー・ノーレッジ　変身：仮面ライダーディケイド
本シリーズの主人公の紫門矢士（むらさきもやし）…なのだが、他が変態だったり一人鬱展開していたりで、さらに本人の心理描写が少な目のため時々目立たない。だが、しっかりおいしい所は持っていくあたりやっぱり主人公である。決め台詞は士と同じ「だいたいわかった」とおなじみ「そこまでよ！」
変身ベルト”ディケイドライバー”を所持しているが、カメンライドを行ってもライドカードが使えるようになるだけで姿は変わらず、歯がゆい思いをしている。強さ的にもニーソの人自身がバランスが逆ディケイドと言ってしまうレベル。回が進むにつれて徐々に強化されている様子。
カメンライド・ファイナルフォームライド(以下FFR)・ファイナルアタックライド（ディケイド）のライドカードは持っているようだが、アタックライドはそろっていない。
”カメンライド”のカードを他のキャラクターに渡すことでそのカードが変身アイテムとなるが、装着者によっては変身に失敗する場合もある。また、ライダーに変身していない相手にもFFRすることができる。変形プロセスは気にするな。
小悪魔　変身：マシンディケイダー(FFR)
パチュリーの使い魔。元居た世界からついてきた。今作ではあまり人型にはならず、蝙蝠の姿でマスコット(キバーラ？)的なポジション。あまり目立たないが要所要所でパチュリーを助けている。
FFRによってマシンディケイダー（ディケイドのバイク）に変形するため、実質の出演頻度はそこまで低くなかったりする。
チルノ　変身：仮面ライダーレンゲル
知零伝の世界から登場。大妖精の親友。アリスに吹き込まれて初めはパチュリーを疑うが、後に和解し共闘する。妖精でありながらかなりの強さを持ち、変身なしの状態にもかかわらず魔界人を倒すことができる。
次の世界からもパチュリーと旅を続け、「正義の味方」として頑張ろうとする。
レンゲルに変身し、魔界人をラウズカードに封印、その力を使って戦う。その行為が”封印した相手を人質にとり、都合のいいように利用する”ということと気づき、苦悩する。その後は封印してしまった魔界人を解放し、救うために動いている。
鈴仙・優曇華院・イナバ　変身：仮面ライダーW(ソウルサイド)
ニーソの世界から登場。おそらくニーソの人の動画で一番有名なキャラだろう。てゐとは相変わらずの仲。最凶の変態であり、その変態っぷりは地獄送りにされてもはしゃぎすぎて災害認定されて戻ってくるほど。
今回は流刑ということで旅に同行することに。
どんなにシリアス展開でも常にニーソの事は忘れない。むしろ射程圏内なら敵でも積極的にはかせに行く。ただし霊夢警部への恐怖から、どの世界の霊夢にもニーソを履かせることができないという弱点がある。
キャプチャーニーソという、対象にニーソをはかせる恐ろしいスキルを持っている。射程が長く（このシリーズ以前の動画では海を越えた）、人間以外の対象にもはかせることができるため汎用性が高く、戦闘やアクシデントの際によく使用する。
仮面ライダーWに変身する。一人でも半人前分の変身ができ、その時は右腕だけがWの腕の中心にパーティングラインを引き、サイクロンジョーカーの配色になったものに変化する。サイクロンの能力が使えるようだが、メモリチェンジのように属性が変えられるかは不明。
ソウルサイド（フィリップポジション）であるために普通の変身をするとニーソの世界のレイセンが変身してしまう。このため後に魔理沙から豊姫のペットの牙（ファングメモリ）を渡されるまでは半人前状態で戦っており、ファングジョーカーはメモリチェンジができないためにWの強みが活かせない状況にある。
アリス・マーガトロイド　変身：仮面ライダーカイザ
知零伝の世界から登場。パチュリーのライバル的存在。敵方であるため旧作仕様と思われる。パチュリーに勝つことに執着し、知零伝の世界以降も夢美に付いて追ってくる。これも愛の形か。
夢美からベルトを授かり、仮面ライダーカイザに変身する。というかしょっぱなから草加雅人をイメージした描写がある。やはりカイザか、灰化が進んでいるようである。
彼女を封印したカードは”リモート”(封印されたものを解放する)であり、実はチルノの目標達成の大きなカギとなるキャラでもある（本人もわからないだろうが）
岡崎夢美　変身：なし
現在の黒幕的存在であり、幻想郷に存在しないはずのライダーベルトを持ち込んだ張本人。このことが幻想郷爆発の最大の原因とパチュリーは睨んでいる。
パチュリーたちの行く世界に何度も現れる。なにか”計画”を企んでいるようだが…？
霧雨魔理沙　変身：仮面ライダーディエンド
ニーソの世界から登場。敵か味方かわからない謎の存在。各地で”力”になりうるものを探し、盗んでいる。
仮面ライダーディエンドに変身し、元ネタ同様にカメンライドでライダーを召喚する。インビジブルで帰っていくさまはまさに様式美の再現といったところか。
その目的は「世界への復讐」。過去に何があったのだろうか。

回った世界

第一話「パチュリーの世界」

パチュリーのもともといた世界。幻想郷がドッカンドッカンした。一話が超展開なのはディケイドだから仕方ない。

ゲスト

●博麗霊夢　変身：仮面ライダーアギト（シャイニング）

博麗神社の巫女。要石、結界を爆発から守るため神社を離れられないため異変解決に動けなかった。
彼女の陰陽玉に”カメンライド　アギト”のカードが反応したことで、パチュリーは他者を変身させられることに気付いた。

第二話「知零伝の世界」

チルノの居た世界。大妖精がさらわれ、それをチルノが探している。シチュエーションは同じだが夢ではなく現実のようだ。
人物以外に元動画と関係が薄く思われるが、チルノが夢の中で使った技を使っていたり、儀式に集まっている黒装束が同じ服装などの共通点がある。

ゲスト

大妖精　変身：なし

チルノの親友。とある儀式のために憑代として拉致される。今回のヒロイン。

第三話「ニーソの世界」

ニーソの人のいつもの動画の世界。だが、”うどんげがいない”というある意味恐ろしい事態になっている。

ゲスト

レイセン　変身：仮面ライダーW（ボディサイド）

うどんげと互角以上の変態…だったのだが、しつけの成果か今回は鳴りを潜めている。だが、霊夢警部が前科有を示唆していること、ローションを携帯していることからパラレルでない本人と思われる。
ローションを対象にぶっかけて滑りをよくする摩擦係数ゼロ（フリクションゼロ）を使用する。
ファイズに変身失敗、決戦時Wレイセンで仮面ライダーWへと変身した。その後もWに変身するときにちらっと出てくる準レギュラー。

因幡てゐ　変身：なし

今回のヒロインでうどんげの嫁。
月にある地球の本棚を”検索”できるために狙われる。

その他警察、月の都のみなさん

動画でおなじみのメンツ。霊夢警部は霊夢ファンは初見注意。そして慣れて戻れなくなる事例が多発している。

第四話「バガスタオーの世界」

妖怪と人間が対立する世界。お互いを正体不明の機械を作っていると疑っている。
この世界は元動画のパラレルと明言されており、もともとの世界ではにとりもみんなと仲よくやっているらしい。
詳細はバガスタオーの世界を参照。
ここからどんどん敵が仮面ライダー側になっていく。

ゲスト

川城にとり　変身：仮面ライダー電王（ロッドフォーム）なし

対立の中ただ一人中立の立場でバスを運転するバガスタオーの運転主。どっちつかずであるために双方からよく思われていない。
変身するならば電王ロッドフォームのはずだったが、世界観を考慮して変身しないことに。この世界のライダーは一人のバスライダーだったようだ。

バガスタオー　変形：人型

心優しい日本語を話すバス。幻想郷の外の世界で廃棄されていたが、にとりが見つけて修理、ついでにAIと変形機構を付けられた。サトウキビが動力源の核らしき謎エンジン搭載。変形後は鬼のような強さを誇るが、優しい故に敵からも犠牲者を出したくないと思っている。
おそらく今シリーズ唯一になるであろうニーソの人オリジナルキャラ。

第五話「融合世界」

レミリア曰くもともとパチュリーがいた世界らしいが、リンクによる融合が進んだためか、一部を除いてほとんどのキャラが東方キャラの皮をかぶったライダーキャラになっている。
見てわかるほどに高速で他の世界と融合しており、前編だけで555・キバの世界のキャラが交錯している。

「放送時間の関係で生まれる世界」

仮面ライダーと関係が深いせいか、放送が延期になった場合に世界移動が発生することがある。
現在「駅伝の世界」「ワールドカップの世界」「ゴルフの世界」が確認されている。

ドッカンドッカンシリーズ単語

概要

あらすじ

特徴

主要な登場人物