ニクラス・ルーマン 単語

3件

ニクラスルーマン

  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

ニクラス・ルーマン(1927~1998)とは、社会システム論で有名な社会学者である。

概要

1927年ドイツリューネブルクで生まれた。第二次世界大戦への従軍から捕虜収容所での生活を体験し、戦後ギムナジウムを卒業裁判官助手からニーダーザクセン州の文部省を経る。しかしアメリカに留学しタルコット・パーソンズらと出会う。帰後は博士号を取り、社会学者として活動、フランクフルト学派であるユルゲン・ハーバーマスとの論争でも有名である。

彼の思想的な出発点は、人間は制度によって負担を軽減するというアーノルト・ゲーレンの「哲学人間学」、社会はあらかじめ構造が規定されておりそれに合わせて機的な働きが必要になるというタルコット・パーソンズの「構造―機システム理論」などにある。これらを合わせてルーマンは、複雑な環境人間システムによってその複雑性を縮減する、という社会システム論を展開したのである。ピエール・ブルデュー近代を階級分化した社会ととらえたのに対し、ルーマンは機分化した社会ととらえたのである。

そしてルーマンのもう一つ大事なキーワードがウンベルト・マトゥラーナ、フランシスコ・バレーラからされた「オートポイエーシス(自己生産)」である。人間コミュニケートできず、ただコミュニケーションのみがコミュニケートできる、というあれである。
つまりルーマンは社会を成り立たせているのは人間でも行為でもなくコミュニケーションであり、システムシステム自身が自分で生産しそれが延々と繰り返され続けている、ということをするのだ。社会システムから社会システムが生まれ、その新たな社会システムがまた新たな社会システムを生み、ということが続けられていくのである。

関連商品

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
[単語]

提供: 樹葉 緑

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/04/24(水) 01:00

ほめられた記事

最終更新:2024/04/24(水) 01:00

スマホで作られた新規記事

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP