ドラゴンボール改 単語

411件

ドラゴンボールカイ

4.4千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

ドラゴンボール改』は、鳥山明漫画ドラゴンボール』を原作とするテレビアニメ
ドラゴンボールZ』のデジタルリマスター版である。
サイヤ人セル編(第1期)は2009年4月5日2011年3月27日フジテレビ系で毎週日曜9時に放送された。全97話(未放映1話除く)。
魔人ブウ編(第2期)は2014年4月6日2015年6月28日に同で放送された。全61話。
第1期の未放送回も含め、全159話で構成されている。

アメリカでは2010年5月24日より『Dragon Ball Z Kai』としてFunimation(ファニメーション)とNicktoonsニックトゥーン)の2局で放送を開始した。
なお、魔人ブウ編は海外向けの方が日本国内向けよりも先に放送されている。

なお、第157話と第158話の間のストーリーとして『ドラゴンボール超』が後続番組として放送される。

以下には、日本国内向けに放送されているものについて記述する。

概要

ドラゴンボール表紙絵1989年4月26日から1996年1月31日まで、アニメドラゴンボール』の続編としてフジテレビ系で放送されていた『ドラゴンボールZ』のデジタルリマスター版と位置づけられた。
アニメドラゴンボールZ』から、アニメオリジナル要素を中心にカットし話数を大幅に短縮、同時に画質の調整と画面率の16:9化を行った。
稀に描き直しや新規カットもあった。
はすべて新録された。
OPとEDは『Z』から一新され、映像もすべて新規となっていた。
EDの映像にはなぜかランチさんが出ていた。

第1期『改』は2009年4月5日2011年3月27日に放送され、サイヤ人編からセル編までのストーリーである。
アニメドラゴンボール』の部分はダイジェストのみに省略された。
第2期となる魔人ブウ編は2014年4月6日2015年6月28日に同で放送された。

第1期は全98話を予定していたが、東北地方太平洋沖地震により1週遅れが生じたため、最終回の1話前である第97話で終了、第98話は未放映回となった。
(未放送回はBD-BOXなどには収録されている。)

未放送回の第98話の特殊エンディングには、『Z』のアニメオリジナルであるあの世武道会編のダイジェストが収録されている。

なお、第2期の話数は第1期未放送回も含めての通しとなっているため、第99話第159話となり、全61話で構成されている。

第1期放送開始(2009年4月5日)から、日曜9:00は『ドリーム9』と称され、第2期放送開始(2014年4月6日)から『STRONG(ストロング)9』と変更された。

カット状況

『Z』に多くのアニメオリジナルや、あらすじ回想などによる引き伸ばし演出があるのは周知の通りである。
『改』では『Z』での全話数を原作に近い状態に再編集されており、気を貯め始めたら10分以上かかることもある引き伸ばしや、オリジナルキャラによるオリジナルストーリーが、それなりにカットされている。
すべてなくなっているわけではない。

もちろんガーリックJr.編(魔編)や、ナメック星中、人気のある悟空免許を取りに行く話、あの世武道会編など、独立したアニメオリジナルエピソードは丸ごとカットされている。
また、『Z』のスペシャルとして放送された内容は一部ダイジェスト化されているか、まるごとカットされている(放送されていない)。

しかし、『Z』を観たことのある人は知っているだろうが、編集で消しにくいオリジナルも結構あったのである。
のちのちまで出番のあるグレゴリーを筆頭に、オーレンサタン子たちと、素人にも消しにくそうなオリジナルキャラクター普通に消えないまま残っている。
さらに、ギニューブルマチェンジセル四身の拳までも残っている。
それ以外にも、細かいアニメ版独自のセリフ戦闘描写も結構そのままである。

そのため、『改』は『Z』より原作に近いアニメというものであり、原作の話そのままのアニメではない。

ちなみに、当初の番組タイトルは『放送開始20周年記念アンコール ドラゴンボール改 鳥山明オリジナルカット版』だったが、第14話以降『ドラゴンボール改』と略された。

最終的に、第1期は未放映含めて全98話となり、『Z』サイヤ人編、フリーザ編、セル編あわせて全184話(ガーリックJr.編除く)から約53まで圧縮されたが、丸ごとなくなったガーリックJr.編などを考慮すると、倍速までは到達していない。
奇しくもDVDの巻数にすると同じ全33巻であった(『改』の収録話数は『Z』の半分の各巻3話)。

一方、第2期はもともとは海外のみでの放送予定ではあったものの、2014年4月6日2015年6月28日にのちのち日本でも放送された。
序盤はカットされているところが多かったものの、のちに劇場版ドラゴンボールZ 復活の「F」』の開が2015年4月18日からや全新作アニメドラゴンボール超』の放送が2015年7月5日からに決まったためか、2015年に入ったあたりから『Z』でのオリジナルシーンがそのままとなっているところが多くあった。
(過去に、『ドラゴンボールGT』の制作・放送決定により、『Z』魔人ブウ編が引き伸ばされたことがあった。)
それでも、『Z』魔人ブウ編全92話に対し、約66%まで圧縮されている。

第1期(未放送回含む)、第2期通して全159話だが、『Z』全291話(スペシャル2話除く)と較して約55まで圧縮されている。

キャスティング関係

新録のため、声優も当時のままとはいかない。
悟空ベジータフリーザなどといった最重要メンバーはそのままだが、当時のキャストで亡くなっている人も多く、また、それ以外にも何人か変更されている。
だったキャラクターの変更については放送前にあらかじめ告知されていた。

同じキャストでも全く同じ演技というわけではないし、こうした変化に関しては仕方ないところではある。
しかし、若本規夫演じるセル第一形態の演技だけは特筆するほど変化があったことは記載しておく。
はっきり言って賛否がわかれた。

楽曲関係

第1期の音楽は『Z』の菊池俊輔から、ゲームなどで楽曲を担当していた山本健司に変わっていた。
しかし、番組終盤になって作中に流れるBGM盗作であることを東映アニメーションが認めたため、終盤のBGMは『Z』当時のものなどに差し替えられた。
詳細は、アニメーション「ドラゴンボール改」背景音楽についてexitを参照。
盗作疑惑に関しては、東映アニメーションが発表するより以前にニコニコ動画にて摘されていた。
詳細は、sm14925684exit_nicovideoを参照。
再放送BD-BOX3巻以降、DVD7巻以降は菊池俊輔BGMに差し替え済みである。
(BD-BOX1・2巻、DVD6巻以前は回収および修正版の予定はなし。)
第2期では、劇場版ドラゴンボールZ 神と神』で音楽を担当した住友紀人が新たに起用された。

『改』としての展開

ゲームで『改』を冠した作品は『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』がある。
しかし、このゲームサイヤ人編だけではなく、「無印」のマジュニア編からのストーリーや、『Z』のアニメオリジナルストーリーも収録されている。
(天津も鈴置洋孝である。)
また、『ドラゴンボール改 アルティメット武闘伝』では、イフストーリー(『Z』のスペシャル劇場版の内容)も収録されている。
さらに、『ミラクルバトルカードダス』も『ドラゴンボール改』となっているが、「無印」、『Z』、『GT』、劇場版スペシャルなど全『ドラゴンボールアニメシリーズキャラクターカードが存在する。
いずれもタイトルは、『ドラゴンボール改』でありながら、内容は『ドラゴンボールZ』が含まれている。

一方、ゲームドラゴンボール レイジングブラストシリーズや、アニメも『ドラゴンボール エピソード オブ バーダック』、『ドラゴンボールZ 神と神』など、『改』ではないもの、『Z』とついているものでも、キャスティングは『改』のものになっているのが普通である。
そもそも『改』独自の要素はキャスティング音楽しかないのであるが……。

Blu-rayDVDは、サイヤ人フリーザ編が通し番号となっており、セル編からは「人造人間セル編」として、魔人ブウ編は「魔人ブウ編」としてそれぞれ別のBlu-rayDVDとなっている。
また、セル編や魔人ブウ編はそれぞれサイヤ人編やフリーザ編からの通し番号となっていない。

第1期では、次番組であるアニメONE PIECE』への受け渡しスポットもあり、『ONE PIECE』と合わせて『ドリーム9』として放送していた。
ちなみに、一時期、その『ONE PIECE』も『笑っていいとも!増刊号』へ連動しており、9:0011:45まで一体として放送されていた。

第2期では受け渡しスポットはなくなった。
しかし、『土曜プレミアム』で『ONE PIECE “3D2Y”エースの死を越えて!ルフィ仲間との誓い』が放送される週では、ルフィからお知らせがあると、中の人つながりクリリンが宣伝受け渡しをしていた。

第1期はそもそも『トリコ』が放送開始するまでのの前座的な盛り上げのための放送だったのかもしれない。
……などと、まことしやかに言われていた。
その『トリコ』が終了し、次番組として第2期が現在放送されたので、本当のところはわからないが……。
その後、『』や『復活の「F」』などが制作されたため、逆に充電期間の埋めだったのかもしれない。

2013年4月7日スペシャルコラボレーション番組『ドリーム9 トリコワンピースドラゴンボールZ コラボスペシャル!!』が放送された。
ドラゴンボールZ』のテレビアニメとしては最新作となった。
そのタイトルは、劇場版ドラゴンボールZ 神と神』に合わせて、『改』ではなく『Z』だった。

関連動画

関連項目

公式サイト

ドラゴンボール改 (第1期 : サイヤ人編~人造人間・セル編)

  1. 東映アニメーションexit
  2. フジテレビexit

ドラゴンボール改 (第2期 : 魔人ブウ編)

  1. 東映アニメーションexit
  2. フジテレビexit

ドラゴンボール改(第1期
サイヤ人人造人間セル第1話第97話
第98話は未放送
2009年4月 - 2011年3月
フジテレビ系列地上波 日曜9:00(『ドリーム9』)
前番組 後番組
ゲゲゲの鬼太郎
第5作
トリコ
ドラゴンボール改(第2期
魔人ブウ第99話第159話
2014年4月 - 2015年6月
フジテレビ系列地上波 日曜9:00(『STRONG(ストロング)9』)
前番組 後番組
トリコ ドラゴンボール超
この記事を編集する
関連記事

親記事

子記事

  • なし

兄弟記事

流行語100

掲示板

  • 881 ななしのよっしん

    2022/07/04(月) 22:06:29 ID: C/X0D8gsmY

    改は好きだけど、引き伸ばしが100%カットされきったわけではないので、あくまでZよりマシになっただけで結局原作を読んだほうがいのは変わらないという。

  • 👍
    1
    👎
    0
  • 882 ななしのよっしん

    2022/07/18(月) 17:05:02 ID: C/X0D8gsmY

    ドラゴンボール改調子いいときは3話を1話で回収してるんだよな。段々ダレてくるわけだが。

  • 👍
    0
    👎
    0
  • 883 ななしのよっしん

    2024/05/27(月) 12:50:26 ID: RTAD8CK+Ii

    BLEACH千年血戦篇なんて9話を1話で回収してるんだから、そのくらい気合を入れてもいいと思う。

  • 👍
    1
    👎
    0

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/12/06(金) 11:00

ほめられた記事

最終更新:2024/12/06(金) 11:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP