ナンバリングとは、ファイルやデータなどに番号を割り振ることである。
主にデータの整理やファイルの管理、あるいはシステムを効率的に動かすための目印にするためなどの目的により50音順、あるいはアルファベット順、登録順などの特定の基準や順番に従って機械的に割り振ることが多い。
ナンバリングされた資料は目録なども同時に製作され、ナンバリングされた対象がどれほど大量であろうとも、どこに何があるかどこを探せばよいか一目瞭然となり、作業効率の上昇が見込める。また、誰が情報を取り扱うにせよ必ず具体的な数字を出すことができるため、熟練者でなくともそれなりの成果を出すことが期待できる。
計画的に作られた都市などでは通りや区画にも順番に数字が振られているが、これもナンバリングの一例といえるかもしれない。例を挙げるならば、札幌などが挙げられるだろう。このナンバリングも今自分が街のどこにいるか、目的地がどこかなどを数字で直感的に理解できるというメリットがある。
ナンバリングのデメリットとは、すなわちメリットの裏返しのところにある。
数字で管理する場合、それはあまりに機械的になりすぎ、人間の温かみを感じないことがある。一度数字をつけて管理されるような状態になった場合、数字をつけられたもの本来の性質が忘れられ、管理する側も単なる情報としてしか扱わなくなる可能性もある。さらに、番号を振ったがゆえに外部からの侵入者などにも大切な資料がどこにあるか一目でわかってしまうというセキュリティの問題も抱えている。
2010年現在の日本でこのデメリット関連で大きな問題となっているのが2002年から始まった住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)である。
日本国民全員に番号を割り振り、役所の仕事効率を高めようというこの試みは、同時に個人情報の流出の可能性も高めており、各地で導入を取りやめる自治体やプライバシーの侵害を訴える訴訟が発生した。
期間限定のものやプレミアがつくような商品では、購入の証明などの目的でシリアルナンバーが振られることがある。
長期間にわたってシリーズを出し続けている作品などでは本編とスピンオフの関係を示すために本編にのみⅡやⅢなどの数字をつけ、スピンオフや外伝作品には別のタイトルを冠する場合がある。
詳細はナンバリングタイトルの記事を参照。
世界的に普及しているアルファベット・アラビア数字で駅ナンバーを振ることで、外国人などでも目的の駅に行けるようにする手段である。日本では1980年代中盤辺りに長崎電気軌道が導入。2002年の日韓ワールドカップを皮切りに地下鉄などでナンバリングが普及し始めた。
ナンバリング法則は1~2文字のアルファベット(路線名)+数字が殆ど。一部事業者はアルファベットを使用しないことも。
ニコニコ大百科でも新しい記事が編集されるたびにページ番号が付与され、ナンバリングされている。このページ番号は記事名変更しても変わらない、そのページ固有のものとなる。
掲示板
提供: うお~あいに
提供: nns
提供: cochma
提供: 夕陽
提供: yui@柱島
急上昇ワード改
最終更新:2025/03/31(月) 13:00
最終更新:2025/03/31(月) 13:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。