『ドラゴンボールZ』は、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』を原作とするテレビアニメ。
アニメ『ドラゴンボール』の続編。
しかし、本編ストーリーはそのまま後続番組『ドラゴンボールGT』に続く。
なお、同名の劇場版やゲームもあるが、ここではアニメ版について説明する。
鳥山明の漫画『ドラゴンボール』其の百九十五のサイヤ人編から最終話までをアニメ化。
終了して10年以上経つのに人気が衰えない化物アニメで、連載終了時、アニメシリーズ放送終了時までに生まれていなかった子どもたちにまで人気を博し、作品のみならず登場人物の知名度がかなりある。
何度も何度もゲーム化されているが、現在は後述の『ドラゴンボール改』が放送されたためか、タイトルが『ドラゴンボール』や『ドラゴンボール改』のものが出たりした。
しかし、内容は『ドラゴンボールZ』に準拠しているものが現在でも多い。
もっともタイトルが『Z』なのにピッコロ大魔王以前のキャラクターが出るものもあるが……。
アニメ『ドラゴンボール』シリーズの中でも、爆発的人気を誇ったアニメで、視聴率25%を記録していた。
フランスでは80%近い記録も取ったりとか、キャラクターが死んだらサッカーの試合前に黙祷があったりとかなんかとんでもないことになっていたなど……。
原作にも登場する孫悟飯(映像だけは「無印」のマジュニア編エンディングから登場)やベジータ、フリーザ、ギニュー特戦隊、セル、トランクス、ミスター・サタン、魔人ブウ、バーダック(もともとはアニメオリジナルキャラクター)などだけでなく、アニメオリジナルキャラクターであるパイクーハン、劇場版オリジナルキャラクターであるターレスやクウラ、ボージャック、ブロリー、ゴジータなども人気キャラクターとなった。
特に、最近ではバーダックやブロリーに新たな設定などが付け加えられている。
主題歌である『CHA-LA HEAD-CHA-LA』や『WE GOTTA POWER』もかなりヒットした。
超サイヤ人や元気玉、界王拳、瞬間移動、戦闘力は、アニメシリーズではこの『ドラゴンボールZ』から登場する。
これらの人気からか、サイヤ人編からセル編までは、デジタルリマスター版の『ドラゴンボール改』が2009年4月5日から2011年3月27日までフジテレビ系で毎週日曜朝9時に放送された。
魔人ブウ編は2014年4月6日から2015年6月28日まで同枠で放送された。
詳細はドラゴンボール改を参照。
そして、2013年3月30日には、完全新作となる劇場版『ドラゴンボールZ 神と神』が公開されている。
アニメ劇場版としては17年ぶり(『Z』としては第16作劇場版『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』から18年ぶり)の第18作となったため、大変話題をよんだ。
原作第517話の魔人ブウ戦終結から第518話までの10年の間に起こったエピソードが描かれる。
詳細はドラゴンボールZ 神と神を参照。
また、2013年4月7日にスペシャルコラボレーション番組『ドリーム9 トリコ&ワンピース&ドラゴンボールZ 超コラボスペシャル!!』が放送された。
2015年4月18日にまたの完全新作となる劇場版『ドラゴンボールZ 復活の「F」』が公開されている。
なお、前作の『ドラゴンボールZ 神と神』の続編である。
詳細はドラゴンボールZ 復活の「F」を参照。
なお、21世紀に入って作られたZは音楽担当や絵柄が違っており、どちらかと言うと「改」の作風に近いので、リアルタイムZ世代からの評価は賛否ある。
『Z』の第288話と第289話(原作の其之五百十七と其之五百十八、『改』の第157話と第158話)の間にあたるストーリーとして、『ドラゴンボールGT』から18年ぶりの完全新作連続アニメとなる『ドラゴンボール超』が2015年7月5日からフジテレビ系で毎週日曜朝9時に放送されている。
詳細はドラゴンボール超を参照。
アニメ『ドラゴンボールZ』といえば引き伸ばしである。
原作1本に30分放送できるほどの分量はとてもなく、途中で完全にアニメが原作に追いつき追い越しているので、どうしても引き伸ばす必用があった。
少しでもカバーするために、鳥山明の下書き原稿が届けられて、そこから脚本を書くという異常な体制が取られていたという。
特に、オリジナルを挟みにくかったフリーザ編の引き伸ばしは伝説的であり、毎回、冒頭に猛烈に長い前回のあらすじが入り(これに関しては、アニメ『銀魂』において「前話回想方式」の例としてネタにされた)、セリフの間には長いタメを入れ、バトルはできるだけ長引かす。
このような手法は、その後のジャンプアニメ(特に『ONE PIECE』)でも活用されている。
オリジナルはナメック星外の話を多く展開した。
フリーザ編のクライマックスは完全にピークとなっており、ナメック星が爆発するまで5分と言い出してから何週間もナメック星で戦い続けたのは語り草となっている。
同時に、ベジータの蘇生後の言動が原作とかなり異なってしまっており、終盤では悟空とフリーザが共倒れになったことで、ベジータが喜びのあまり爆笑し、第106話では怒った悟飯をボコボコにした挙句どこかへ飛び去ってしまうという、とんでもないオリジナル展開となっている。
しかし、その次の第107話では何事もなかったかのように、というか前話が本当になかったことになっており、原作通り、ベジータの助言に悟飯は感謝するという展開に。
フリーザ編最後の最後で、完全な構成ミスといえる。
一応フォローしておくと、この回に至るまでにベジータが相討ちを望む、という伏線はアニメ側独自で貼られていたほか、ベジータの言葉に対して先に殴りかかっていくのは悟飯の方であった。また、ピッコロに窘められて「貴様らの甘さには反吐が出る」と吐き棄てて、という場面なので、少し頭を冷やして次回の助言をした、と強引に取れなくもない。アニメ側の伏線を認知していなかった原作者とのやり取りが上手くいっていなかった可能性が高いと見られる(鳥山は名古屋在住で基本的に地元を出ないため)。
とはいえ、オリジナルがなければやはり『ドラゴンボールZ』ではないことも確かで、「ライブ感」などと安易な言葉は使うべきではないのかもしれないが、原作があっという間にアレンジされてアニメになっていく姿はライブそのものともいえた。
アニメが引き延ばしせざるを得ない理由は、視聴者の子どもたちもよく知っていたものだった。
だが、リアルタイム視聴者でもなければ結構つらいのも事実である。
のちに『ドラゴンボール改』が製作された主要因ともなる。
この『ドラゴンボールZ』に登場する孫悟空やベジータ、孫悟飯などをまとめて「Z戦士」と呼ぶことがある。
メンバーは下記のようにその時系列によって異なって捉えられる場合もあるが、『ドラゴンボールZ』に登場する味方の男の戦士格の登場人物全員と捉えられる場合もあるため、正確なメンバーは不明である。
サイヤ人編やフリーザ編での戦士は、「無印」からの戦士が主となっているので、「Z戦士」と呼ばれることは滅多にないため、セル編や魔人ブウ編での戦士を「Z戦士」と呼ぶことが多い。
元はゲームで使われていたのだが、後にアニメでもサブタイトルなどで使われるようになった。
ただし、戦士たちが自ら名乗ったり、周りから呼ばれたりすることはなかった。
また、「Z戦士」以前は「ドラゴンチーム」や「ドラゴンソルジャー」(こちらは曲にもなっている)などの戦士名もあった。
もちろんだが、『改』ではこのような呼び方はされていない(Zソードは原作でも登場しているためかそのままの名称になっている)。
ドラゴンボールZ 1989年4月 - 1996年1月 フジテレビ系列地上波 水曜19:00枠 |
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---|---|
前番組 | 後番組 |
ドラゴンボール | ドラゴンボールGT |
掲示板
499 ななしのよっしん
2024/04/13(土) 12:02:57 ID: 2KjCofBBic
やっぱりサイヤ人編がドラゴンボール全編通して、一番シリアスだと思う。
他のエピソードもシリアスだけど、全ストーリーで唯一、大団円ではないよな。
レッドリボン軍編まではそもそもメインキャラは誰も死なない。
ピッコロ大魔王編はドラゴンボールで全員蘇生という大団円。
ナメック星編は悟空が戻らないのを除けば大団円。
人造人間編は悟空が死んでるけどそれを除けば割と大団円。
魔人ブウ編も極悪人以外は全員蘇生の大団円。
全ストーリー通して、サイヤ人編が一番、胸糞悪い終わり方だと思う。
500 ななしのよっしん
2024/05/23(木) 23:23:27 ID: HIVwifuUAF
サイヤ人変のアニオリのナッパの母ちゃんデベソとかは面白くて好きだけど、ナッパが暇な3時間の間に虐殺するのはやめてほしかったわ… あそこで死んだ人らドラゴンボールで生き返れてないだろうし、なにより見ようによってはクリリン達が見殺しにしたようにも見えるのが嫌だった… 改で遊園地とか軍隊の虐殺はカットされてたけどTV撮影隊とかの殺害は残ってたし
501 ななしのよっしん
2024/10/15(火) 19:10:39 ID: og16zw8X5/
>>499
今思うと原作ではサイヤ人編だけラスボスを殺せてないからも後味がさらにましてるのもありそう
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最終更新:2024/12/15(日) 07:00
最終更新:2024/12/15(日) 07:00
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