ナグーブ

ナグーブ(Naggoob)とは、クトゥルフ神話の神の名前である。

〈闇に棲みつくもの〉ニョグタの従僕たちの首魁である〈食屍鬼の父〉ナグーブ

―『陳列棚の恐怖』(リン・カーター著)より

概要

ナグーブは、『セイレムの恐怖』(ヘンリイ・カットナー)で言及されたニョグタ(Nyogtha)の異名でありニャルラトホテプ(Nyarlathotep)の化身であるという説も存在する。

〈食屍鬼の父〉とも呼ばれるナグーブはエイボンの書におけるシャウラッシュ＝ホー(Shaurash-Ho)と同一の存在である。

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ナグーブはリン・カーターの勘違いから産まれた神であり、始めカーターは〈食屍鬼の父〉をナグ(Nug)としていた。

しかしすでにH.P.ラヴクラフトは〈食屍鬼の父〉をシャウラッシュ＝ホーと定めており、ナグはクトゥルフ(Cthulhu)の父親であった。よってクトゥルフ神話内で〈食屍鬼の父〉であるナグはナグーブに変換され、ハイパーボリア(Hyparborea)では「シャウラッシュ＝ホーとも呼ばれるナグーブ」とすることで解決した。

そんな経緯から〈恐ろしき双子〉と知られるナグとイェブ(Yeb)を総称してナグーブと呼ぶこともあるらしい。

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関連項目

• クトゥルフ神話
• ニョグタ
• ニャルラトホテプ
• ナグとイェブ
• シャウラッシュ＝ホー
• ナグ
• ハイパーボリア