ドリル・ウォリアーとは (ドリルウォリアーとは) [単語記事]

集いし力が大地を貫く槍となる、光さす道となれ！
シンクロ召喚！砕け、ドリル・ウォリアー！

ドリル・ウォリアーとは、アニメ「遊☆戯☆王ファイブディーズ」に登場するカードである。

概要

不動遊星が使用するシンクロモンスター。「ドリル･シンクロン」を専用のシンクロ素材に指定し、攻撃力を半分にすることで直接攻撃できる効果を持つ（ただし「クイック・シンクロン」も可）。また、手札を2枚捨てることで自身を除外でき、除外された自身を次の自分のターンのスタンバイフェイズに特殊召喚し、そのとき墓地からカードを1枚手札に加える効果も持つ。

VS 謎のD・ホイーラー戦で初登場。
「アンサイクラー」と「ボルト･ヘッジホッグ」、「ドリル･シンクロン」をシンクロ素材としてシンクロ召喚される。効果を使用してダイレクトアタックを決めたが、次のターンに「TG ブレード･ガンナー MAX X-10000」で戦闘破壊された。しかし、直後に「奇跡の残照」によって復活した。
次の遊星のターン、「Sp－スピード・エナジー」と「ガントレット・ウォリアー」で強化されてブレード・ガンナーを攻撃。ブレード･ガンナーを破壊できるかに見えたのだが……。

クラッシュタウン編のVS ロットン戦で再登場。
「Sp－デッド・シンクロン」の効果で墓地の「クイック･シンクロン」と「ロードランナー」を除外してシンクロ召喚された。効果を使用してダイレクトアタックしようとするが、ロットンは「ダイナマイト・ウォール」を発動。そしてロットンが取り出したものは……。

攻撃名は「ドリル･ランサー」、効果による直接攻撃時の攻撃名は「ドリル・シュート」。
効果による直接攻撃時は自身の手のドリルを発射し、地中を通して相手プレイヤーへ攻撃する。通常の攻撃時は腕のドリルを使って突撃する。

元々は「ドリル･シンクロン」と共に、モンスターイラスト募集の企画で採用されたカードの1枚。紹介されたはがきでは、カード名は「ドリル・ウォーリア」と書かれていた。

「E・HERO グラン・ネオス」と若干見た目が似ているが、特に関係はない。

OCG版

「ABSOLUTE POWERFORCE」（2009年 11月14日発売）でOCGに登場。

シンクロ･効果モンスター
 星6/地属性/戦士族/ATK 2400/DEF 2000
「ドリル・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時にこのカードの攻撃力を半分にし、
このターンこのカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
また、自分のメインフェイズ時に1度だけ、
手札を1枚捨ててこのカードをゲームから除外する事ができる。
次の自分のスタンバイフェイズ時、このカードの効果で除外したこのカードを
自分フィールド上に特殊召喚する。
その後、自分の墓地に存在するモンスター1体を手札に加える。
※「ABSOLUTE POWERFORCE」収録のカード（ABPF-JP041）による

除外効果で捨てる手札が1枚になった代わりに、墓地から回収できるのはモンスターのみとなった。また、アニメでは半分にした攻撃力は直接攻撃後に元に戻っていたが、OCGでは戻らないようになった。

1つ目の効果は攻撃力を半分にして直接攻撃できるもの。相手モンスターをすり抜けて相手プレイヤーに1200ポイントのダメージを与えられる。半分にした攻撃力は裏側表示になる、フィールドを離れるなどしない限り元に戻らないので、2つ目の除外効果で元に戻すことになる。
また、半分になるのは効果を使用した時点での攻撃力なので、装備魔法などの強化を行う場合は効果を使ってから使用したい。ただ、装備魔法などは除外効果との相性があまりよくない。

2つ目の効果は自身を除外するもの。1つ目の効果で半減した攻撃力を元に戻せるのに使えるほか、相手ターン中の除去カードや戦闘破壊を防げる。また、相手の装備魔法や「拷問車輪」などの影響をリセットすることもできる。

3つ目の効果は除外された自身を特殊召喚するもの。また、そのときに墓地のモンスターを手札に加える効果を持っている。手札の損失を取り戻せ、「死者転生」が毎ターン使用できるような状態になる。
また、この特殊召喚から手札に加える効果は全て一連の処理として扱われる。そのため、特殊召喚されたタイミングでカードを発動する事ができない（まだ効果処理の途中であるため）。つまり、この効果で特殊召喚されたときに「奈落の落とし穴」や「激流葬」を発動されることはない。

素材となる「ドリル･シンクロン」はレベル3なので、もう1体はレベル3のモンスターを用意することになる。「切り込み隊長」なら即座にシンクロ召喚が可能。また、「クイック･シンクロン」を使う方法もある。その場合はモンスタートークンや「黄泉ガエル」などの容易にそろえられるレベル1モンスターを用意する必要がある。

「ダンディライオン」との相性はいい。手札を捨てる効果と手札に加える効果を使えば毎ターン、綿毛トークンを特殊召喚できる。「クイック･シンクロン」と綿毛トークンでこのカードがシンクロ召喚できるため難易度は高くない。これを利用したデッキは【クイックダンディウォリアー】と呼ばれる。

「速攻のかかし」を回収し続ければ毎ターン相手の直接攻撃を防ぐことができる。「マインドクラッシュ」などで狙われる可能性があるので過信はできないが、ロックをかければこちらの直接攻撃だけで勝利できることもある。

除外するときに手札を捨てるのは、コストではなく効果である。そのため、暗黒界などの効果は発動する。また、手札を捨てるのと除外するのは同時なので、「クロス・ポーター」などのタイミングを逃すこともない。
「暗黒界の龍神グラファ」、「魔轟神獣キャシー」などを捨てて後で回収する、を繰り返すことで除去を使いまわすといったこともできる。

除外効果にチェーンされて「死者への供物」などを発動されてこのカードを破壊されてしまった場合、除外はしないが手札を捨てる処理は行う。「王宮の鉄壁」を発動されて除外不能になった場合も同様。無駄に手札を減らすことになってしまうので注意しよう。