ドラえもんのび太と奇跡の島〜アニマルアドベンチャー〜とは (ドラエモンノビタトキセキノシマアニマルアドベンチャーとは) [単語記事]

2011年	2012年	2013年
新・のび太と鉄人兵団	のび太と奇跡の島	のび太のひみつ道具博物館

主題歌は『生きてる生きてく』。作詞・作曲・歌:福山雅治、編曲:井上鑑。

概要

漫画『ドラえもん』の短編作品「モアよ、ドードーよ、永遠に」を原案としたオリジナル作品で、新キャスト版のオリジナル作品としては3作目。なお、オリジナル作品でサブタイトルが付けられたのは初となった。漫画版は本作より岡田康則から『ドラベース』でお馴染みのむぎわらしんたろうへと交代となっている。

ロッコロ族が劇中で使用している言語は架空の言語ではなく、エスペラント語と呼ばれる現実でも用いられている人工言語である。

スネ夫の話の中で登場した俳優「甘栗旬」は俳優の小栗旬をモチーフにしており、小栗旬本人が声を担当している。テレビアニメでも同役で出演しており、後に『新・のび太の大魔境』でもサベール隊長役でゲスト出演している。

パパにデパートで買ってもらったカブトムシの「カブ太」で、みんなと虫相撲をするも、のび太は負けてしまう。悔しいのび太はドラえもんに頼み込んで、300年前のニュージランドから「タイムとりもち」を使ってうんと大きなカブトムシを捕まえてこようと企んだ。しかし間違えて太古に絶滅した鳥類、ジャイアントモアを捕まえてしまった。

そのまま元の場所へ戻したら絶滅してしまうと考えたのび太は、絶滅動物を保護している未来の世界のベレーガモンド島へ、ジャイアントモアを連れて行く事にした。そこは「ゴールデンヘラクレス」と呼ばれる黄金の不死のカブトムシの力に守られた「奇跡の島」であった。のび太はついでに無断で島に生息する絶滅危惧種のカブトムシを持ち出し、虫相撲で見事勝利を果たしたが、そのことを感づかれしずか・スネ夫・ジャイアン共々ゴンスケによってベレーガモンド島に強制連行されてしまう。

そこでのび太たちは島の原住民族「ロッコロ族」や、のび太にそっくりな少年「ダッケ」たちと出会い交流を果たし、冒険を繰り広げる。しかし、そこにゴールデンヘラクレスの力を狙ってやってきた未来の悪の商人「シャーマン」が現れ、島を襲撃してきた。島を守るために、のび太たちは立ち上がる。

ダッケ

CV:野沢雅子

ロッコロ族の間で勇者として崇められている、のび太に姿も性格もよく似た坊主頭の少年。その正体は、ゴンスケの雑な仕事で島に迷い込まされた挙句に「ワスレンボー」で記憶を失った、30年前ののび太のパパである。

余談だが、これによって2代目ドラえもん（野沢雅子）と4代目ドラえもん（水田わさび）の共演が実現した事になる。

ロッコロ族の族長、オーロ（CV:藤本譲）の孫娘。両親を早くに亡くし祖父一人の手で育てられたため、明るく男勝りでわがままな性格。いつもドードーの子供のクラージョ（CV:かかずゆみ）と一緒にいる。

ゴールデンヘラクレスを見たことがある唯一の存在で、実際にゴールデンヘラクレスの角の化石を拾っており、クラージョの首飾りにしている。

ベレーガモンド島に派遣された、島を管理している女性生物学者。この島で動物たちの絶滅を防ぐために日々観察・研究を行っている。

訛り口調でしゃべる、ケリー博士の助手の芋掘りロボット。主に島に来た客の送迎・案内をしているが、仕事が荒くトラブルを頻繁に起こしている。ダッケ（のび太のパパ）が島に来るはめになったのも、間違えてゴンスケが巻き込んだのが原因である。

ちなみに、元々は同じ原作者の作品『21エモン』のキャラクターである。声優も、1991年当時のテレビアニメ版と同じ龍田直樹を起用している。（なお近年のテレビスペシャルでも度々出演しているほか、声優交代前の作品でも『のび太とロボット王国』で登場しているなど、ドラえもんとの縁は深い。）

フルモ、アルコ、ドーゴ

フーク、ロッコロガールズ

ロッコロ族の少年少女たち。ちなみにロッコロガールズは、テレビ朝日及びANN系列局の女子アナ8人が声を担当している。