ニコニコ大百科:Wikipediaとの相違点

ニコニコ大百科はWikipediaではありません

ニコニコ大百科は、一般向けのオンライン百科事典を目指しています。オンライン百科事典として著名なサイトのひとつにWikipediaがあります。両者ともオンライン百科事典であるということは共通していますが、その性格は異なります。

以下、Wikipedia:ウィキペディアは何ではないかを基として、ニコニコ大百科がどのような性格のサイトであるかを記述します。

基本方針は、「ニコニコ大百科の記事は、面白くて迷惑をかけなければOK」です。あえて主観的な語句を採用しております。

この記事に書かれている内容について、確定したものではありません。また、すべての編集者が内容に同意しているわけではありません。そもそも、この記事自体が編集可能だからです。

ニコニコ大百科は紙製ではありません

ニコニコ大百科は紙製ではありません。紙面に限りがないため、記事の量について制限が緩和されています。

しかし、大きな記事は以下のような欠点があります。

• 閲覧にかかる時間等の資源を消費する。
• 記事編集時に用いるHTMLエディタの動作速度が低下し、記事編集の利便性を損ねる。

上記の欠点を避けるため、記事の分割や、表現内容やHTMLタグの整理などが必要となります。

ニコニコ大百科は辞書でもあります

ニコニコ大百科は、百科事典でもあり辞書でもあります。 語句の辞書的な定義やその羅列・語法案内に留まらず、 お絵カキコ・ニコニコ動画の動画・ニコニコ市場の商品などを参照した総合的な解説がなされることが期待されています。

ニコニコ大百科の記事は、ニコニコ動画と関係が薄い用語・関係のない単語や言葉などについても記述できます。 サイトの出自上、ニコニコ動画を始めとしたインターネット上でのみ用いられる用語についての解説が充実しています。 しかし、一般的な用語についての解説も強く望まれています。そしてその解説の内容が必ずしも正しいとは限らないという欠点もニコニコ大百科の特徴です。

ニコニコ大百科は演説をする場所でもあります

ニコニコ大百科は演説をする場所でもあります。 Wikipediaでは、編集者の意見を記事で述べることは原則的に許されません。 ニコニコ大百科では、個人の随筆・論文・批評文や独自の調査結果も記述できます。 それらを記述する場合には、百科事典の記事として客観性を持ち、誹謗中傷を行わないことが望まれます。 出典がなく第三者が検証できない記述であっても、「面白い」記事であることが重要です。

「面白い」という感覚は個々人で異なります。 あまりに主観的で広く支持を得られない記述を行った場合には、他の編集者により記事が修正されるでしょう。 そのような記述は、編集者のユーザ記事にて行うことを推奨します。

ニコニコ大百科の記事には、客観的事実と異なる記述が存在します。 閲覧者がある程度の知識を持っていることを前提として、事実の誇張やその一部の隠蔽、過度な表現、創作などが「面白さ」を生むためです。 多くの閲覧者が辞書的な用法や客観的な事実を知りたいと望む項目については、それに沿った記事編集が望まれるでしょう。

ニコニコ大百科の記事には、掲示板が付与されています。 Wikipediaのノートと異なり、記事編集に関わらないことに関しても自由に議論できます。 編集に関する意見が掲示板に投稿されることもあります。 それらの意見を反映した記事編集が望まれます。 ただし、掲示板での意見に過度に反応することもありません。 あくまで編集するのは、編集者自身なのです。

ニコニコ大百科には、ユーザ記事という種別の記事が存在します。 ユーザ記事とは、編集者が自らについて宣伝を行うことのできる記事です。 編集・レス・お絵カキコに関する記録や自身の主張を存分に行うことができます。

掲示板を利用することで、各記事の方向性を論じ合い、書かれている記事を「情報として活用」「正確性の追求」「ネタとして活用」など決めていくこともできる特徴があります。

ニコニコ大百科はミラーサイトでもリンク集でもあります

ニコニコ大百科はミラーサイトでもリンク集でもお絵かき掲示板でもピコカキコ掲示板でもあります。

ニコニコ大百科の記事は、単なるリンク集としても利用できます。 パブリックドメインやその他の情報源からのコンテンツの保存にお使いください。 外部サイトのコンテンツを保存する場合には、引用元を記述し引用であることを明確にしましょう。

ニコニコ大百科はフリーのウェブサイトでもプロバイダーでもあります

ニコニコ大百科は、ユーザ記事を個人的なウェブサイトやブログやウィキ、あるいはソーシャルネットワーキングサイトとしても利用できます。 ユーザ記事およびその掲示板では、どんな私的なことでも自由に書くことが出来ます。

ニコニコ大百科は知識ベースでもあります

ニコニコ大百科は知識ベース(ナレッジベース)でもあります。すなわち、情報やデータを無差別に収集する場所でもあります。しかし、それらの情報やデータは、百科事典として適切となるよう体系的に整理し、文章による解説が付与されることが望まれます。

FAQ集、格言リスト、観光案内、各種統計資料などのデータベース、レシピ集のような記事も歓迎されます。

ニコニコ大百科はいかなる団体の公式サイトでもありえます

ニコニコ大百科はいかなる団体の公式サイトでもありえます。

ユーザ記事を公式サイトとして利用できます。通常の単語記事・動画記事については、他の編集者も編集が行えるため、公式サイトとして適しません。

ニコニコ大百科は未成年者を保護するために記事の削除を行います

ニコニコ大百科には未成年者にとって相応しくないものが含まれているかもしれません。

ニコニコ大百科は一定の条件を満たせば誰でも編集できます。編集した結果は誰かが事前にチェックせずにそのまま保存され、変更は瞬時に反映されます。しかし、定期的に運営者が巡回を行い、未成年者が閲覧するのに不適切な記事内容の削除が行なわれます。

ニコニコ大百科は自分自身の記事をつくれます

ニコニコ大百科ではWikipediaやピクシブ百科事典のように自分自身についての記事作成・記事編集が非推奨ということはありません。

ただ、自分自身による記事作成にはリスクも伴います。このことについては自作自演の記事中で詳しくまとめられています。リスクをなるべく少なくするような記事表現が望ましく、またリスク発生時はそれを受け入れる覚悟が必要になります。