ドミネーター(キン肉マン) 単語

ドミネーター

3.2千文字の記事

ドミネーターとは、漫画キン肉マン』に登場するキャラクターである。

概要

"刻の神"によって生み出された時間超人の一人で、「怒涛の刻」の二つ名を持つ。
相棒エル・カイトべて体格に恵まれた大人。顔つきは仮面のようになっており偶然なのだろうがどこかザ・ナチュラルに似ている。両肩に付いた巨大なの付いた球状のスティングボールが特徴的で、試合では武器として使用している。
また、ボクシングチャンピオンであるキン肉マンゼブラパンチをまとおに喰らっても動じない頑丈さも併せ持つ。
は「ガゴガゴ」。ちなみにドミネーターとはCV:日高のり子拳銃「支配者」を意味する。

ヘビー級の人二人を抱えることのできる怪力を活かしたパワーファイトスティングホールで相手を切りつけるラフファイトを得意とする。
エル・カイトとのタッグチームエルドミノス」では前衛を担当。

自分たちを「神の兵士」と呼び、この世を全て崩壊させるという使命に従順を通り越えて狂信的にに従っている。この刻の神への信仰心によってエル・カイトと心をひとつにしている。
その一方で生まれて間もない時間超人であると述べており、作中でも自分たちの戦闘経験の少なさは自覚し、戦いの中で反省し学習しようとしている。

また、創造である刻の神の「時の流れに介入できる力」を少し受け継いでおり、体内の時の流れをめて傷の回復を短縮できる"回復"の力を持っている。

魔時は右肩のに変形させて所有している。

作中での活躍

レバノンバールベック遺跡に現れた七人の時間超人の一人として登場。ザ・マンの命によって調に訪れたケンダマンスクリュー・キッド殺人遊戯コンビエル・カイトと共に返り討ちにする。

スクリュー・キッドは逃したものの、再び立ち上がったケンダマンと交戦。ケンダマン必殺技カップアンドキャノン」によってあわやというピンチを迎えたものの、エル・カイトカットによって脱出。逆に二人がかりでの連携技でケンダマンを追いつめ、トドメを刺そうとするも、そこへ現れたキン肉マンゼブラキン肉マンマリポーサ阻止される。
その後、マリキータマンも出現。彼らのやり取りをしばらく見守った末にエル・カイトとのタッグチームエルドミノス」を結成。古代時間超人が使用したという石のリングキン肉マンゼブラマリキータマンの「エグゾセミサイルズ」と対戦することになる。ちなみに、刻の神に生み出されたばかりの彼らにとってはこれがレスリングデビュー戦とのこと。

として登場すると、ゼブラパンチを受けながらもパワーで優位に立ち、「ブラッドオーシャンダイブ」「アコンプリスリック」とツープラトン技の連発でエグゾセミサイルズを痛めつける。だが、「キャタラクトカッター」に捉えたマリキータマンゼブラが体をって救ったことでエグゾセミサイルズが信頼を深めるようになると、スティングボールでの攻撃もゼブラ全に読み切られ、エグゾセミサイルズの反撃を受けてしまう。それでも使命感に燃えるエルドミノスは「エルドミノドローンフィスト」「バーバリアンスカルイグニッション」の大技ツープラトンみかけ、試合の形成を取り戻しにかかる。だが、追い打ちをかけようとしたところでマリキータマンの「羽根」によって右腕に致命的な傷を負わされ、さらにエグゾセミサイルズの「エグゾセツインボム」によってエル・カイトと共にKO寸前にまで追い込まれてしまう。
だが、時間超人特有の力である「回復」によって短期間で十分に戦えるレベルにまで体を修復させ、重症だった右腕も治癒してみせる。回復を警しツープラトン技で一気に勝負を決めようとするエグゾセミサイルズに対し、こちらもツープラトンで応戦。それでもみかけてくる相手に対し技では劣勢になるも回復ダメージ回復させようとする。しかし、傷を癒そうとした隙間を突かれゼブラに捕らえられ、エル・カイトマリキータマンマリキータデッドリーライドを受けてしまう。

KO寸前に追い込まれるエル・カイトだったが、回復によって再び立ち上がると、刻の神への信仰心ともいえる思いによって心をひとつにさせ、「ドミノアトミックコジョン」「バックドラフトフットボム」によってエグゾセミサイルズを追いつめる。しかし、マリキータマンの「ロールシャッハドット」によってを同調させたエグゾセミサイルズは再び立ち上がってくる。二発の「バーバリアンスカルイグニッション」でとどめをしようとするが脱出され、逆に回復が間に合わない「シンクロニシティ・インフェルノ」によって場外の柱に顔面を叩きつけられる。結果、エル・カイト共にKO負け。試合後、マリポーサによって右肩の魔時を破壊される。

必殺技・能力

シングル技

アンガースティングボール
肩のを相手に突き刺す技。
ドミネーターフィギュアフォーレグロック
四の字固めの体勢から自らの体をブリッジさせることで威力を倍増させる技。
スティングボールフィス
肩のスティングボールを拳に装着し、相手を殴って切り裂く技。しかし、拳が重い分腕振りが大きいという欠点をゼブラに見破られ、読み切られてしまう。

タッグ技

ブラッドオーシャンダイブ
エルドミノスのツープラトン技。ドミネータードミネーターフィギュアフォーレグロックで相手を捕らえたところに、エル・カイトムーンサルトの体勢でジャンプし頭部のを相手の部に突き刺す。
アコンプリスリック
エルドミノスのツープラトン技。ドミネーターが相手をファイヤーマンキャリーに担ぎ上げ、エル・カイトドミネーター部にドロップキックの勢いで相手を叩きつける。ドミネーター怪力によって二人を同時に担ぎ上げることも可なため、二人同時にダメージを与えることができる。
キャタラクトカッター
エルドミノスのツープラトン技。ドミネーターが相手を肩の上に乗せ、勢いよく飛び込んできたエル・カイトが相手頭部を中でキャッチしダイヤモンドカッターにとらえる。
ダッドリーボーイズの3D天山広吉小島聡テンコジカッターと同形の技。
エルドミノドローンフィス
エルドミノスのツープラトン技。エル・カイトドミネーターを抱えて中から急スピードで突っ込んでいき、スティングホールフィストで相手を攻撃する。
バーバリアンスカルイグニッション
エルドミノスのツープラトン技。両者とも相手の脚を肩に乗せ、手首を拘束したまま片足で首をロックし、そのまま両者の頭部を突させる技。
ドミノファイヤーブースト
エルドミノスのツープラトン技。相手のサイドスープレックスを返しての反動バックサイドスープレックスに持ち込み、そのまま相手タッグ同士の体を突させる。
ドミノアトミックコジョン
エルドミノスのツープラトン技。互いにロープの反動を使い、エル・カイトフライングボディアタックドミネーターヒップアタックで飛び、相手タッグを挟み潰す。
バックドラフトフットボム
エルドミノスのツープラトン技。エル・カイトドミネーターの両腕を掴んで上昇し、相手めがけて急降下。そのままドミネーターの両膝で相手二人の尾を同時に狙い撃ちするというエグい大技。

能力

回復
エルドミノスの持つ時間超人特有の力。己の体内の時間をめることによって短い時間で傷の修復ができる。
ただし、世界五大厄の"時計逆回転"のようにダメージを全回復することはできない。
それでも相手よりは十分に戦えるレベルには短期間で修復することはできることから、持久戦になるほど優位に立つことができる。

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