ナイトライダーとは、1982年~1986年にアメリカで製作された特撮アクションドラマである。
ナイト財団によって開発された人工知能「K.I.T.T.」搭載のスーパーカー「ナイト2000」と、ナイト財団によって命を救われナイト2000の相棒となった敏腕刑事のマイケル・ロングの凸凹コンビが主人公。
日本ではテレビ朝日系で1987年~1989年に全84話の中から74話が放送され、「ミュージックステーション」(テレビ朝日)でナイト2000がサプライズゲストとして呼ばれたことがあるなど、日米両国共に人気が高い名作ドラマであり、同時期に同じテレビ朝日系で放送された「特攻野郎Aチーム」と並ぶ、1980年代を代表するアメリカ産ドラマの両巨頭として認知されている。
2014年11月27日に、日本未放映であった残り10話のエピソードと、日本放映当時にカットされていた場面に当時と同じキャストによる新規追加吹替が施されたコンプリートブルーレイBOXがリリースされ、これにより日本語完全吹替版が誕生している。
本国アメリカでは本シリーズ終了後も1991年と2008年に新シリーズが製作されている。
2020年には、長編映画の企画が進行中であることが報道されている。[1]
・マイケル・ナイト
演:デビッド・ハッセルホフ/吹替:ささきいさお
本作の主人公。元々はマイケル・アーサー・ロングという敏腕刑事であり正義の心を持つ熱き男である。とある事件を捜査中、敵に顔面を銃で撃たれて瀕死の重傷を負わされてしまう。生死を彷徨うマイケルを死の淵から救ったのはナイト財団の総帥ウィルトン・ナイトであった。顔面を撃たれたことで整形を施され顔はウィルトンの息子・ガースと瓜二つとなり身分もウィルトンの養子でマイケル・ナイトとなった。ウィルトンは既に末期の病気に冒されており、自らの後継者としてマイケルに『一人の男が世界を変えられる』という言葉を遺言として帰らぬ人となった。ウィルトンが生前に開発したドリームカー・ナイト2000を駆り世界に潜む犯罪者達と戦う。続編となるナイトライダーNEXTでは自身の息子マイク・トレーサーにかつてウィルトンから受け継いだ言葉を語ってマイクにナイトインダストリーに参加するきっかけを与えた。
「"ドリームカー・ナイト2000"と共に法の目を逃れる犯罪者たちを追う、若きヒーロー"マイケル・ナイト"、人は彼を"ナイトライダー"と呼ぶ。」
しかしながら、彼をナイトライダーと呼ぶ者は劇中見当たらない。
・K.I.T.T.(キット/ナイト2000)
声:ウィリアム・ダニエルズ/吹替:野島昭生
ドリームカー・ナイト2000の頭脳たるAI。良くも悪くもマイケルの性格をいちばん理解している相棒。実直で真面目な性格で、ユーモアにも長けている。 一般的な車と同等に扱われる事や、犬をはじめとする動物(劇中犬以外では、黒猫、牛、馬、ロバ(名前が同じ「キット」という)、ウサギ、子供のライオン、メスの虎、ワニ、オランウータンに遭遇)が嫌いであるが、時折他の車(乗用車だけでなく、工事用車両に対しても)を思いやる発言をしたり、保健所の職員に追われていた野良犬をかくまうといった動物に対する優しさを見せたりもする(動物に関しては、時間をかけて接することで仲良くなる事もある)。反面、バイクに対しては「進化の乏しい乗り物」、「車輪付きほうき」などと表現して軽蔑。四輪の自動車より格下と見ているふしもある。また高所恐怖症。「重力に逆らった移動手段など不合理です」の台詞などから、飛行機嫌いであることが分かるが、これには開発者の1人であるボニー自身の飛行機嫌いが反映されているものと思われる。
・デボン・シャイアー
演:エドワード・マルヘアー/吹替:中村正
財団の責任者でイギリス人。紳士的且つ温厚な性格で在りし日のウィルトンとは戦友、。マイケルと意見が対立することもしばしばあるものの、彼の行動を全面的にサポートする良き理解者。軍を始めとして非常に広い人脈を持ち、大統領とも面識がある。事務方に見えるが実は博士号を持つ科学者であり、ナイト2000のボディを覆う分子結合殻の構造式を知る3人の人物の1人である。デボンのフルネームはパイロット版のみ「デボン・シャイアー」 で後のシリーズ版では「デボン・マイルズ」と設定が異なっているが、日本放映版では混乱回避のため先出の「デボン・シャイアー」で終始統一されている。また日本放映版でマイケルが行方不明となったデボンを捜す際、「デボン・シャイアー・マイルズ」と尋ねる場面がある。
・ボニー・バーストウ
演:パトリシア・マクファーソン/吹替:小山茉美
ナイト2000開発メンバーの一人で主にメカニックを担当する。第2シーズンを除く全編で登場する。第1シーズンではメカニック関連の知識に疎くK.I.T.T.に度々無茶をさせたりどこかしらを故障させるマイケルに対しては、冷たく当たる場面が度々見られた。第2シーズンでは財団から離れサンフランシスコの大学に在籍しており、研究のためマサチューセッツ工科大学に移る予定であったが、第3シーズン第1話にて自らも巻き込まれた事件をきっかけに以降再びナイト2000のメカニックとして復帰する。
「"ボニー・バーストウ"、ナイト2000製作メンバーの一人、メカニック担当。」
・エイプリル・カーティス
演:レベッカ・ホールデン/吹替:潘恵子
第2シーズンで財団を離れたボニーに代わりナイト2000のメカニックを担当する。K.I.T.T.に「技術者と言うよりはまるで母親のようです」と言わせるほど。メカニックの他にも、デボンの秘書的な役割や看護婦の仕事もこなせる才女。財団に参加する以前、旅行代理店で働いていたこともある。
「"エイプリル・カーティス"、ナイト2000のメカニック担当。」
・レジナルド・コルネリウス・3世(通称RC3)
演:ピーター・パロス/吹替:水島裕
第4シーズンから登場する。シカゴの街で街のチンピラを追い払う「ストリート・アベンジャー」であったが、とある出来事でマイケルと知り合う。その後敵によって完膚なきまでに破壊されたナイト2000の修復に一役買い、「スーパー追跡モード(SPM)」、「緊急ブレーキシステム(EBS)」、「コンバーチブルモード(Cボタン)」といった新機能を追加させ、デボンに財団メンバーとしてスカウトされて以降マイケル達と共に事件に立ち向かう。
「"レジナルド・コルネリウス・3世"、通称"RC3"、メカニックの天才。」
・ウィルトン・ナイト
演:リチャード・ベイスハート/吹替:大久保正信
ナイト財団の総帥で瀕死のマイケルの命を救った。ナイト2000を開発した人物であるが、自身は余命幾ばくも無い末期の病魔に冒されており、自分の夢をマイケルに『一人の男が世界を変えられる』という言葉を託して息を引き取った。
・スティービー(ステファニー・メーソン)
演:キャサリン・ヒックランド[2]/吹替:藤田淑子・樋口あかり(ブルーレイ版追加吹替)
マイケルの前身である「マイケル・アーサー・ロング」だった頃の恋人兼婚約者。作中ではシーズン全話中3度登場し「マイケル・ナイト」との仲を深めていく。マイケルからの愛称は「スティービー」であり、日本放映版でも紹介文や他のメンバーからも「スティービー」と呼ばれている。
・ガース・ナイト
演:デビッド・ハッセルホフ/吹替:有川博・宮崎敦吉(ブルーレイ版追加吹替)
ウィルトン・ナイトの実子。実父ウィルトンやデボン曰く「不祥の(ドラ)息子」であり、悪の限りを尽くしてアフリカの刑務所で終身刑を言い渡されていたが、ウィルトンの元妻であり実母であるエリザベスの手によって刑務所の脱獄に成功。その後は自分と同じ顔を持つマイケルに目を付け地位を奪っていった事に対し異常な復讐心を表して抹殺を企て、ナイト2000と同じ分子結合殻を備えた巨大トレーラー『ゴライアス』で対決を挑む。作中ではマイケル役のデビッド・ハッセルホフがガースと一人二役で演じており、両者の相違点は『髭の有無』で差別化が図られている。
掲示板
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最終更新:2025/03/31(月) 00:00
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