ナビタンとは (ナビタンとは) [単語記事]

ナビタンとは、以下の事を指す。

NHKの集金人が使用する携帯端末。
韓国の猫鍋。猫を煮込んだ料理。

ここでは2の鍋料理について記載する。

ナビタン（料理）

ナビタン(나비탕)とは、韓国の猫を煮込んだスープ料理である。他にミョタン(묘탕)の名称で呼ばれることもある。「ナビタン」の「ナビ」は韓国では一般的な猫に付ける名前、または猫に呼びかける際の一般的な名前で、日本でいうところの「タマ」に該当する。

現在でも韓国の一部地域で食される料理で、薬膳として神経痛や関節炎に効果があるとされている^[1] 。調理の際には生きた状態の猫をそのまま湯を沸騰させた鍋の中に放り込み、猫に苦痛をわざと与え、悲鳴を聞くとその年の厄除けになるとも信じられている。
大事な来客をもてなす料理として振る舞う場合には、特に生後3ヶ月の子猫が良いとされる^[2]。

韓国でも近年では犬食同様に猫食も批判の対象であり、残酷に屠殺することは動物保護法で禁止されている違法行為である。捕獲や売買に関しても禁止されているが、野良猫の場合は駆除する対象ということもあり、捕獲や売買については処罰の例外となる。そのため韓国の市場等では生きたままの野良猫が商品として堂々と販売されている。
しかし、衛生管理のされていない野良猫は寄生虫がいることも多く、摂取することは大変危険である^[3]。