ニンジン 単語

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ニンジン

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ニンジン(人参)とは、根を食べる野菜にしてはしい黄色野菜である。1本でもニンジンという。

曖昧さ回避
  1. (人参)朝鮮人参高麗人参・御種人参)のことを単に人参ともいう。中国韓国では現在も「人参」といったらそれをす(詳しいことはウィキペディアこちらexitを参照)。ウコギ科で、野菜のニンジンとは遠縁。
  2. (にんじん)ニンジンの形をしたセロファンに包まれて売られているポン菓子
  3. (にんじん)フランスジュールルナール小説(原題は Poil de carotte)。主人公である赤毛そばかすだらけの男の子あだ名が「にんじん」(厳密には原題と同じ「にんじん頭」)である。
  4. にんじん(実況プレイヤー)ゲーム実況プレイヤーの一人。

概要

ニコニコ大百科植物
ニンジン

分類 セリセリ科ニンジン属
学名 Daucus carota ssp. sativus

Daucus→別の植物ギリシャ語古名を転用
carota→ラテン語でニンジン、そ語源「角」
sativus→栽培の
セリ科 Apiaceae

ニンジン

このテンプレートについて

原産はアフガニスタン黄色橙色の根を食用にする。根は白色のものもあり、アントシアニンという色素によって濃紫色紅紫色紫色などになる品種もある。形も長いものから短いものまで様々である。

食用

煮たり(カレーシチュースープなど)、揚げたり(天ぷらかき揚げなど)して様々な料理に用いられる。生で野菜スティックとして食べることもある。甘味があるのでキャロットケーキなどのデザート材料にもなる。

独特の臭いがあるので好みが分かれ、特に子供にはニンジン嫌いが多いが、現在は品種改良が進んだことにより臭いが薄くなっている。このことから、トマトと並んで野菜ジュース野菜・果実ミックスジュース原料とされることが多い。

科学

ニンジンの成分といったら、何といってもベータカロテン(β-carotene)である。ニンジンの橙色の由来でもあるこの色素は、体内でビタミンAに変化する。なお、かつてはこの物質はベータカロチンβ-carotinとよばれることが多く、学校家庭科の授業などでもそちらで教えられていた。しかし1990年代になって単に「ニンジン由来の化合物(-in)」という意味しかないカロチンよりも「ニンジン由来の不飽和炭化水素(-ene)」とより厳密な意味を持つカロテンを使う専門が増え、ついに2000年カロテンに統一されることとなった。なおベータというのは直鎖状構造をもつカロテンの両端にあるベンゼン環内の二重結合の位置の組み合わせを示しており、他にもアルファガンマデルタエプシロンゼータが存在し、さらにトマトの色素で有名なリコペンリコピン)もこれらの仲間である。

ところで、動物細胞を一つ取り出してただ培養するだけでは、決して元の個体が再生することはない。その一方で植物細胞は、根の細胞でも葉の細胞でも全ての細胞が、条件次第で個体として再生する可性(分化全)を維持している。前置きが長くなってしまったが、植物がその力を持つことが初めて明らかになったのが1958年、ニンジンを用いたスチュワードライナートによる研究であった。彼らが発見した手法は不定胚誘導とよばれ、現在に至るまでそれが最も確立された植物はニンジンである。

生産

日本には17世紀に伝わった。明治以降、カレーライス人気により消費量が増したといわれている。

生産量は北海道(特に富良野市)が日本一千葉県(特に富里市八街市)がそれに次ぐ。岐阜県の各務原台地ではにんじんとにんじんの両方を生産する、全的にもしい二期作が行われている。世界的には中国の生産量が圧倒的で、アメリカロシアがそれに続く。

沖縄県うるま市)はの大部分がニンジンで占められているほど生産が盛んで、「キャロットアイランド」の別名もあり、のあちこちにニンジンをモチーフにしたものが見られる。

ニュージーランド北島にあるオハクネという町はニンジンの生産が盛んで、町の入り口では世界最大ともいわれる巨大なニンジンのオブジェ(高さ10m)が出迎える。また、アメリカカリフォルニア州のHoltvilleという町は「世界のニンジンの首都」を自称している。どちらの町でも毎年「ニンジン祭り」が開催されている。

ニンジンと動物

ニンジンといったらが連想される。特に、の前にニンジンがり下がっていて、どんなに走っても食べることができないという光景が思い浮かぶ。ちなみに、まさにこの光景のごとく、賞金などのごぼうびで釣ることによって人にやる気を出させることを「ニンジン作戦」という。

は甘いものが好きなのだが、かつて砂糖は高価だったので、おやつとしてニンジンを与えたという経緯があるという。ニンジンのほか、リンゴ蜂蜜角砂糖なども大好物である。ニンジンが嫌いなもいるという。

また、ニンジンといったらウサギが連想される。しかし、ウサギが必ずしもニンジンが好物というわけではなく、根よりも葉の方が好きだという話もある。

その他・豆知識

ニンジンに関連する人物

架空の人物

ニンジン嫌いな人

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