ナナシノゲエム目とは (ナナシノゲエムメとは) [単語記事]

そんなのただの噂だよ

　ゲームで死ぬわけないじゃん（笑）

ハ　イ　シ　ン　　カ　ン　リ　ョ　ウ

ナナシノゲエム目は、2009年 8月27日にスクウェア・エニックスから発売されたニンテンドーDS用ホラーゲームである。

概要

前作ナナシノゲエムから一年後。再び配信され始めた「呪いのゲーム」の謎を解き、恐怖の一週間を生き延びることが目的。前作同様、DSを縦にして一人称視点の３D画面をタッチペンと十字キーで操作する3D モードと、DSを横にして十字キーとA・Bボタンで操作する2Dモードを交互にプレイしていく。話が進むにつれて現実とゲームがリンクしていき、攻略にTS（携帯端末）を使うことが前作に比べて多くなった。更に3D サウンドの音響効果により臨場感と恐怖が増すため、雰囲気重視でプレイしたいならヘッドフォン推奨。

3D モードでは新たに「見えざるものを見る左目」という機能が追加された。一人称視点を利用してDSの右画面が右目・左画面が左目という扱いになっており、右画面（右目）に映らないものが左画面（左目）に映ったり、何らかの現象が起こる際には左画面（左目）に激しいノイズがかかるなど、タイトル通り「目（視点）」を重視した内容になっている。

2Dモードでプレイする呪いのゲームにもドラクエ風のRPGだけでなく、横スクロールのアクションゲームが加わり、「ノロイノカアトリッジ」を手に入れることで対応する番号のステージをプレイすることができる。最初は簡単だが番号が大きくなるごとに難しくなっていき、20番台後半ともなれば初見殺しトラップ満載の死にゲーと化す。ちなみにステージ開始時の画面でプレイヤーキャラの横に表示される数字は残機ではなくこれまでの死亡数で、現実世界での死亡数もカウントされている。

ストーリー

かつて世間を騒がせた「呪いのゲーム」の噂。クリアできなければ一週間以内に死ぬというそのゲームをプレイしていた主人公の親友は一週間後、謎の死を迎えた。驚く間もなく主人公のもとに「呪いのゲーム」が配信されてくる。呪いの真相を暴くため半信半疑でプレイし始めた主人公に、信じられない現象が次々と襲いかかり…

登場人物

主人公
ゲーム開始時に名前を決めることができる。前作と違い、性別は男性で固定。
18歳。南都大学人文学部文化人類学科に籍を置く男子大学生。所属は川越ゼミ。
川越教授が主催する「不可視事象研究会」というオカルトサークルに入会させられており、レンやユウトとはそこで知り合った。
「呪いのゲーム」を進めるうち、突然現れた謎の少女から左目に「見えざるものを見る力」を与えられる。
窓が割れようが椅子が倒れようがまったく動じない上、わざわざ日が暮れてから墓場へ行ったり、目の前に危険が迫っていても配信があればTSを開くという鉄の心臓の持ち主。
実見野　恋（マミノ　レン）
18歳。女性。主人公と同じ南都大学の学生で医学部保健学科放射線技術科学に在籍。ユウトとは幼馴染。
幼い頃、レントゲンを撮られたことで「見えないものが見える不思議」に興味を抱くが、オカルトや超常現象には懐疑的である。
過去に火事で弟を亡くしているせいでか、主人公を守ろうという気持ちが強い。
シナリオが分岐する際、プレイヤーが選ばなかったルートには彼女が行くことになる。
大隣　友人（オオトナリ　ユウト）
18歳。男性。主人公とは大学入学時からの付き合いで家も隣同士。川越ゼミに所属。
華奢な見た目通りの大人しい性格だが、親友である主人公を慕うあまり幼馴染のレンを疎ましく感じていたことが後に発覚する。
川越　悠之助（カワゴエ　ユウノスケ）
41歳。男性。主人公らが通う南都大学の人文学部文化人類学科教授。
前作に登場した大山教授とは同窓の友人で、彼以上にオカルトに傾倒している。
「不可視事象研究会」というサークルを主催する他、「情報結晶理論」という独自の理論を提唱し、主人公の左目にもたされた力に興味を抱く。
某芸能人を彷彿とさせる特徴的な髪形をしている。
白い服の少女
 長い黒髪に白いワンピース風の服を着た謎の少女。主人公の左目に「見えざるものを見る力」を与えた。
以後も様々な場所に登場しては主人公の窮地を救ったり、真実に近づくためのヒントを教えてくれたりと、主人公に対して協力的。
彼女の姿と彼女が残す白い手形は左目でしか見ることができない。デレ担当。
赤い服の少女
 主人公の行く先々に現れる謎の少女。服の色以外は白い服の少女と瓜二つ。
呪いの真相を暴こうとする主人公に敵意を抱き、現実でもゲームでも様々な妨害を行ってくる。
白い服の少女と同じく、彼女の姿と彼女が残す赤い手形は左目でしか見えない。ツン担当。