ニコニコ技術部(―ぎじゅつぶ)とは、テクノロジーを感じさせる「作ってみた」「やってみた」系の動画に付与されるタグである。
ニコニコ動画(ββ)以前は、工作や技術、ソフトウェア開発等に関する「製作系」動画を分類する公式カテゴリタグが存在しなかった。そこで、「ニコニコ技術部」タグはこれらの動画をまとめる準カテゴリタグ的な役割を担うことになり、科学、ニコニコ動画講座、エンターテイメント、その他等、様々なカテゴリに分散して存在していた。
事実上の非公式カテゴリタグとして長く機能してきたが、ニコニコ動画(9)において公式カテゴリタグに昇格した。ランキングにおいては、「科学・技術」カテゴリーに分類されている。最も動画数の少ないカテゴリでありながら、1000再生に到達している動画が突出して多い「少数精鋭」なカテゴリとなった。→ 「1000再生」参照
ニコニコ動画の誇る技術者集団。職業も環境も関係なく、ライバルに先を越される前に動画を公開できるよう、日夜開発にいそしんでいるらしい。
機械/電気/電子工作・化学実験・コンピュータソフトウェア/ハードウェア技術の応用・工芸から理工系卒論発表などに渡りジャンルは問わず、賞賛を得たいならば才能の無駄遣いをするに越したことは無いようである。
このタグの発祥は、「初音ミク実体化計画」周辺という説が有力である。作曲も絵もできない一人の男が、なんとかミクブームに乗っかろうと投稿した一本のネギ振り動画。これに衝撃を受けた技術者たちは、持てるだけの技術と発想を最大限に無駄遣い使い倒し、次々に作品を生み出していった。現在は、「語感の良さ」による拡大解釈が進み、内容もネギ振りやVOCALOID関連の枠を超え、さまざまな分野にまで広がっている。
ニコニコ技術部は、技術レベルが高く世間から注目される斬新な開発を公開している人もいる。そのためアマチュア研究家や科学少年から「いつかはニコニコ技術部に」と、あこがれの対象として見られる側面もある。
と書くと、ハードルが高いように思われる「ニコニコ技術部」であるが、このタグをつけることに制限は無い。むしろ自主的につけることが望まれている。遠慮して作品が埋もれてしまうのはもったいない。仮に、技術が素朴であったり失敗に終わったとしても、そのような作品はむしろ好評であることが多い。お互いにコメントしあうことで、次のステップにつながるからである。もし、自信がなければタグをロックせずにおいて評価を仰げばよい。なんだったら、仮入部から始める手もある。
「ニコニコ技術部入部にはネギを振るのが条件」という噂があるが、そんなものは、たぶん、ないw。代わりによくあるのは、どこのご家庭にも普通にあるボール盤くらいらしい。ねーよ。
「『ニコニコ技術部』の発展は日本の科学技術全体の発展を促していくと信じるものである。」
と、壮大に吹いておく。
最近は動画数が増えてきたことで定義が多少広がり、「ニコニコ発の技術」に限らずニコニコ技術部タグがつけられる傾向にある。
ニコニコ技術部まとめWiki:ミーティング、プロジェクト、対外活動などの連絡用に。
技術部員たちは、時には激しい開発競争を繰り広げ、時には共同開発に取り組む。その一部を紹介する。
詳細→あの楽器
詳細→ソーシャル・メディア衛星開発プロジェクトSOMESAT
詳細→ダイソンのあれ
詳細→作ってみた祭(ニコニコ技術部まとめwiki内)
現在上記の詳細リンクがうまく動作していないため、下記のURLを使用してください。
http://tinyurl.com/yc5u9xd
多数の方のご参加、ありがとうございました。
詳細→その発想はなかった祭(第一回)(ニコニコ技術部まとめwiki内)
動画の中の活動だけでなく、数々のイベントへの出展も活発に行われている。
内容としては、作品展示や、ノートPCを持ち込んでのプレゼンテーション、短時間(5分程度)で発表する「ライトニングトーク」などの発表などが多く、ときには「あの楽器」ブームを背景に自作楽器での演奏が行われることも。こういったイベントを通じ、動画で見た作品を実際に自分の目で見て体験できたりすることも多い。
ここでは主な出展イベントについてピックアップする。最近の状況については、定期的にニコニコ技術部まとめwikiをチェックするとよい。
有志たちが手弁当で集まり、全国各地で定期的な勉強会を開いている。勉強会といってもレクチャーを聴くというよりは、ノートPCを持ち込んでプレゼンテーションを聴くといった感じで、作品展示もあり、見て聞いて話をして楽しく勉強できるようになっている。
日程や詳細については、「勉強会とかやってみたい?」(ニコニコ技術部まとめwiki内)を参照のこと。
2008年4月20日(日)の東京某所にて行われたMake:Tokyo Meeting(主催:オライリー・ジャパン)において、ニコニコ技術部の有志が出展・参加した。株式会社ニワンゴ取締役である溝口浩二氏がブースを訪れるなど、好評を博したようである。
以後、MTM02(MTM2)、MTM03、MTM04 ・・・と続いており、ニコニコ技術文化祭が初めて開催された2009年10月から1ヵ月後のMTM04からは東工大で行われるようになった(詳細は別記事「MTM」参照)。
2010年5月22日(土)、23日(日)に東工大・大岡山キャンパスで行われた MTM05 では、ニコニコ技術部有志という形での参加ではなく各個人が直接申し込む形での参加となったが、申し込み時にニコニコ技術部を指定することで、それがニコニコ動画のタグのごとく働き、近傍のブースに集めてもらえることに。結果として MTM04 のときと同じような場所に「ニコ技大島」ができ、いつもと変わらぬ盛況ぶりを見せたようである。
2010年9月25日(土)、26日(日)には、Make:Ogaki Meeting 01 (MOM01) が岐阜県大垣市で行われた(中京圏では初の開催であった)。こちらはMTM04以前と同様、ニコニコ技術部として取りまとめて参加する形をとったようである。ニコニコ技術部で活躍するメンバーには首都圏だけでなく中京圏在住の人たちも多いことから、今後の盛り上がりが期待される。
2009年から東工大の学園祭「工大祭」の企画として「ニコニコ技術文化祭」が行われるようになり、それまでニコニコ技術部の勉強会で展示していた人達や、その周辺のものづくりが好きな人達も出展するようになった。
詳細は別記事を参照 → ニコニコ技術文化祭
(すでに記事のあるうp主のみ。一部の項目はVOCALOIDのプロデューサーの一覧にも)
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485 ななしのよっしん
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