ドラゴンクエスト モンスターバトルロード

『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード』とは、スクウェアエニックスが運営するアーケードゲームである。

概要

ドラゴンクエストに登場するモンスターが描かれたカードを使ってバトルし、大魔王の野望を打ち砕くゲームである。 

1プレイ100円の筐体型ゲーム機で、低年齢層向けゲームコーナーに設置されていることが多いのが特徴である。
お金を入れるとカードを1枚ゲットでき、そのカードを使って青と赤のボタンを押すだけの内容であるが、簡単プレイの低年齢層向けゲームかと思いきや、凶悪なレア排出率やゲーマーの琴線をくすぐるムービーや戦闘シーンなど、ドラゴンクエストに親しんだ年齢層が熱くなれるゲームである。
というわけで、お父さんたちが熱くなって子供置いてけぼりという風景が全国で見られるのだが、みんなはつまらなそうにしている子供に向かって、必死になってドラクエの面白さを説明するお父さんになってはいけないぞ！モリーとの約束だぞ！

現在は、ＡＣ版の稼動が完全終了し、Ｗｉｉに移植した『ドラゴンクエスト　モンスターバトルロードビクトリー』が発売されている。
ＡＣが稼動していた当時、ドラクエ9の魔王の地図を配信していたことから、一躍プレイ人数が増えたと思いきや、魔王の地図が配信されるための条件を満たしにくいこともあって、子供たちが遊んでいる後ろで大きなお友達がDSを片手にウロウロするという光景がそこかしこで見られた。現に、秋葉原のヨドバシカメラでは、あまりの大きなお友達の数に「バトルロード筐体の近くですれ違い通信禁止」ということになってしまったほどであり、ちょっと大きなお友達は自重したほうがいい。モリーとの約束だぞ！

今から始めようと思う人は、中古屋などで前述したＷｉｉの『ドラゴンクエスト　モンスターバトルロードビクトリー』を購入しよう。

 

モンスターバトルロード（終了）

ドラゴンクエストに登場するモンスターが描かれたカードを使ってバトルし、大魔王の野望を打ち砕くゲームだ。
スペシャルカードでは、主にドラクエ8、ドラクエ1、ドラクエ2、ドラクエ3のキャラたちが登場する。
既に稼動終了しているが、カードはIIでも問題なく使える。

 

モンスターバトルロードII（終了）

新たに主人公（ドラクエ5のムスコスとムスメスレックスとタバサ）と、職業という概念が加わったバージョンアップ版。
スペシャルカードでは、主にドラクエ4、ドラクエ5、ドラクエ6のキャラたちが登場する。
また、大魔王の地図配信も行なえるようになっており、大魔王が出た瞬間にDSを片手に持った人々が筐体を取り囲む図が良く見られる。

 

モンスターバトルロードIIレジェンド（終了）

IIのアッパーバージョンであり、2010年1月15日に稼働開始した。
スペシャルカードでは、主にドラクエ7、ドラクエ9のキャラたちが登場する。
通常のバトルロードのほか、レジェンドモードを搭載している。

レジェンドモードとは、詳しくは公式PVを見たほうが早いが、一言で説明すると『歴代ドラゴンクエストの勇者たちの戦いを追体験できるモード』である。

レジェンドモードでは使用できるSPカードが制限されるが、高ランクでクリアすると大魔王を使ってバトルできるようになる。

また、今回からレジェンドヒーローカード、レジェンドスペシャルカードも新たに加わった。
レジェンドヒーローカードを使用すると各ドラクエの主人公たちでバトルができる。
このレジェンドヒーローカードは、スクウェアエニックス発売のゲームソフト、集英社のVジャンプなどに付属されるもので、販促の意味があるのだが、もちろん既存ユーザーからしてみれば反則である。ちくしょう、廉価版ドラクエ9め。 

レジェンドスペシャルカードはＤＱ１～９までのキャラたちが登場するスペシャルカードの効果がランダムに発動するというもの(例えばＤＱ２のレジェンドスペシャルカード『悪霊の神々』を使用すると、ＤＱ２のキャラが登場するスペシャルカードの効果が発動する)。
サブタイトルの無いＤＱ１を除き、全て各作品のサブタイトルがカード名となっている。

モンスターバトルロードビクトリー

上記のバトルロードIIレジェンドのWii移植作品で、2010年7月15日発売。
Wii単体でプレイ可能で、Wi-Fi対戦なども完備したいわゆる完全版である。
アーケード版のカードをスキャンできるDSiウェアも同時発売で、アーケード資産を運用できるとあって全国の「ガキどもに混じってできねーよ！」という大きなお友達が、カードショップで既存のカードをこぞって購入する姿が見られると予想されているが、詳細は不明としたい。カードショップのカードが高騰するのは避けたいし。 

公式サイトはこちら
http://www.dq-victory.com/

本作の特徴としては以下の通り。

レジェンドモードはダウンロード販売となり、一つ300Ｗｉｉポイント。その代わり、大幅なパワーアップが図られている。
具体的には章の増減。登場モンスターの変更や新モンスターの登場、マップ表示の追加。

新ＳＰカード、大魔王カードを販売しており、一つ200Ｗｉｉポイント。カードによっては新たなとどめの一撃が発動することも。

おしゃれ着も一つ100Ｗｉｉポイントでダウンロード販売している。

アーケード版の音楽、背景変更カードは使用不可。

ニコニコ動画では

ニコニコ動画においては、タグ「DQMB2」での投稿が多く、オーブに勇気が満ちると発動する超必殺技のムービーや、大魔王討伐のムービーが人気であるが、アーケードゲームであるために録画がうまくいかず四苦八苦しているプレイヤーも多い。
ちなみに、スクエニ主催の大会も開催されており、その大会店舗にはテレビモニターへの外部出力を持った筐体もあるので、どうにかしてそこから録画できないかと虎視眈々と狙っている大きなお友達は自重するように。モリーとの約束だぞ！ 

最近はビクトリーの動画も増えてきており、タグは「DQMBV」での投稿が多い。

関連動画

【レジェントⅡ（アーケード版）】

ゲームセンターと協力して撮影された高クオリティ動画集

【ビクトリー（家庭用）】 

 関連コミュニティ

関連項目

• ドラゴンクエスト
• スクウェア・エニックス
• ドラゴンクエストモンスターバトルスキャナー（バトルロードの流れを汲んだ後継機）

外部リンク

• ドラゴンクエスト　モンスターバトルロードII