ドミニカ・S・ジェンタイル(Dominica S Gentile)とは、「ワールドウィッチーズ」の登場人物である。通称「大将」。
モデルはアメリカ陸軍航空軍(USAAF)のエース、ドミニク・サルバトーレ・“ドン(Don)" ジェンタイル。
西部戦線に派遣され、一次大戦以来の米軍パイロットの撃墜記録を更新した。ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケのモデル、ヴォルフ・ディートリッヒ・ヴィルケを撃墜・戦死させたうちの一人とされる。撃墜数21.83。
黒い髪と同じ色のジャンパーを羽織り、どこかやる気なさげな雰囲気を醸し出す長身の少女。ちなみにサイズはシャーロット・E・イェーガーとキャサリン・オヘアの二強に次ぐリベリオン第三位。何がって、アレが。
その実、戦場においては即断即決・直情径行。趣味のボクシングにも活かされる体力と動体視力は群を抜き、敵を見つけるや片手に機関銃、片手に拳銃で突撃、僚機ジェーン・T・ゴッドフリーに背中を預けて撃ちまくってはネウロイを叩き落とすその戦いぶりから、“ワンマン・エアフォース”の異名を捧げられたリベリオンのトップエースである。
ロマーニャからリベリオンへの移民三世。貧しい家の生まれであり、幼い頃から便利屋、ジャンク屋の手伝いで生計を立てていたところ魔法力が発現。いちばん給料の良い航空ウィッチを目指したがリベリオン軍の審査には受からなかったため、北隣のファラウェイランドの空軍訓練学校で航空ウィッチとなる道を選んだ。そこで彼女は一挙に能力を開花させ、133航空隊「イーグル中隊」に所属して戦果を挙げる。
その活躍を受けリベリオン軍がドミニカを祖国に呼び返そうとしたが、彼女はこれを拒否。中尉の階級と新人と見做さない待遇という譲歩を受けようやく転属し、第8航空軍に配属されてブリタニア連邦に派遣される。そこで彼女は運命の僚機ジェーン・T・ゴッドフリーと出会いさらに戦果を増やし、第一次ネウロイ大戦時のリベリオンウィッチの最高撃墜記録を最初に突破したエースとなった。
このブリタニアの地でドミニカは第501統合戦闘航空団司令であるミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐の知遇を得、統合戦闘航空団での戦いを志すようになる。それは彼女が本国への帰還と教官任務を命じられた時の行動に表れ、すぐさま退官を届け出るとジェーンともども義勇兵として先祖の故郷ロマーニャに赴き第504統合戦闘航空団<アルダーウィッチーズ>に参加した。直後、本国からは慌てて退官の取り消しと504JFWへの転属命令が届けられている。ちなみにこの時、504基地への着陸時に愛機P51-B<シャングリ・ラ>を全損させており、以降P51-D<シャングリ・ラⅡ>に履き替えている。
その後は504JFWで活動。1945年春の“トラヤヌス作戦”時は基地に残っており、ジェーンとともにその防衛に努めた。同年夏、“オペレーション・マルス”では艦隊護衛を務めたのち、504JFW基地に向かったネウロイの迎撃に参加している。
ジェーン・T・ゴッドフリーは永遠の恋女房。“ワンマン・エアフォース”なうえ他人と衝突しがちなドミニカが自ら「空戦の相性が良い」と僚機に固定した相手であり、背後を気にせずに突撃出来るのはジェーンに対する全幅の信頼ゆえ。「ワンツーパンチ」と呼ばれる二人の連続攻撃で多くのネウロイを墜とし、「神話の登場人物のよう」と畏怖される名コンビである。
私生活でも人当たりの悪いところをはじめなにかとフォローされており、そんなジェーンへの溢れる愛情をストレートにぶつけて戸惑わせてもいる。とはいえジェーンもまんざらではない様子で、傍から見ればストライクウィッチーズ世界きってのラブラブ夫婦。
また、ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケは彼女が504JFWに加入するきっかけを作った人物であるだけでなく、はじめ反発していたドミニカをその包容力で魅了し、ネウロイとの戦いをより広い視点で見ることを教えた人物でもある。
初登場は原作者・島田フミカネサイト内の「next world witches」にて。
書籍媒体では「ワールドウィッチーズ」に紹介されたほか、コミック『紅の魔女たち』でも504JFWの一員として登場、転属の経緯とジェーンとの絆が描かれている。
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最終更新:2024/04/17(水) 00:00
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