ドン・サウザンドとは、アニメ「遊戯王ZEXALⅡ」の登場人物である。
遊戯王ZEXALⅡより登場した、バリアン世界に封印されていた神だドン。
CVは壤晴彦、宮本充(変身後)。
バリアン世界の神としてバリアン世界に存在していたが、数千年前の太古の時代、アストラルとの戦いに敗れバリアン世界へ封印されていたという。
その後長きにわたって伝説として語られていたが、「遊戯王ZEXAL」101話にて遊馬に敗れ復讐に燃えるベクターが、バリアン世界の真紅に染まった「悪意の海」の底にて眠りについていたドン・サウザンドを目覚めさせたことで、視聴者の間にもバリアン界の大ボスとしての存在が明らかとなる。
ベクターの命を代償に長い眠りから蘇ったサウザンドは、ベクターの精神内に宿り彼のボロボロになった体を完全回復するとベクターの内なる声として一体化を果たし、ベクターほかバリアン七皇達に「自らを完全に目覚めさせる鍵」として、遊馬たちの世界に存在する「7つの伝説のドラゴンボールナンバーズ」を回収するよう命じるのだった。
ストーリー展開が遺跡巡りという名の伝説のナンバーズ争奪戦の様相を成してきた頃は、アストラルもかつて封印したドン・サウザンドが目覚めた事実を知らなかった(或いはドン・サウザンドの記憶自体が抜け落ちていた可能性も高いが)。
また同様に、OP&EDが新しくなった第5期アニメではEDアニメのラストシーン辺りで、ドン・サウザンドの真の姿と推測されるシルエットが登場している。かつてのDr.フェイカーと同じく両腕を広げるポージングが印象的だが、これはもはやラスボス恒例のものなのだろうか。
やがて遺跡のナンバーズ回収が一通り決着し、バリアン世界の塔の頂にある玉座へベクターを導くと、遊馬とアストラルに敗北したNo.96をベクターの身体を介して吸収するが、この際サウザンドにも記憶が蘇る描写が見られた。アストラルと同じくドン・サウザンドの記憶でもあるらしい。
そして玉座へやって来たベクターの身柄を触手プレイで拘束すると、ハエとなったMr.ハートランドにさらなる力とカードを与え遊馬の元へ差し向ける。
ベクターに対して「お前がかつて、ナッシュとメラグを殺害した」と述べているようにベクターやバリアン七皇についても様々な事を知っている事が伺え、本格的に黒幕としての風格が現われてきている。
また、バリアン七皇達が持つ「オーバーハンドレッド・ナンバーズ(100超え)」を作り上げ、アリトをはじめとする人間時代の七皇達にこれらのカードを怒りと憎しみに満ちた偽りの記憶として与える事で、彼らが死後バリアン世界へと転生するよう仕向けていた。自身がアストラルに倒され封印された後、やがてベクターが自らの命を代償に自分を復活させるのも予見していたのかもしれない。
その後遊馬たちがMr.ハートランド撃破を通じてアストラルがドン・サウザンドの影を感じ取った事と時を同じくして、ナッシュとメラグがバリアン世界へ帰還を果たしたことでバリアン世界からの侵略が本格的に始まると、ベクターを通じてバリアン七皇を操り人間世界への侵攻を開始する。この際、高みの見物のみで何もしないベクターに対して詰め寄るギラグとアリトをベクターの呼び掛けに応じて洗脳した。
アストラルもまたドン・サウザンドが復活した事を知った事で、バリアン七皇の裏で糸を引いているのがドン・サウザンドである事を突き止めると彼を倒してバリアン七皇との戦いを止めるべく遊馬と共にバリアン世界へ趣こうとする。しかしそこへ洗脳されドン・サウザンドの手先と化したアリトが行く手を阻み、同時にアリトとの戦いの最中ついにドン・サウザンドの幻影が姿を見せた。(最初の登場から、主人公達の前に顔見せするまでおよそ半年以上である。)
こうして、ドン・サウザンドの力を初めて目の前で見せられた遊馬とアストラルは、改めてドン・サウザンドを倒そうと決意を新たにするが・・・
そしてバリアン世界との決戦の最終局面、遊馬に対するアストラルのようにドン・サウザンドはベクターの影となって彼に力を与えデュエルをサポートしつつ操り、ナッシュとミザエルを除く他のバリアン七皇を次々に吸収させていくが、決戦の末ナッシュがベクターをデュエルで破ると案の定「お前はもう用済みだ」とベクターを取り込んだ事で長髪のデュエルマッスル、もとい真なる姿へと変身を遂げた。イメージ的には神々しくなった佐藤先生みたいな感じだ。
どうやらベクターほかバリアン七皇達を作り上げた真意も、結局は復活を果たした後自身の力の糧とするために過ぎなかったようで、その圧倒的な力でバリアン世界と遊馬たちの住む地上世界をネットワークで繋げてしまい、さらに自身が新たなバリアン世界の礎となると宣言。その後カイトとの決着をつけバリアン世界へ戻ってきたミザエルとデュエルを行うも、なんとデッキから罠カードを発動し相手のカードを任意のカードへ自由に書き換えるという究極のチート力(もといチートカード)をもってミザエルが手も足も出ない程に簡単に倒してしまう。
(ただし、書き換え先のカードは相手のデッキの中のカードに限定されている。つまり、ミザエルは自分でデッキに入れたカードで倒された。)
まさに世界の運命すら御するをもってミザエルの力までも取り込んだドン・サウザンドは、バリアン七皇最後の1人たるナッシュを取り込んでアストラル世界を滅ぼすという方法を残しながら、「両者が受けたダメージがそのままアストラル世界へ降り注ぐ」というトンデモルールを設定し、遊馬とナッシュの2人と3つの世界を賭けた最終決戦を開始する。
視聴者の間では、七皇への干渉があまりに何でもアリだった上に、先述のカード書き換えがトドメとなり、遊戯王界では何かあったらすぐドン・サウザンドのせいにされたりするようになった。
そして、絶対に許さないと作中でも何度か言われたことがトドメになり、絶対に許さない扱いされるようになってしまった。ニコニコ動画でもその傾向が見られる。
「絶対に許さねえ! ドン・サウザンドオオオオオオ!!」
とある意味ネタとして言われてきたが、彼の使用したNO.やカードがOCG化された後、事態は急変する。彼の使用したヌメロンがOCG化に伴いヌメロン・ダイレクトがSNo.0ホープ・ゼアルの展開を劇的に楽に出来るようになった結果、SNo.ホープ・ゼアルが2020年10月1日から禁止になることが決定。奇しくもホープ・ゼアルが漫画版遊馬のエースであったため「ドン・サウザンドのカードがOCG化した結果、遊馬のカードがルール上禁止になる。」という本当に姑息な手をとしか言いようのない状況となってしまった。
「絶対に許さねえ!ドン・サウザンドオオオオオオオ!!」
今更ではあるが、名前の「サウザンド(thousand)」とは、英語で『1000』を意味する言葉である。
そのためか、一部の視聴者の間では「4桁のナンバーズが出現するフラグか?」とも言われていた。
だが、実際に出てきたのはナンバーズどころかカオスナンバーズであり、その上位種「カオスイマジナリー・ナンバーズ」までも出してきた。恐ろしい。
余談だが、担当声優の壤晴彦と宮本充は、ディズニー映画「The Lion King」の日本語吹替版にてそれぞれスカー・シンバ役で共演しており、両キャラクターとも作品の舞台となるプライドランドにて王として君臨している(スカーは一時的ではあるが)。
ちなみに胸にある紋章は設定資料によれば「バリアンズシール」と呼ばれるものらしく、バリアン七皇を取り込む事で七つ部分がそれぞれ七皇と同じ色の光を放つ。
ナッシュを取り込む事が出来なかった為に完全な状態にはなれなかったが、それを差し引いても脅威であった事は言うまでもない。
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最終更新:2024/10/15(火) 05:00
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