ニコニコRPG外(道)伝とは、ツクール動画ニコニコRPGの派生作品の一つである。
ニコニコRPG完結後の2008年9月より、ニコニコRPG関係者の親交を深めようと、交流者の一人である絵師パタッパー氏が企画・製作した非公式外伝作品である。使用ツールはRPGツクール2000。
作品内では参加を表明した交流者(『参加者』)の分身となるキャラクターが多数登場する。
所謂、内輪向けのゲームであるのだが、同時にニコニコオールスターゲーでもあり、所々にニコニコで有名なネタが散りばめられているため、内輪ネタが苦手な人でも半オリジナル作品として見れば中々楽しめる動画となっている。
この作品の最大の特徴として挙げられるのが、なんと言ってもそのこだわりのグラフィックであろう。
作者パタッパー氏はこの作品の製作にあたって、グラフィックのほとんどを自作ドットで仕上げている。キャラチップ、背景、敵グラフィック、戦闘アニメーション、さらには毎話挿入される一枚絵までもが自作であり、その技術は一見の価値ありである。
さらに(絵が)「だらしねえな」と指摘された兄貴のドットも公開後しばらくのちにしっかり手直ししていたり、本家SD2氏にも負けないようなネタのの引き出しの広さを手に入れるために取材期間を設けるなど、細かいところで氏のこだわりが見て取れた。
しかしこういったコストの高いパフォーマンスは長続きしなかったようで、当初月一度の更新が三ヶ月に一度、半年に一度と次第に間隔があいていき、2011年から2012年中旬にかけては全く更新のない放置「事実上の休止」状態となる。
ファンからの指摘により2012年6月に製作を再開するも、来たる9月、作者の生活面・精神面の不安定を理由に製作の「無期限休止」を宣言、それから二年後の2014年11月に正式にエターなったことを宣言し、製作は終了。第6話で未完の作品となった。
なおその後に予定されていたストーリー展開は作者のブログにて語られている。
詳しくはここを参照→http://alphathmk2.blog99.fc2.com/blog-entry-1573.html#more
本作品は、ニコニコRPGのストーリー後半で登場したFooさんとその仲間達、裏方組の活躍を描いたサイドストーリー的な立ち位置となっている。
主人公であるごく普通の女子大生、加ノ瀬まなはある日夢の中で不思議な女性と出会った。
八雲紫と名乗るその女性は、まなに幾つかの質問した後、しばらく家を空けてもいい準備をするように指示した。
その夢に不思議な予感を感じたまなは、一応言われた通りに家を空ける準備をしたのであった。
殺風景になった部屋を見て感慨に耽っていると、突然裂け目のような物(スキマ)が現れまなを飲み込んでしまう。
裂け目の先は何処かのお城(キノコ城)。そして周りには様々な格好をした人物達(Fooさんとその仲間達)がいた。
何故自分を連れて来たのか問うまなに、Fooと名乗る男はこう答えた。
「世界を救うお手伝いをしてほしいのです」
登場人物があまりにも多く、記事が膨大になる恐れがあるので、ここで書くキャラは主人公と『参加者』のみに限定します。
ネタバレ成分が多分に含まれているので動画を一通り見てから読むことをオススメします。
加ノ瀬 まな(かのせ まな)
主人公。ごく普通の女子大生。18歳。名前は『可能性』をもじっている。腐りかけ。
頭に三本のアホ毛がある活発な女の子。仲良くなった人にあだ名をつける癖がある。
基本的に明るく優しい女の子だが、怒らせると怖い。
音楽が好きなようで、その影響で英語やギターを覚えたそうである。
またパタッパー氏曰く、妹がいるらしい。
戦闘スタイルは支援一辺倒。攻撃は苦手なようである。その能力を使うと髪が一時的に白くなってしまう。
ナンパされて困っている女の子を迷わず助けに行く程度に正義感がある少年……と思いきや女の子相手でも普通に殴り合いをしたりする暴れん坊。アルカナは太陽。
中学生くらいに見られるが実は18才と結構良いお年頃。シスコンで⑨で低身長。
まながシブタクにナンパされて困っている所を助けた事が切っ掛けで騒動に巻き込まれる。
だがその事は別に気にしていないようだ。むしろノリノリである。
まなと同じくFooさんの笛の力で能力を授かったのだが、その内容はまだ不明。
戦闘スタイルは拳一本で戦う物理攻撃キャラ。
まな達が森を進むうちに出会った謎の生物。
『一応』人間ではあるらしいがどう見てもそうは見えない。アルカナは刑死者。
見た目はシンプルな白い人型で、顔の部分に400と書かれている。
この400の部分を歪めたり動かしたりすることで感情表現する。性格は礼儀正しく義理堅い。
危ないところを助けてくれたまな達に何かお礼をと言い、そのまま着いて来ることになった。
シンプルかつ個性的な姿をしているためか、やたらと他人に顔を覚えられる。
無駄に回復力があるせいで変な利用価値を見出されている。
戦闘スタイルは、敵の攻撃をラーニングして使用する青魔法系キャラ。
森に住むぬこっぽい人。金令木の友人。アルカナは月。
敬語に偶にカタカナが混じるという独特な喋り方をする。基本的に穏やかな性格なのだが、怒る時はしっかり怒る。
森に起こった異変から彼を助けるためにやってきたまな達であったが、其処へ現れた敵を倒すために彼自身も戦闘に参加する。
その騒動で家を失くしたので、そのまままな達に同行することになった。
ヅラと着け耳を装備している。つまりはそうゆう事。
戦闘スタイルは、体当たりで敵に突っ込む物理タイプ。
ケツで割り箸を割るのが好きなプロレス風の男。アルカナは不明。
公園で大道芸のごとく見世物になりながら豪快に割り箸を割っている所にまな達がやってきた。
その後、何があったのか某ギャグマンガの下半身丸出しなクマと出くわす。
下半身丸出しは明らかに変態行為。警察に突き出す為にまな達とショーンは共に戦うことになった。
ケツで割り箸を割るのは変態じゃないのかと突っ込んではいけない。こう見えても彼は常識人なのである。
戦闘終了後、再会を匂わせながら何処かへと去っていった。
戦闘タイプは、召喚や派手なエフェクトの技を駆使して戦闘を盛り上げるお祭りキャラ。
をっさんの元で助手をしている銀髪の女の子。17歳。かなり擦れた性格をしている。アルカナは悪魔。いーちゃん。
中々綺麗な顔立ちをしていて、をっさん曰く『結構モテる』らしい。ただし人付き合いが苦手で片っ端からフッている。
更にそのちょっと冷たい性格が災いして友達ができず、引きこもりがちな生活をしていたらしい。
しかしをっさんの親心からまなと出会い、友達になった。その縁でまなのお手伝いもしてくれることに。
笑顔が作れない。作ろうとしても怖い顔になってしまう。まな曰く、勿体ないだとか。
しかし笑顔が怖い事も勿体ない事も自覚している。(400)曰く、自分で言いますか。
戦闘タイプは、鉄パイプ片手に敵を殴打する武器タイプ。極端にマイペースなため、HPが一定量を下回ると勝手に休憩を始める。
作者のブログから、実はストーリー上最重要の人物であることが明らかになった。
やふがニコニコのおかしさに気づき製作した量産型戦闘機械の試作品。アルカナは戦車。
見た目はまんま『/^o^\』こんなんである。ロボットのくせに現金な性格をしており、語尾に『~ヨ』が付く。
人工知能を搭載していたり、コンロになったり、上に乗れたりとやたらと高性能。
更にその上に乗ると高速移動をすることができる、所謂自転車役。
暴走やらなんやらと色々あったが、製作に協力したお礼にと譲ってもらい仲間になる。
機能は便利なのだが、モノコックの説得に一歩遅れてセキュリティを発動させてしまうなど結構間が抜けている。
戦闘タイプは、機械の体を活かした(?)攻撃が得意な特殊タイプ。
特に弱点の関係で同じ機械相手では大きな戦力となる。
日々バイトをしながら暮らす男。特に工事現場のバイトが好きらしい。アルカナは節制。
やふとは知り合い同士で、修理を頼んでいた改造ヨーヨーの受け取りに来た所でまな達と出会う。
その後、仕事を求めて川越に行くと告げた所、まな達と目的地が合った為そのまま同行することになった。
戦闘タイプはヨーヨーを使った懐かしの技で相手をなぎ倒す武器タイプ。更にはMP回復技も使える。
良い子の皆はヨーヨーを人にぶつけたりしてはいけません。バイトの兄さんとのお約束だよ。
ニコニコ技術部地下倉庫の警備をしていたロボット。見た目はドラム缶だが、それと言うと激怒する。
ロボットらしくカタカナ言葉で喋る。口調は丁寧だったり砕けたり。読みにくい。
機械の体を持て余していたところ、やふに地下倉庫の警備を任される。そこに迷い込んだまな達と出会うことになった。
装備は重火器と強力な物なのだが、地下倉庫という狭い場所にいる為その力を発揮できずにいる。
ニコニコ技術部の地下で出会い、地下を探索する間に一時的に仲間となる。
操作キャラではなく、装備している重火器で自動的に援護攻撃をしてくれる。アルカナはあるかどうかすら不明。
気がつくと宿にいたボクっ娘。
氷晶流という剣技を扱い、刀を所持している(白観剣というらしいが、この名前は自分でつけたらしい)。
重度のニート病らしく、どこぞの剣士のような事を言い出し絶対に働こうとしない。
川越の大穴を見に行った所何者かに突き落とされて金令木達と(一悶着あった後)合流する。
宿屋に入り浸っており、くらと仲良くしている為金令木に嫉妬されたりしている。
その為金令木とは殴り合いをしたりする仲でもある。
か、勘違いしないでよね!ボクはただ、コイツのことが好きなだけなんだからねっ!
何故か牛蒡が大好き。
作者のお気に入りキャラだったらしく、当初一介のモブキャラだったはずがプライヤーキャラにまで昇格したという経緯がある。なおリアルでも仲が良いらしい。
をっさん(おっさん)
まなが拾ったナビ機体の落とし主。カオスの研究をする学者。
最新式の機械らしく、失くすのは惜しいから届けてくれないかとまなに依頼する。
戦闘ではアイテムでナビを使うことで敵の特徴を教えてくれる。
返してもらった後は代わりに古いナビをまなに譲った。
物事の過程を見る事が出来るという結構凄い能力を持っているが、リスクが高い為無闇に使うような事はしない。
ちなみにその能力のおかげでまな達の事情は話さずともある程度は知っている。そしてその事に協力的である。
駅名しりとりの旅に出たいという夢があるが、半ば諦めている。
目次&モクジ(もくじ&もくじ)
まな達の行く先々に現れる魔法使いとその使い魔。
看板にしか見えない使い魔「モクジ」を駆使してまな達の傷を回復してくれる。いわゆる回復ポイントの役回り。
「モクジ」は人間の苦痛を食べてくれる、れっきとした悪魔らしい。
くら(くら)
宿屋を経営する姉御肌の女店主。エロオヤヂ発言が多い、というか普通にスケベ。
をっさんとは知り合いで軽口を叩き合う仲である。
お節介な上に色恋沙汰が大好きで、そうゆう匂いを少しでも匂わせるとすぐに食いついてからかう癖がある。
清々しい程の女尊男卑を貫いており、可愛いものが大好き。まなを始めとする女キャラに過剰なスキンシップを図る。
偶にその対象の大切な何かを破壊してしまう。男には美味しい人だが女には恐ろしい人である。
くらとの会話で名前のみ登場。
まだ詳しい事は不明だが、昔くらのせいで苦労していたらしい。
謎の緑芋虫。
ちみっこい古泉の頭にはりついている。
喋れないちび古泉の通訳をこなす。
偶にまな達の行く先でパン屋をやっている事もある。
ニコニコ技術部で機械製作に励むメカニックな男。
をっさんとは数回顔を会わせた事のある仲で、まなの持っているナビも彼が作った物である。
ふくよかな顔をしていて独特の喋り方をする。
近頃のニコニコのおかしさに感づき量産型富士山を試作していた。
ただし製作者の癖に量産型富士山の事を完璧には知り尽くしていない。
危機的状況でものんびりと喋るマイペース屋でもある。
今後はメカニックとして量産型富士山の強化をしたり、をっさんに並ぶ説明役のポジションになる予定だったという。
無題(むだい)
ニコニコ技術部の裏口から入れる部屋にいた大男。某ラ〇ンに似ているが気のせいである。
何でも屋をしているらしく、まな達のいらない物を買ってくれる。
街の事情には多少詳しいようだ。ただし金がないと何もしてくれない。
だってめんどうなんだもん。
やはり何時の間にか宿にいたコワモテの金髪男。
コッペパンクラブが765プロと共同キャンペーンを行うという情報を聞きつけやってきたアイドルヲタクである。
顔は怖いが気が弱く礼儀正しい。そして喧嘩も弱いらしい。
ななあき(ななあき)
某ディフェンスに定評のある男のせいで先に進めなかったまな達を助けてくれた(?)謎のデュエリスト。
魚が好きらしく、魚の形をした変なデュエルディスクを使う。
だが魚形でもデュエルディスクは本物で、カードを実体化させる能力を持っている。
物腰は柔らかめで渋い優しさを感じる男であるのだが、実は腹黒く他人とは一定の距離をとったりする。
バー『ホカンコ』を経営するモナ顔の男。立地が悪いらしく、経営状況はあまりよろしくないようだ。
横にいる男の名前の意味を知っている人は相当ニコニコRPG交流者内輪ネタに詳しい人と言えるだろう。
(交流者の中でもごく一部しか知らない名である)。
ニコニコ技術部の地下で発見した存在。
元はコンピューター機器のマウスだったが、とある人物の手によって人型の形をとるに至る。
単語でしか話す事ができないが、これはマウスなので文章を喋ることができないから。
物であるだけに、物を大切にしない人は嫌われる。
元は絵描きのマウスであった為、描いた絵を実体化させて戦わせることが可能。
銘菓「博多通りもん」を常備している。生まれたばかりなのにどうやって用意してるかは不明。
はっつん(はっつん)
雑魚敵。「ハツうめぇw」が口癖の何だかよくわからないコケシ。
普段は黄昏酒場に通っており、常に酔っている。使用する技は大抵そこで会得した物である。
酔っ払いに因んだ技や、前述の通り黄昏酒場縁の技を使用する。強さとしてはそこそこだが、油断していると体力をごっそり持っていく凶悪さを持つ。
その性質から、そのうち酔拳を使うのではと囁かれている。
再登場して強化されるごとに飲む回数が増えてるあたり、既に酔うほど強くなっているようではあるが。
ちなみに某青狸と同じ原理で微妙に浮いているらしい。
四角い眼鏡をかけた犬の軍人。アルカナは審判。中盤後期にパーティ入りする予定だったという。
元EDFのメンバーで、まな達を監視する任務でパーティに加わる。狙撃手で軍人気質といった性質から、戦闘などではサポートに徹し、そのことを自身の誇りとしている。パーティ中では特段目的を持たず、忠実に自分の役割を全うすることのみを考えている、度が過ぎて真面目な人物。はじめはパーティ内でも浮いた存在であったが、次第に皆と打ち解けていく(予定だった)。
長い黒髪の女性。アルカナは恋人。中盤にパーティ入りする予定だったという。
「鳩の呪い」というものにかかっており(まなも治すことができない)、呪いをかけた者を倒すためにパーティに加わる。パーティの中でも年長者であり唯一の既婚者で、豊富な人生経験からの心構えを説く役周り。「鳩の呪い」を逆に利用して空を飛ぶことなどができ、戦闘でもそれらを使用し、最終的には自分の力とする。最後の必殺技は旦那との連携攻撃だという。
宣伝動画にのみ登場。
罪袋が立襟のマントを着た姿をしている。
Fooさんの回想で出てきたカオス人は彼の分身だったようである。
宣伝動画にのみ登場。
首が「タ」の字の棒人間のような姿をしていて、おそらく身体のデザインが「レタリム」のトリックアートになっていると思われる。
宣伝動画にのみ登場。
東映版のスパイダーマンがオバケのQ太郎になったような姿をしていて顔の中心にZの文字がある。口調もダーマのそれである。
作者の分身。首と右腕だけ人間の男性で、それ以外は四角いカービィのような姿をしており、胴体部に人の顔が描いてある。
宣伝動画にその姿を見せているが、その後本編に出演する予定だったのかは不明。
掲示板
81 ななしのよっしん
2018/01/27(土) 01:35:20 ID: 0HDIAkdppT
結局のところ、ニコニコRPGが好きだったんじゃなくて仲間とバカ騒ぎするのが好きなだけだったんだろうね
だから簡単に制作を投げ出してもう今の界隈には目もくれない
彼の目には過去の光景しか映っていないんだ
82 ななしのよっしん
2023/05/14(日) 00:13:32 ID: q2Pr/9oZ/m
83 ななしのよっしん
2023/05/18(木) 19:54:36 ID: Jfh8D1U+QD
そうはいっても自分で素材とかイラスト描いて、ツクールでゲームにして動画にするって結構手間だぜ?
一部で自分のこと棚に上げて批判してる人もいるけどさ、連続物の創作がモチベーションの都合でエターナるなんてよくあることだし、
作者の人も多少優柔不断気味だっただけで、特段人柄が悪いってわけでもなかったんだよ。
だからそんなに個人叩きはしないでやってくれよな。
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最終更新:2024/03/29(金) 09:00
最終更新:2024/03/29(金) 09:00
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