ドット(dot)とは英語で点のこと。
ここではモニターの物理的な最小表示単位の事で、転じてペイントソフト上で塗られた1ピクセルの点の事を指す。
データ上はまさしくただ色の付いた点である「ドット」だが、ある程度以上(105~6程度)凝集しようものなら
萌から戦争までこなせぬジャンルはひとつもないデジタル世界の万能素材。
ランダムに並べたのではただのノイズだが、一定の法則にのっとって並べられたものはドット絵と呼ばれる。
しかし、画像処理ソフトなどで写真や絵をデジタル化したものはドット絵とは呼ばない。
人間の手によって1個1個並べられたものこそがドット絵と呼ばれる資格を得る。
おそらく点そのものに何かを感じる人はいないが、集合体ならば世界人口の半分以上はみっくみくにすることができる。
この技法によるグラフィックが最も活躍するのはコンピューターゲームだが、
1枚1枚手作りする必要のあるこの技法は、モチーフが大型になればなるほど、
アニメのコマ数を増やせば増やすほど手間(と開発費)が跳ね上がるため、
コンシューマゲーム機のスペックが上がってきた昨今では、
モデルさえ作れば後は動かすだけで済む3Dポリゴンが主流となっており、ドット絵メインのゲームは減少傾向にある。
しかし逆に言えば、画面の小さな筐体で表示したり、小さなキャラクターを描画する場合、
縮小表示することで細部ディティールが潰れたり輪郭のギザギザが気になったりする3Dよりも、
描いた絵をそのまま表示するドット絵の方が美麗かつ表情豊かに表現する事も出来るためドット絵の方が向いており、
またドット絵の場合は初めから必要な大きさで綺麗に見えるように作ることが出来るため、
筐体の画像サイズが限られる事も、1枚あたりの手間が抑えられることで逆に強みになる。
よって、あえて住み分けするならポリゴンは大きな画面の据え置きハード向け、
ドット絵は小さい画面の携帯型ゲームや携帯電話向けと言える。
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最終更新:2025/02/13(木) 21:00
最終更新:2025/02/13(木) 21:00
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